カテゴリ:旅
ふ~、昨日はあまりの暑さにパソコンが落ちました。 熱暴走、とかいうのだそうで、 電源切ろうにも全く切れなくて、ちょっと途方に暮れました。 いつまでこの暑さが続くんでしょうねえ・・・。 職場には桔梗が入荷しているというのに・・・。 *** ![]() 18日、大和ミュージアムを出たら、もう3時になってました。 ちょっとゆっくりし過ぎたか、と急いでお好み焼き屋さんに飛び込み、広島風お好み焼きに 舌鼓を打って、 ・・・しかし、熱々のお好み焼きを15分以内に完食、というのは、 この炎暑の中、甚だ苦行に等しい。 何とか食べ終わると、体中から汗が噴出しました。 デトックス効果?抜群です・・・。^^; てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)は、大和から道一本隔てたところにあります。 渡り廊下を使って移動しても、5分とかかりません。 外からも見える展示用潜水艦あきしお(平成16年退役)が、大迫力です。 てつのくじら、とはよく言ったものだと思います。 潜水艦の内部にも入れるんですよ。 ![]() 狭い棚のようですが、 これはれっきとしたベッドなんです・・・。 私だったら確実に、起き抜けに頭を打つ・・・・。 兎に角大きいけど、居住スペースの狭い事! 仕方ないですけど、乗務される方はストレス値高いでしょうね・・・。 潜望鏡を覗く事も出来、ちょっとした体験になりました。 (撮影不可) ![]() 機雷です。 不気味に光ってます。 展示スペースでは、海上自衛隊の歴史、掃海艇の活躍、潜水艦の活躍、の 三点に絞って構成されていました。 掃海艇が、海で機雷を除去する手順などが判り易く示されていて、 中々興味深いものです。 ![]() 機雷に触れて、損傷したフロート。 処理の仕方は様々ですが、人が直接機雷に接近する方法もあり、 命がけである事が良く判ります。 ペルシャ湾に、初めて自衛隊が掃海の為に派遣された時、 国内世論は、とても冷たかったようです。 どんなに寂しい思いで向かわれたのか・・・ 想像の域を出ることはありませんが・・・、 無事に職務を全うして帰ってこられた自衛隊の方々には、 心より拍手を贈りたいと思います。 ![]() 無人ヘリコプター。 (対潜水艦用らしい) 盛り沢山で一日はあっという間に過ぎ、 気が付けば、駅に向かわなければならない刻限。 しかし、残照も厳しく、暑さで体が飲み物を要求し、 急ぎ、駅近くで飛び込んだ喫茶店でオーダーしたのは、「海軍さんの(アイス)珈琲」。 ・・・しかしこれは、なんと言う事もない、フツーのボトルタイプのコーヒーのよう・・・。 がっかり・・・。 ま、考えてみれば戦時中、そんな極上のコーヒーもないということで。(笑) ![]() お土産。 「潜れ!僕らの潜水艦ケーキ」というのが、中々面白いでしょう? (描いてある「!」が、潜望鏡のかたちなんですよ。笑) 中は普通のフィナンシェなんですけど、 包み紙一つ一つにサブマリナーの絵が描いてあります。 箱の内部は、潜水艦内部の省略図が。^^ アイデアに◎^^ そして、藤本仁著「佐久間艇長の遺書と現代」。 佐久間勉。 明治43年、沈没した第六潜水艇の艇長。 試験航行中に通風塔より浸水、潜水艇は沈没、15人のクルーと共に亡くなりました。 助からないと知って、艇長は遺書をしたためます。 艇員一同、沈着で最後まで職務を全うした事、 今後も潜水艇の開発に尽力してもらいたい事、 沈没までの状況、 死んでゆく艇員の家族が困る事のないよう、取り計らってもらいたい事・・・ (神聖にして不可侵であるとされた、時の明治天皇に直訴しています) ・・・。 残念な事に、第二次世界大戦中は、精神主義を唱える一部のものに都合よく流用され、 国家、天皇に対する忠誠の手本、殉死への美化に使われました。 彼が軍人である事を考えれば、 彼を賞賛する事で、眉を顰める人もいるでしょう。 でも、一個人としての彼を知ると、 私は彼を否定できない。 ・・・単なる軍国美談でない、と思うからです。 佐久間勉氏享年三十歳五ヶ月。 ・・・時代は大きく変わりました。 ![]() 潜水艦「あきしお」の、マッシュルームアンカー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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