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カテゴリ:アメリカ、徒然草
ここ数週間の寒さがウソのような、東海岸の今日の気温。ほんの昨日まで、外を歩けば氷点下-10度って感じだったのが、今日は朝から摂氏で7度くらい。一日中これで、しかもこれからは、もう毎日がこんな天気らしい・・・・これって、もう春? ところで、こんな陽気になると、出没し始めるのが動物たち。そうなると、運転するほうとしては「飛び出し注意」が気がかりだ。なんたって、言葉通じないし、信号も見てくれないもんねぇ、動物たちって。まぁ、スカンクさえ轢かなければ大丈夫だと思うけど・・・・ それにしても思うのは、犬や猫。日本だと、野良犬なんて「野良ちゃん♪」なんてかわいく呼ばれていたりするけれど、アメリカにはそんなものはない。基本的に、野良犬や野良猫がいない。つまり、「野良ちゃん」はいないのだ。 これには、動物に対する徹底した考え方が背景にある。欧米人の考える犬や猫というのは、「人間が作り出した、人間のための動物」だ。従って、「人間がいなければ生きていけない」と考える。だから、飼い主は絶対に必要。 というわけで、アメリカでは多くの市町村に「動物警察」というものが存在する。つまり、「野良ちゃん保護」の警官だ。逃げたのか、飼い主に放されたのか、そんな迷子の野良ちゃんたちを保護して、シェルターに隔離する。必要があれば、手当てをし、新しい飼い主を探す。 一方、虐待の通報にも応答する。どこかで飼い主から虐待されているペットがいれば、すぐにかけつけ、ペットを非難させる。そして、同じくシェルターに隔離することになる。虐待された動物は、衰弱していたりするものなのだ。かわいそうに。 確かに「野良ちゃん」という響きは、どことなくかわいい。でも、もともと犬なんて野生の動物ではない。いくら理由があろうとも、やっぱり「その辺に放す」っていうのは間違い。野生では生きていけないのだよ、犬って。 やせこけたり病気になってしまっても、誰も助けてくれないかわいそうな野良ちゃんズ。日本では、今でも野良ちゃんがいっぱいいるんだろうなぁ。 こういうことは、日本もアメリカを見習ってもいいと思う。 早く、日本にも「動物ポリス」ができるといいなぁ・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 21, 2007 06:46:46 AM
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