或る日の“ことのは”２

この日の仕事のミッションは過酷だった・・・。

倉庫奥から、３０キロ入りの鶏糞、油粕の袋を取って来なければならぬ。

なんとおぞましい事か・・・。

じめじめした匂い、埃っぽい空気、積み上げられた園芸用土ストック・・・

其処此処の陰に、ナニかの気配を感じるようで落ち着かない。




・・・
・・・

周囲の土袋を移動させ、狭い場所なので頭を庇いつつ、やっと鶏糞と油粕の袋に手が届いた。

鶏糞、・・・は激重だったが、何とか引きずり出し、明るい所へ置いた。

ニオイがキョーレツだが、袋は綺麗。

さて、油粕も、と引きずってみて、私は戦慄を覚えた。

・・・袋に穴が開いている。

何かに齧られたような小さな穴が複数個・・・。


次の瞬間、


ぎゃぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ！！！！！


＊＊＊



これ以上は言えない、言えないっっ・・・（涙）



取敢えず、ンなもん、商品になるかぁーーー！と、廃材置き場に放り出したので、

上司に意図は伝わるかと・・・（涙・涙）




家に帰ったら、何もかもを放り出して風呂場に直行。



・・・ああ、キライだ、キライなんだってば・・・。（ぽろぽろ）