テーマ:ひとり言・・?(16649)
カテゴリ:おひいさま
寒さの厳しくなった職場の朝。 ストックの苗の傍をはき掃除していたら、床に白いものが目に入った。 ・・・死んだモンシロチョウだった。 羽も傷んでおらず、触角も綺麗なまま、美しい姿で蝶は静かに絶命していた。 ・・・ストックの花の蜜を吸いに来て、そのまま力尽きたの? ・・・殺虫剤に中った? 私はゴミとして捨てる事が出来ず、そのまま台の上に載せた。 遠からず、それを見つけたほかのスタッフが捨てるであろう事は、想像に難くなかった。 私は私の手で捨てたくなかった。 これは・・・エゴだ。 ・・・蝶は、きっと己の死骸がゴミ箱に捨てられる事を、 ・・・誰よりも、なんとも思わなかっただろうに。 *** 私が風邪からようやく立ち直ったある日、おひいさま@文鳥の容態が急変しました。 餌が食べられない。 ふらついて立っていられない。 鳥は、食べ続けなければ体を維持できないつくりになっているので、 食べない事、イコール死に繋がってしまうのです。 病院に行って点滴は打ちましたが、入院はしませんでした。 散々迷ったけれど、病院より家の方がまだ、彼女が落ち着けるだろうと思ったので。 そして、入院の最中にお別れ、と言う最悪の状況に、私が耐えられそうになかったので。 家に帰って、温かい手の上に乗るかい?手を差し出すと、 彼女はよろけながら掌に座り込みました。 綺麗だった羽根は吐瀉物で汚れていて、嘴も血色が悪く、白い。 ・・・私は、彼女を抱いたまま、為す術無くむせび泣きました。 あれから四日。 三日続けて通院、点滴した結果、 嘴に赤みが戻り、ご飯が食べられるようになるまでに回復しました。 だけど、彼女のお腹はますます腫れていて、しかも原因が判らない。 文鳥の平均寿命は8年。 彼女はあと6ヶ月で8歳。 その事実が胸を締め付けます。 ・・・私には、まだまだ覚悟が出来ないのです。 これはエゴでしょうか。 平均値が8年なら、最長で16年だって有り得る、と、信じたい。 「と言う訳で、申し訳ないけど忘年会は更に延期に」、と侘びを送った友人から、 Title:『このバカチンがー!』と ![]() 『気にせんで良いから看病したりな。一緒に峠を登って、一緒に峠越したり』 一つ一つ登っては下りて、一緒に歩みながら、でも、その歩幅は決して一緒にはならない。 いつか彼女は私を置いていってしまう。 それを考える事は、「踵で頭痛を病む」ことだと、頭で解っていながら、受け入れられない。 ・・・今は目の前にいる、掌の上の23g。 それが全てだと、痛いほど解っているのに。 *** 一週間ぶりにに書きました。 なんとも、重く、暗い内容で、ごめんなさい。 書く事で、私は少し昇華させていただきました。 本当に気が滅入る内容ですが・・・、このままアップします。 どうぞ、素通りしてくださいね。^^ お読み下さった方、有難うございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|