生活リズムとか
双極性障害の他の人はどうだか分からないけれど、僕は生活リズムの変化の影響が出やすい。
一昨日の金曜は同じ部で、自分と同じく精神(うつ)の障害者枠の人と帰りが一緒になって、最寄り駅の近くの茶店で遅くまで話し込んで帰りが遅くなってしまった。
普段は19時には帰宅して晩飯を食べて、21時には風呂に入り23時に就寝というパターンなのだが、その日は21時に帰宅して晩飯を食べて、22時に風呂に入り23時に就寝した。眠りの質も違った。普段よりも浅い。結局、翌日はほぼ1日倦怠感に悩まされることになる。
躁状態と鬱状態の波はほぼなくなり、軽うつに落ち着いたとはいえ、後遺障害とまではいかなくとも、健常者に戻りきれていない状態を考えると、まだまだ自分はこういう残遺障害が続くかぎり障害者であり、薬もずっと飲み続けなければならない。
何より軽うつ状態に固定されてしまったのがつらいところで、意欲がわかないので生きていく上での楽しみを見出せないし、コミュニケーションもおくてになる。健常者のようには働けない。
双極性障害の治療期間という言葉をたまたま見たのだが、どうも自分の考えにはそぐわない。治療と言うならば期間が終わるということになると「治る」ということになるが、全てのひとが治るというのだろうか。少なからずそういう人もいるかもしれないけれど、治るというのなら健常者に戻るということだろう。多くの人は治るというよりは寛解と言うべきで、その後の人生を多くの人は気分安定薬を飲み続けることになるはずだ。治療期間は終わらない。それが双極性障害の人のほとんどではないかと思う。
治らない人がほとんどなのだから障害なのであり、自立支援や障害者手帳や障害年金がある。双極性障害で不利益を抱えているのであれば、全ての人がこれを行使するべきではないかと思う。しかし、主治医の考えもあるので、一概に全て何とかなるとまではいかないという問題はあるけれど。
僕の場合はずっとかかり続けていたクリニックの主治医は自立支援と障害者手帳は協力してくれたが、障害年金には否定的だった。たぶん、収入があれば申請するべきではないものだというお考えだったのだろう。しかし、そのクリニックが閉院になって、転院した先の主治医は障害年金の申請に協力的だった。
ちょうどその同じタイミングぐらいで元々いた会社から子会社に障害者枠で転籍した。収入は3割ほど下がった。しかし、障害年金の申請が通って、ほぼその下落差を埋めるかたちになった。何が幸いするか分からない。
でも、それでも現状維持だ。16年障害者として生きてきて、通算では6年も休職をした。もしその16年間を順調に健常者として仕事をしてきていた場合と比べると、収入の差は5千万でも全然足りないだろう。
収入のダウンや滅失利益の多さと障害度合は比例するのではないだろうか。障害度合が軽微ならば収入はダウンしないし、昇給も順調なのではなかろうか(事業縮小など会社の事情は別として)。前者ならば、収入があっても、きっと障害年金の申請は通るし、後者ならば、主治医が申請の診断書さえ書いてくれないのではないだろうかと思う。