ペンタブログ(気が向けば更新)

2017/02/19(日)17:36

バッテリーあがる

バイク(58)

「雨あがる」ならいいが「バッテリーあがる」は聞こえがよろしくない。 最近は平日は5連勤が続き、土曜は休養、日曜は余裕があれば少しバイクに乗るという感じだった。少しバイクに乗るのに間が空き、風は強いが天気が良かったので今日はバイクに乗るつもりでいた。 いつも通りバイクのカバーを外し、キーを回し、チョークを引きエンジンONといきたかったが、セルが回らない。いつもはキュルキュルブゥオンとなるのが、ジジジジと低い音がするだけである。 さて困った。とりあえずショップの人に相談の電話を入れる。たぶんバッテリーですねーということで、任意保険のレッカーサービスに頼んでバイクをショップまで運んでもらい、念のため他の原因がないか見てもらって来週には引き取ることになった。 私はメカにはめっぽう弱い。押しがけもできないので(カワサキ車は少し特殊で難しいのもあるが)、ツーリング先で何かトラブルに見舞われてしまうとお陀仏である。でもまあ今まで何とかなっている。遠出といえば、伊豆や長野ぐらいまでしか行ったことはないのだけれど。 昨年の夏が車検で、その時にショップの人からはバッテリーがそろそろやばいということは指摘されていた。しかし、何とか1年はもつだろうと思い、今年の夏の定期点検で交換をしようと思っていたが、今日逝ってしまった。まだバッテリーが原因だと決まったわけではないけれど、十中八九そうだろう。前にエンジンをかけて1ヶ月も経たなかったので、まさかこんなことになろうとは思ってもみなかった。トラブルは急にやってくるものだ。 なんだかんだで今のバイクは2012年の夏に購入したので、4年半が経った。2014年の冬には交通事故を起こし暫く自宅入院状態になった。バイクは何とか廃車は免れ、幸い損傷状態もひどくはなかった。ショップの人も丁寧に修理してくれて元気に走ってくれている。中古車としては程度の良いものであったかとは思う。されどまだ4年半だ。2006年製なので、もう11年経つ。いつかは突然致命的な故障が発生するのだろう。 物は産声を上げてから、たとえばバイクからすると起こるのは後ろ向きなトラブルはばかり。そしてどんどん劣化していき寿命を迎える。自分のことを考えても同じだ。幸い仕事ができているとはいえ、何の変哲も無い変わらない日々の連続。人間関係が希薄な毎日。ただ虚しく過ぎていく。そして劣化していく。 物と違い人間は社会性があり人間関係を構築できる。学校であれ会社であれ色んな化学反応が起きて色んな関係性を構築できる。それが醍醐味なのだと思う。ポジティブな場合もネガティブな場合もあるとは思うけど。でも、自分にはあまりにもそれが希薄である。 出来ればポジティブな化学反応を起こしてみたい。物のようにただ劣化していく。そんな人生で終わらせたくはないと思う。置かれた状況がそれを可能にするにはとても困難ではあるのだけれど。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る