カテゴリ:独り言
年越し前にもう一度、と美容院に行きました。 (期限の切れそうな1000円券があったから、と言うのもあるんだけど・・・) *** 昔通ってたことのある美容院。 居心地の良いところです。 昔、『犬を飼っている』と言う話をしていた事のあるスタッフさんが担当になりました。 美容師(以下「美」):『ウチのワンコ、子供を生んだんですよ~。』 私:『へぇ、おっきくなったんですねえ。 (私が前に来た時はコドモだったという話をしたので)』 美:『毎日、おっぱい飲んでどんどん重くなるんですよ。』 私:『可愛いでしょうねえ!』 ・・・ 聞けば、仔犬の一匹が生まれつき足が悪く、このまま歩く事も叶わないかも、 と言われたという事でした。 美:『今ね、骨が固まらないうちに何とか正常な状態にしてあげようと、 リハビリしてるんです。』 生まれた仔犬達は、皆すこぶる元気だと言うことでした。 しかし、足の悪い仔を見てドクターは、ブリーダーの中には、処分するよう頼む人がいる、 という話をしたそうです。 美:『私、生まれてきた仔を見て殺す、なんて出来ませんわ。』 美容師さんは綺麗に笑いました。 『生まれた仔を見て、その時に覚悟が出来たら、強くなれますよ。 どうやって、お散歩させてあげようか、とか、車椅子のことを考えたりとか。』 『歌を歌いながら、足を擦ってあげるんです。 骨がもう固まりかけてて、嫌がるんですけどね』 ******** ・・・ 髪を切り終え、お金を渡し、 『頑張ってくださいね』と私が言ったのは、決して同情からなんかじゃない。 とても強く、優しい彼女に、心から拍手を贈りたかったからです。 例えこの先、生きてゆくことに不自由な事があったとしても、 ・・・彼女のところに生まれてきた仔犬は、きっと幸せだろうと思うのです。 強く、逞しく育って、きっと歩けるようになって欲しい。 ・・・そう、願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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