PePePewのひとり言・・・

2007/03/03(土)05:06

新学期まで・・・・

アメリカ、徒然草(239)

近頃、めっきり秋の日差しになってきた東海岸。私の長い「夏の戦い」が、今日ようやく終わった。 日本でもイギリスでもなかった「夏季セッション」。アメリカでは、夏でも学校はやっているのである。まぁ、学校も「お客さん(学生)あってのビジネス」だし、講師たちも「お金」のためには「働く」のである。つまり、「教育」というのは「産業」なのですよ。 もちろん、学生は「卒業証書」という紙きれと将来の「お金(学歴)」のために、せっせと学校に通う。近頃では、すっかり子供の数が減ってきたから、学校も「“収入源”確保=学生確保」に大変だ。 だいたい、留学生だと生活すべてが地域に貢献することになるし、田舎では大歓迎。公立の学校だと学費が地元民よりもバカ高だから、学校にとってはいい「お客様」だ。 まさに留学生確保が、その学校の財政を担うといっても過言ではない教育産業の現場。だから、留学生が多い学校は、校舎や設備が新しかったりするもんねぇ。 それにしても、相変わらず驚くのは数学の弱さ。アメリカでもイギリスでも、サササッと暗算で計算できるくらいの人って、普通はお目にかからない。高校のころから、数学には「高機能計算機」を必須携帯の国らしく、自分で計算することを放棄しているかのようだ。 簡単な2桁の足し算・引き算でさえ、電卓がないと時間が異常にかかってしまう。これでも、いわゆる「理系」の生徒だったりするからびっくりだ。だから、教育現場全体で「計算しなくてもいい」ことが前提条件になっている。 それに、日本と違って、入学後に専門・専攻を決めることが可能なせいか、「口ばっかり達者」な学生たちが、うようよと理系クラスにいたりする。まぁ、「理系」といってもいわゆる「サイエンス系」ってだけ。日本の理系大学受験レベルとは、とても比較にならない。 ちなみに、アメリカの大学では、大人気の専攻はナント                   生物 と 数学 。この2つの専攻は、めちゃめちゃ・ダントツに多い。まさに「石を投げれば」あたるのである。特に生物はすごい。猫も杓子も・・・である。ついでだけど、アメリカでは生物学科はサイエンスに入ってないことが多い。計算はなくて、とにかく「記憶学科」だからね。 それにしても、学校がひとまず終わって、新学期が始まるまで「することがない!」とビビッている私。毎日毎日やってきたことを、もうしなくてもいい、というのは、本当に困る。まさに「退職したお父さん」の気持ちである。いやぁ、困った、困った・・・・・ でも、明日はとりあえずダンナの職場のバーベキュー会だから、予定はあるんだけどね。何を着ていけばいいのか、これも困ったもんだ。なんとか夜8時すぎから薄暗くなってはくるものの、気温はまだまだ80度(摂氏30度)を軽く超えている昨今。 まだまだ暑いのよ、東海岸・・・・・

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