仕事でデジカメを使うことはほとんど無いので、普段から持ち歩くことはあまりありません。それにデジカメを持って出かけても、思ったよりウキウキしません。確かにきれいに撮れるしパソコンでの編集、管理も簡単・便利でケチのつけようがありません。でも何か釈然としません。撮れるのはただの「記録」であって、「写真」じゃないような…。
上の写真は富士フイルムから販売されている、暗室が無くても自分でモノクロ現像ができる「ダークレス」キット。使い方は、まず撮影済みのモノクロフィルム(パトローネのまま!)と現像液をハンドル付きの赤いキャップの容器に入れ、ぐるぐる回したり戻したりを3分ぐらいします。その後素早く容器の液を捨て、今度は定着液を入れ、またぐるぐる回したり戻したりを4分ぐらい。それが終わったら付属の缶切りみたいなオープナーでパトローネを開け、フィルムを取り出して20~30分水洗いし、陰干しして終了。ざっとこんな感じです(キットにはより詳細な説明書が付いています)。ちなみに液温を計る温度計が無いと難しいです。僕は3本ぐらい失敗してなんとかコツをつかみましたが、現像ムラが無くうまくいった時は感動しました。
こうして撮ったモノクロ写真のプリントとロールになったネガを一緒にプレゼントしたりすると、結構驚いたり喜んだりしてもらえます。