323994 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

  或る日の“ことのは”2

或る日の“ことのは”2

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2016.06.15
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類


20160615122527.jpg

(続きです)

ものの200mほど歩いたところに、可愛い喫茶店を発見。

ここは、前回来た時はまだオープンしてなかったなぁ・・・可愛いお店だなぁと思いつつ、

気が付いたらドアを開けていました(笑)。

近くにこのお店があったら、入り浸っちゃうなぁって位、居心地良い素敵なお店でした。

マスターの御趣味か、店内にはレコードと年代ものの蓄音機が沢山あり、全て現役とのこと。

『ほんの四分ほどですが、(レコード)かけてみて宜しいですか?』

との、にこやかなマスターの言葉に、一も二も無く頷きます。

レコードって、古くても、身体が震えるような力強い音源となるのですね・・・。

ファイヤーキングに淹れて下さった、美味しい自家焙煎珈琲を飲み干し、

「又来ます」と言って、お店を辞しました。

ウン、私絶対又来ると思うから。




そして、大きく迂回して、先ほど引き返した地点の近くまでやってきました。


20160615114130.jpg

おお、これは・・・?

線刻のお地蔵様が描かれているそうですが、風化が著しく、どんなに目を凝らしても判りません。

午前中だとようやっと見えることもある、と聞いたので午前中に此処へ来たかった訳ですが。

見上げるような岩の上に、一鍬で掻きとったようなスペースがあり、

そこにおわす為に一鍬地蔵と言うそうです。 ちゃんと灯明を置く所も作ってあり、

大勢の方たちが手を合わせてきたのだろうな、と想像出来ます。 

鎌倉中期の作と言われますが・・・もう、風化に任せるしかないのであれば、

人の口の端に上ることも徐々に無くなってゆくのでしょうか。



20160615114213.jpg


岩船寺に到着です。

花の寺として知られる岩船寺は、紫陽花が見事であることが知られています。

・・・が、見頃には少し早かったみたい。(6/4)でも、睡蓮も咲いていました。

20160615134554.jpg

カルミアも咲いてましたっけ。

むせかえるような緑。 紫陽花はその殆どが人の背より高く、驚くほど大きいものでした。


20160615130843.jpg

この五輪の塔は室町時代のもので、一つの石から作った量産型なのだそうです。

富裕層の一般人が作らせたもののようです。


20160615114406.jpg

寺の前に出ている売店。

ここは無人ではありませんでしたが、

郵便ポストが置いてあり、お金を入れて掛けてある商品を持っていって、と言うスタイルではありました。

当尾の里は、こういう無人売店でも有名なのですが・・・今は販売する人も少ないようで、

売店だった場所も、朽ちた板切れを残すのみとなった場所が多く、

売店はあっても、この日は岩船寺前しか開いていませんでした。 年々少なくなってゆくような気がします。


20160615115251.jpg


散策路近くで見つけたミミガタテンナンショウ。 自生しているのを見たのは初めて!!!


20160615114429.jpg


前にも御挨拶しましたが、眠り仏さんにもご挨拶。 涎掛けが変わっていらっしゃる。

南北朝時代の作。 敢えて掘り出さないであるそうです。


20160615104600.jpg

そして到着、浄瑠璃時の門前。 先にUPした子猫のお母さんと思しきニャンコ。

物凄く懐っこいため、観光客に人気があるようです。

20160615104803.jpg

この子猫はお兄ちゃんかな?

爪を研いでいた模様。 

・・・この子の後ろに見える石鉢は、さり気に鎌倉後期のものです。 

何気なくヒツジグサが植わっています。

物凄い歴史を持つものが、博物館のショーケースで無く、普段の生活に溶け込んでいるのが面白い。


後ろの本堂には、吉祥天女他、有名な仏が沢山いらっしゃいます。

いつか、ここの秘仏大日如来を拝見しなければ・・・。


しかし、奈良のごみ焼却場建設問題・・・浄瑠璃寺から380m離れた所に出来るといいます。

当然、地元の方々は反発されている訳で・・・500m、否1キロ離れた場所であっても、

それで良しとはならないでしょう。

だからと言って、何処の自治体も、ごみ問題が何かと逼迫している状況である事は想像に難くない。

必要かもしれないが、ここには造るな、とは外の人間が言ってはならない。

心情としてはどうしてここに?と思うのですが。

どうなってしまうのだろう・・・。




さて、ここまで来たら最終バスの出発まで後五分、ということになりまして。

慌てて当尾に別れを告げ、バス停へ急いだのでございます。

この日も盛り沢山でございました・・・。


長らくのお付き合い、

誠にありがとうございました。

20160615104736.jpg





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.06.15 14:40:32
コメント(0) | コメントを書く


PR

プロフィール

ぺぺる9712

ぺぺる9712

カレンダー

お気に入りブログ

Den.フィンドレヤナ… New! ガストルキスさん

アングロカステ オ… New! amigo0025さん

タロー頑張れ real treeさん

健康診断を終えて eru#さん

きららのつぶやき kilala3190さん

ニューストピックス

カテゴリ


© Rakuten Group, Inc.