或る日の“ことのは”２

気がつけば・・・紅葉も終ってました。

今朝、実家へ持ってゆく為、百貨店に自宅送りを頼んでおいたお歳暮が届きました。

まだまだずっと先だと思っていたのに・・・気が付きゃ１２月も中旬ですか・・・。

そして１２月のブログ記入が、これが初になるという事実・・・。

なんですか、何のワナですか・・・

時間だけが、悪戯に飛ぶように過ぎてゆきます・・・。


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友人に薦められて、行かねばと思っていた美術館に行ってきました。

京都の『上村松園展』にも行くべき、と言われていたのですが、もう、今月は限界。

近場の『兵庫県立美術館　ザ・コレクション・ウ゛ィンタートゥール』へ。

浅学にして知りませんでしたが、スイスの小さな街、ウ゛ィンタートゥールは、

数多い美術品の集まる、有名な文化都市なのだそうです。

今回は、其処の中核施設から借りた優れた美術作品の展示、と言う事で注目していました。

『ゴッホも、ルノワールも、全てが日本初公開』、と言うキャッチでしたが、

いや、これは、ゴッホやルノワールは豪華なツマミに過ぎませんて。

全部を見て初めてコース料理の素晴らしさが判る、と言ったような、優れた企画でした。

　

なるほど、今年はやる気ないんか、と思っていた時期もありましたが、

本気出したらやりますな、県美。

私は、図録の誤植が駄目で、・・正誤表挟んどけ、みたいな態度が苦手です・・・高いのに。

今回、修正表がない！　そしてこの丁寧な作り！　・・・よっしゃGJ！

何往復もして見たので、図録は買わないつもりだったのに・・・買ってしまった・・・。





余り日本ではメジャーでない、スイスの芸術家の優れた作品にも触れられ、

印象派→ナビ派→表現主義派と、上手く流れに乗れて、夢中になって行きつ戻りつしながら

窓の外を見やると、既に真っ暗でした。

・・・「松園」は美しいけれど、まだ私には早い。

今はまだ、西洋芸術だけでお腹一杯・・・かな。



今回、一点だけカンディンスキーの作品が来ていました。(画像：下になった葉書の絵)

昔は、抽象芸術は苦手でした・・・それがカンディンスキーの絵に出会ってから、

長年の空白を満たすように、彼の作品に触れたい衝動に駆られています。

それが何故なのか、自分にも解らない。

彼の作品から溢れる色彩は、目に心地良い。・・・否、皮膚にも心地良い。

子供の頃、高熱を出すと必ず見た悪夢に似ているのに、

・・・どこか、懐かしいような気さえする。





そろそろ、大きな展示イベントがどこかでないだろうか・・・

東京であっても、必ず飛んでゆくのに。