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まるぼぁな日々

まるぼぁな日々

決心

          2005年12月16日の日記より



          私、まるぼぁ氏と結婚することになりました。Flowers



          出逢って1年と3ヶ月。
          出逢いって不思議です。
          人生、どこでどんな出逢いや出来事に巡り合うことか、本当にわからないものです。
          もちろんいい意味で。

          以下、私がこの1年間で考えたこと・感じたことを書き留めたいと思います。
          決意表明として、自分に言い聞かせる意味も込めて。


          ****************************************



          出逢いから3ヶ月半をオーストラリアで一緒に過ごした私達。

          仕事のストレスもなく、
          母国での日常生活から離れて、お互い1対1で向き合えました。

          これはとっても大切で貴重なスタートだった。


          日本とスイスで離れてしまう時にまるぼぁ氏は、
          「スイス行きのチケットなら今すぐにでもあげるよ。」
          と控えめに言ってくれました。

          私は、留学後に日本でやりたいことがあったし、
          3ヶ月半の恋愛でスイスなんて遠いところへ行く決断の時期ではなかった。
          人に何かを強要する事が大キライなまるぼぁ氏は、
          私の気持ちもわかってくれていました。


          でも、まるぼぁ氏の心の中に「私との人生」がある。

          そのことが真っ直ぐに伝わってきました。

          そして私の心の中にも「まるぼぁ氏との人生」がある。

          そのことが不思議なくらい自然にあったのでした。






          2005年1月にオーストラリアから帰って以来、私の気持ちはまるで「台風の目」のよう。


          自分自身はすごく冷静。(なつもり、かもしれませんが・・・)
          でも大切な家族や友達と一緒に居るにつれて、
          「もしや、これはとんでもない決心なのではないか・・・」
          「もしや、周りを勢いよく荒らしているのではないか・・・」
          と立ち止まってしまう。



          朝、目が覚めて、
          「ここがスイスだったら・・・」
          と思う瞬間、
          ふっ。とたまらない不安感に襲われる。



          四方八方を高い高~い壁に覆われているような感覚。
          あるいは、
          先が見えない延々と続く長い長~い道の、ど真ん中にいるような感覚。


               


          暗いのだか明るいのだか・・・。



          オーストラリアの留学中、行き詰った時にも味わったこの感覚。

          自分の掲げた目標まで到底手が届きそうになくて。
          でも、
          これを頑張ってよじ登ったら、自分が欲しいものに手が届くじゃないか。

          自分が欲しいものがやっと見つかって、
          いざそれに手を伸ばす準備が出来た時、

          胸がきゅーーーっとなる不安感。


          でも、私はゼロじゃない。
          今まで生きてきたんだから、私にだって出来ることがあるよ。

          立ち止まったり、自分を信じたり。




          一番大切なのは、まるぼぁ氏との関係。

          私は彼のことを、両目をしっかり開いて見ているだろうか。
          そして彼も私のことを、両目をしっかり開いて見てくれているだろうか。

          プラスな事もマイナスな事も、言いにくいことも伝えてきたし、
          話し合いがしっかり出来る関係も始められた。




          「まるぼぁ氏を失ってもいいの?」


          答えは迷うことなく、「No.」





          だから、2005年の10月に彼が来日してくれたとき、
          もしも彼が言ってくれなかったら、
          私からプロポーズする。
          と、気持ちを固めることができました。

          結果、来日早々に、プロポーズをしてもらいました。
          とっても嬉しくて幸せ。

          自分からプロポーズなんて、
          スイスで暮らすとなると、
          経済力もましてや語学力も無いのに、よく言ったものです。
          それに引き換え、まるぼぁ氏は私が5月にスイスに滞在した際には、
          私の新しいネットワーク作りにとても協力してくれました。
          そして、経済的にも私を迎える準備が出来ているという点もかなり大きいのです。
          現実的に、私との結婚の意志を約1年間伝えてきてくれました。


          「大きな決断したねー。すごいねー。」
          と周りに声を掛けてもらうことも少なくないけれど、
          どうもこれはピンとこない。
          そのくらい自分の中で、この決断があまりにも自然だった。

          「すっごいじゃん!フランス語も話せるようになるねー!」
          そう言われることで、心が晴れやかになることはほとんどない。
          数ヶ国語話せるなんて珍しくない社会での生活。
          私のフランス語は超ド初級。
          スイスが好き。という以前にヨーロッパに興味さえ抱いていなかった私。


          まるぼぁ氏が家族や友達と話すフランス語を聞いて、
          「不可能だわ~、ぷぅ・・・」
          とひっくり返りそう。

          さぁ、一体どうやって?

          やれば出来る!

          でもやらなければ出来ない。


          そんな気持ちを行ったり来たりしながらの日々でした。

          自分の努力次第!

          そうやって自分をプッシュし続けることは
          時にものすごくしんどくて諦めそうにもなってしまうけど、


          私は大丈夫。私には出来る。

          時には休憩だって必要。

          でも、どれだけ時間がかかっても、諦めない。

          そして、まるぼぁ氏の最大支援者であり続けたい。



          そんな風に、今は心から思えるようになりました。

          今までも色んな岐路があって、その度に自分で選んできた。
          自分が出した「YES」の道を歩んできたから、
          今の自分に文句は言いたくないし、文句もない。

          3年後、5年後、10年後・・・
          自分がどうなっていくか楽しみです。
          そしてまるぼぁ氏と築き上げていくこれからがとっても楽しみです。


          これからどんな事が起こるかわからない。
          嬉しかったり、悲しかったり、涙が止まらなかったり、
          寂しかったり、すごく温かい気持ちになったり、
          色んなことが絶対にある。

          それらはすべて私に必要だから起こること。

          色んなことにぶつかって、
          築き上げていく自分にがっかりしたくないから、
          時には笑い飛ばす余裕も忘れずに、マイペースにいこう。

          そうやって受け止めて、
          上にも、下にも、横にも、ちょっとずつでも伸びて
          強くて、優しい人になりたい。





 





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