2005/12/23(金)16:49
南極とアザラシ
今日の話題は、「南極とアザラシ」です。
アザラシといえば「ごまふアザラシのたまちゃん」を想像する方が多いかと思います。北極にもアザラシはいますが南極にも生息しています。ところで、南極に白熊がいると思っている人はいませんか?実は白熊は北極にしかいないんですよ。
さて、南極での大型の生物としてアザラシがいます。昭和基地近くに住んでいるアザラシには、「ウェッデルアザラシ」と「カニ食いアザラシ」がいます。大きいので乱暴もののような気もしますが、性格はおとなしいです。ただし、子育てをしているときに近寄ると怒ります。イヌ科の動物だそうで、子の顔つきは犬にそっくりです。
南極の夏(11月頃から2月頃まで)には、ペンギンと同じ時期にアザラシも子育てをします。ペンギンとは違いアザラシは、海氷上にいることが多い様です。親のアザラシは海氷の割れたところから海にもぐって餌をとって、乳や餌を子にあげるようです。
自然は厳しいため、アザラシの子は親とはぐれるとすぐに死んでしまいます。観測隊員は自然の摂理を壊してはならないので、あきらかにはぐれたアザラシであってもそのままにしておきます。後日、その場所に行くと子が死んでいることもあります。また、それを餌にする盗賊カモメなども生息しています。
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