ワンデイトリップ
朝起きたのは4:30。今日は始発の飛行機に乗らなきゃ・・・。(出来るビジネスウーマンみたい?)窓の外は、昨日までの好天と打って変わり、雷が鳴っている。今日の行き先は・・・トーキョー。***ヨハネス・フェルメール←wiki(1632-1675)の、遺した作品は36点。その知名度から考えても、余りにも少ない。今回、日本に、そのうちの7点が来るという。 こんな事はもう無いかも知れない。来たのは・・・やっぱり東京だった。・・・ええーっ!!!国内巡回が無いことを知った私は、友人の誘いに乗って、フェルメール探訪:日帰り往復飛行機の旅の決行に踏み切ったのだった。スカイマーク利用、早割で往復¥22,000。 決して安くは無い。(新幹線利用より安い)けど、フェルメールを観に、アメリカやヨーロッパに行く事を思えば、安いのだ!悔いは無い!雨の神戸空港。 スカイマークの始発といえ、JAL、ANAの搭乗客も居るので、空港は結構な人出。8:45には羽田空港到着。 10:00前には上野到着で、目指すは東京都美術館。「光の天才画家とデルフトの巨匠たち」展。私達は喜ぶ。美術館の待ち時間ゼロ分!(一時間待ちも覚悟の上だった)東京は青天、上野公園はミンミンゼミがまだ元気だ。***結局、今回、残念ながら一点は公開が止められたらしく、フェルメールは六点観られた。何年も前に、「真珠の首飾りの少女」を観た時のように観客が多過ぎる混乱もなく、じっくりと時間をかけて観た。ああ、写真技術が如何に良かろうと、この印象は、どうしたって生で観ないと伝わらない・・・。デルフトスタイルの画家は、画の中にすっと入ってゆける、美しいものばかり。豪華絢爛で、観終わった後、胸焼けする事も無い。フェルメールの描く、光の当たる人の肌、陰影、色彩の絶妙な調和・・・私は決して忘れない。 14:00前。友人は、お腹が背中にくっつきそうだと告白する。私達は音声ガイドを借り、一枚一枚丹念に見て、再び最初に戻って観て回ったのだった。美術館の内部のレストランで、オムライスを食べる。友人はカツカレー。 もう一杯位いけそうだ、と言われて、思わず笑う。美術鑑賞は体力勝負。しかし、もう次の美術館に移動しなければ。 間に合わない!***次の目的は東京。ブリジストン美術館の、「美術散歩(印象派から抽象絵画まで)」展。「デルフトの巨匠たち」と、纏められていた上野と違い、こちらは彫刻あり、古代美術あり、セザンヌ○点、マティスが○点、ローランサン○点・・・という出展で、一応美術の本流を辿る形はとっていたが、時代やテーマに開きがあり、最初の美術館に慣れた頭では、若干入りにくい。それでも、美術鑑賞入門には最適かと。幾つか、発見も出来た。それにしても、街中にこんな立派な美術館があり、ここは閉館時間も20:00までと長い。そして美術館の多い東京は、ちょっと羨ましい。17:00過ぎ。 何度目かのユトリロ(一枚だけ)を眺めた後、私達はロビーでお茶をご馳走になり(自由に淹れられる)、美術館を後にする。空港に着いて、お土産など物色。お目当てだった、マキシム・ド・パリのナポレオン・パイは品切れ。ブールミッシュの、空港限定チーズケーキなど試食させてもらって、思わず購入。そして友人が、浅草の芋金つばを買ったついでに、私も焼き芋ソフトクリームを買って食べる。これがもンの凄く美味しかった!(あ、この画像、彼女に送る約束をしてたんだった・・・。)空港ロビーで夕食を。空弁・・・焼き鯖寿司。 ・・・仕方が無いけど、ラップ巻きで食べにくい・・・(汗)空弁とはいえ、機内で食べたら、匂いすごいんじゃないかなぁ、と・・・。帰りは飛行機が20分ほど遅れたが、それでも21:30には、神戸空港に帰着。***・・・帰ったら、なかなか眠れなかった昨晩と違い、よく、眠れました。・・・私の夏は、終わりです・・・。