トモエリバー手帳
販売を予定しているハンドメイド手帳のモニターをお願いしている方から、「トモエリバー」というすごく万年筆と相性の良い紙があるとの情報をいただいたので、検証を重ねていました。その結果フールスペーパーにも匹敵するほど素晴らしい紙であることが判明したので、思い切って印刷屋に発注をかけ、それが今日やっと刷り上がってきました。写真の中央のベニヤ板で仕切った左がトモエリバー手帳用紙、右がOKフールス紙。両方とも枚数は同じ240枚です。トモエリバー(52g/1m平米)の紙厚は約7mm、OKフールスは(81g1m/平米)12.5mm。トモエリバーの薄さは圧倒的で、まさに手帳専用の紙。こんなに薄いのにインクのウラヌケは皆無で強度も十分なのは驚異的です。まだ試作はしていませんが、これで表紙の革や糊、他の部材と相性が良ければかなり薄手でもたっぷり書ける手帳が作れそうです。ただデメリットも判明しました。とにかく薄い紙なのですぐに折り目がつきやすいのと、印刷屋からはあまりの薄さのために機械に絡まりやすくて「面倒くさい紙だ!発注するならたっぷりしてくれ」とグチられた事でした。トモエリバーにするか、フールスにするか、あるいは両方の紙にするかは未定ですが、販売まではもう少しです。申し訳ありませんが、今しばらくお待ちを…。