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(続きです) ものの200mほど歩いたところに、可愛い喫茶店を発見。 ここは、前回来た時はまだオープンしてなかったなぁ・・・可愛いお店だなぁと思いつつ、 気が付いたらドアを開けていました(笑)。 近くにこのお店があったら、入り浸っちゃうなぁって位、居心地良い素敵なお店でした。 マスターの御趣味か、店内にはレコードと年代ものの蓄音機が沢山あり、全て現役とのこと。 『ほんの四分ほどですが、(レコード)かけてみて宜しいですか?』 との、にこやかなマスターの言葉に、一も二も無く頷きます。 レコードって、古くても、身体が震えるような力強い音源となるのですね・・・。 ファイヤーキングに淹れて下さった、美味しい自家焙煎珈琲を飲み干し、 「又来ます」と言って、お店を辞しました。 ウン、私絶対又来ると思うから。 そして、大きく迂回して、先ほど引き返した地点の近くまでやってきました。 おお、これは・・・? 線刻のお地蔵様が描かれているそうですが、風化が著しく、どんなに目を凝らしても判りません。 午前中だとようやっと見えることもある、と聞いたので午前中に此処へ来たかった訳ですが。 見上げるような岩の上に、一鍬で掻きとったようなスペースがあり、 そこにおわす為に一鍬地蔵と言うそうです。 ちゃんと灯明を置く所も作ってあり、 大勢の方たちが手を合わせてきたのだろうな、と想像出来ます。 鎌倉中期の作と言われますが・・・もう、風化に任せるしかないのであれば、 人の口の端に上ることも徐々に無くなってゆくのでしょうか。 岩船寺に到着です。 花の寺として知られる岩船寺は、紫陽花が見事であることが知られています。 ・・・が、見頃には少し早かったみたい。(6/4)でも、睡蓮も咲いていました。 カルミアも咲いてましたっけ。 むせかえるような緑。 紫陽花はその殆どが人の背より高く、驚くほど大きいものでした。 この五輪の塔は室町時代のもので、一つの石から作った量産型なのだそうです。 富裕層の一般人が作らせたもののようです。 寺の前に出ている売店。 ここは無人ではありませんでしたが、 郵便ポストが置いてあり、お金を入れて掛けてある商品を持っていって、と言うスタイルではありました。 当尾の里は、こういう無人売店でも有名なのですが・・・今は販売する人も少ないようで、 売店だった場所も、朽ちた板切れを残すのみとなった場所が多く、 売店はあっても、この日は岩船寺前しか開いていませんでした。 年々少なくなってゆくような気がします。 散策路近くで見つけたミミガタテンナンショウ。 自生しているのを見たのは初めて!!! 前にも御挨拶しましたが、眠り仏さんにもご挨拶。 涎掛けが変わっていらっしゃる。 南北朝時代の作。 敢えて掘り出さないであるそうです。 そして到着、浄瑠璃時の門前。 先にUPした子猫のお母さんと思しきニャンコ。 物凄く懐っこいため、観光客に人気があるようです。 この子猫はお兄ちゃんかな? 爪を研いでいた模様。 ・・・この子の後ろに見える石鉢は、さり気に鎌倉後期のものです。 何気なくヒツジグサが植わっています。 物凄い歴史を持つものが、博物館のショーケースで無く、普段の生活に溶け込んでいるのが面白い。 後ろの本堂には、吉祥天女他、有名な仏が沢山いらっしゃいます。 いつか、ここの秘仏大日如来を拝見しなければ・・・。 しかし、奈良のごみ焼却場建設問題・・・浄瑠璃寺から380m離れた所に出来るといいます。 当然、地元の方々は反発されている訳で・・・500m、否1キロ離れた場所であっても、 それで良しとはならないでしょう。 だからと言って、何処の自治体も、ごみ問題が何かと逼迫している状況である事は想像に難くない。 必要かもしれないが、ここには造るな、とは外の人間が言ってはならない。 心情としてはどうしてここに?と思うのですが。 どうなってしまうのだろう・・・。 さて、ここまで来たら最終バスの出発まで後五分、ということになりまして。 慌てて当尾に別れを告げ、バス停へ急いだのでございます。 この日も盛り沢山でございました・・・。 長らくのお付き合い、 誠にありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.06.15 14:40:32
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