或る日の“ことのは”２

・・・私、これまで、人生の大部分を神戸にて過ごした勘定になりますが、

生粋の神戸っ子ではありません。


人生で二番目に長い時を過ごしたのは、兵庫県の宝塚市。

・・・そう、ご存知の方も居られると思いますが、『タカラヅカ』の宝塚市です。

多感な少女時代の大部分をここで過ごしました。

『個』が形成されたのは、この場所、

空を飛ぶ夢を見ていたのはこの場所、

飼っていたハムスターを死なせてしまったのがこの場所なら、

額を割って、母を心底驚かせ、嘆かせたのも、この場所でした。



茫漠とした思い出の中のあちこちに、

自分との深い関わりを見つけ出すことが出来る何かがあります。



宝塚はタカラヅカ、

スーパーへ行けば、姿勢のいい美人が買い物に来ていたし、

電車に乗れば、颯爽と歩いてゆく短髪の麗人がちょくちょく見られた。

『あの人、タカラジェンヌだね』と、目配せすることがままありました。

中学時代の友人の一人は宝塚音楽学校へ行き、タカラジェンヌになったと聞きましたが、

・・・その後どうご活躍されたのかは、宝塚を去った私には判りません。


＊＊＊






ご縁あって、eruさんと、だんなさまのだーりんさんに、

宝塚歌劇の公演チケットをお譲り戴きました。

ビックリしました！　今迄も三度行ったことがありますが、何年振りでしょう！




懐かしい大ホールです。

昔は、宝塚ファミリーランドという動物園兼遊園地が、同じ敷地内にあり、

年に数回連れて行ってもらいました。

時代は変わり、入場者数は激減、ファミリーランドは何年も前に閉園しています。

しかしこの建物は、私が子供の頃から全く印象が変わりません。





綺麗だったですよ～、タカラヅカ。（うっとり）

いい席で・・・、演じている人の表情までよく見えました。

一緒に、妹と行かせて頂いたのですが、この妹が、結構なヅカファンでして。

色々解説を聞かせてくれました。　

今回は、特に歌の上手いトップの退団公演と言う事で、歌が沢山盛り込まれていました。

ストーリーはいたってシンプルですが、それが又、とても良いのだそうです。

本当に、うっとりしながら見終えました。

タカラヅカは『夢の世界』です・・・美の競演の。

帰りの電車の中では、もうずっと二人でしゃべってました。

懐かしさも手伝って、・・・ノンストップで。（笑）

タカラヅカの話もさることながら、

お互いの、少女時代の話をしちゃったりなんかして。・・・楽しかった・・なぁ！

子供の頃の話は尽きません。





eruさん、だーりんさん、

楽しい時を有難うございましたーー！