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カテゴリ:アメリカ、徒然草
アメリカ社会でよく思うことの一つが「ベジタリアン」っていう認識。これ、一般的には「野菜しか食べない」人のことだと思うんだけど、聞いてみると、実はいろんなタイプがあるらしい。 不思議なことに(?)、アメリカで見かけるベジタリアンの多くは「肉は食べないけど、魚はOK」とのこと。まぁ、動物という意味からすると、確かに魚は動物とは言いがたい・・・なんたって、動物とは一般的に哺乳類のことを指すからね。 聞けば、やっぱり多くは「家で動物(特に犬)を飼っていて、かわいそうだから」っていう理由。中には「哺乳類同士だから、共食いはしない」っていう人もいるけれど・・・でも、さすがに人間、サルは食わんだろう、サルは。 それに、彼らに好きな食事を尋ねると、多くが「日本食」と言う。日本食とは「肉を食べない」かららしい。そしてもちろん、彼らの定番は「味噌汁」と「カリフォルニア巻き」。でも、そんなのを「日本食」と言われてもねぇ・・・ こんないいかげん(?)なベジタリアンもいれば、Vegan(べーガン)と呼ばれる「徹底的なベジタリアン」という人達もいる。こういう人達は、肉類はもちろん乳製品はおろか、魚も食べない。 すごい人達は、調理の際に使用する油も、もちろん絶対植物性。バターなんて、使わない。それに、衣類でさえ動物関係のものは絶対に着用しない。革のカバンなんてもってのほか。そういえば、フィオナ・アップルがVeganだよなぁ。 もともと仏教徒だって「殺生はご法度」なはず。バンコクにいるころは、友達が蚊をぶっ叩くのにも「成仏しろよ~」なんて言ってたっけね。それに、密室(車中など)ではバンバンたたき殺すくせに、普段は手でささっと追い払うだけ。一応、私の友達でも「人目」は気になるようだ・・・ 屠殺だって、「仏教徒は殺さない」と言って、あえて異教徒(イスラム教とか)を雇うし、だいたいカーテンで仕切って通りを歩く「仏教徒に見えないように」してあったもんだ。でも、同じ仏教徒でも、日本ではそんなの聞いたことないなぁ・・・・ 実際、ベジタリアンである人は、世界中でイギリスが最も多いらしい。でも、その割にはみんな「まるで動物脂肪をたくさん摂取しているかのように」お肉がついてると思うんだけど? まぁ、確かに殺生は気が進まないけれど・・・・ 結局、自分では殺さないけど、食肉を購入するってことは、「お金を払って、誰かに代わりに殺してもらってる」ってことなのかなぁ。 なんだか、罪、感じちゃうわ・・・・・一応、無宗教だけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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