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  或る日の“ことのは”2

或る日の“ことのは”2

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2006.12.15
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カテゴリ:独り言

年越し前にもう一度、と美容院に行きました。
(期限の切れそうな1000円券があったから、と言うのもあるんだけど・・・)


***


昔通ってたことのある美容院。
居心地の良いところです。


昔、『犬を飼っている』と言う話をしていた事のあるスタッフさんが担当になりました。


美容師(以下「美」):『ウチのワンコ、子供を生んだんですよ~。』

私:『へぇ、おっきくなったんですねえ。 (私が前に来た時はコドモだったという話をしたので)』

美:『毎日、おっぱい飲んでどんどん重くなるんですよ。』

私:『可愛いでしょうねえ!』


・・・
聞けば、仔犬の一匹が生まれつき足が悪く、このまま歩く事も叶わないかも、
と言われたという事でした。


美:『今ね、骨が固まらないうちに何とか正常な状態にしてあげようと、
   リハビリしてるんです。』



生まれた仔犬達は、皆すこぶる元気だと言うことでした。
しかし、足の悪い仔を見てドクターは、ブリーダーの中には、処分するよう頼む人がいる、
という話をしたそうです。


美:『私、生まれてきた仔を見て殺す、なんて出来ませんわ。』

美容師さんは綺麗に笑いました。


『生まれた仔を見て、その時に覚悟が出来たら、強くなれますよ。
どうやって、お散歩させてあげようか、とか、車椅子のことを考えたりとか。』

『歌を歌いながら、足を擦ってあげるんです。 骨がもう固まりかけてて、嫌がるんですけどね』



********


・・・
髪を切り終え、お金を渡し、

『頑張ってくださいね』と私が言ったのは、決して同情からなんかじゃない。

とても強く、優しい彼女に、心から拍手を贈りたかったからです。



例えこの先、生きてゆくことに不自由な事があったとしても、

・・・彼女のところに生まれてきた仔犬は、きっと幸せだろうと思うのです。

強く、逞しく育って、きっと歩けるようになって欲しい。

・・・そう、願います。







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最終更新日  2006.12.15 19:35:16
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