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  或る日の“ことのは”2

或る日の“ことのは”2

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2016.06.06
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私は当尾の地に魅せられたのかもしれない。

行って後悔する事もあるのに

(過去に見てくださった方は、何の事か判る方が居られるかもしれない)

こうして何度も足を運ぶ理由は、やはりその土地の魅力に負うところが大きいのだろうと思う。



・・・が、この日は、藪の中の道なき道を、さ迷い歩く羽目になった。

虫にたかられ、雨も降っていないのに、土から染み出す水で足元はずくずく。

何故私は、こんな時に踝が露になるジーンズを穿いているのか?

・・・『散策路』が、まさかの難所とは思わなかった。



正直怖い。 ・・・誰も居ない。

怖いのだが、歩みを止められない。

・・・が、遂に行く手を湿地に阻まれ、進むことを断念。

諦めてスタート地点へ戻り、殆ど徒労に終わった午前中。

・・・気を取り直して、手打ち蕎麦のお店でせいろを頂いたら大当たりで、

単純な私は直ぐに機嫌を良くする。

・・・人生なんて、こんなものだ。


20160606223421.jpg



訪れた浄瑠璃寺で見た光景。

南北朝時代の見事な石灯籠の足許に、ちょこんと座るニャンコ。

見ているのは池だろうか、対岸の三重塔だろうか。

三重塔は「現実の苦悩を救い、目標の西方浄土へ送り出す遣送仏」である、薬師如来がおわす場所。

それを「彼岸」である池の手前から仰ぎ見る。
(本来は、三重塔のある場所から、池を挟んで本堂を見るのが正しいらしい)

なんとも深遠なテーマではないか。

そう考えると、まだあどけない子猫が、とても渇仰して見えたりする。

猫を写していたら、最終バスの時間が来て、

追い立てられるようにバス停へ急いだ。







・・・やっぱりまた来なければ、と思いながら。








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最終更新日  2016.06.06 23:38:41
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