I 've got mail
頃は早春。既に、お店の冬物衣料品は半額処分セールを打たれ、ウールの洋品が、ひどく古いもののように見える。・・・古いといっても、つい去年の秋に発売されたものなのに。そんな中、去秋、穿いてみたものの、デザインは気に入ったのに、ちょーっと(表現控えめ)サイズが合わず、購入を見送ったパンツを見つけた。パンツを試着し、「やめてくれよ!痛いんだよ!」と、言わんばかりのポケットに逡巡していたら、店員さんに「もうちょっと、おやせになったらぴったりなのですが」とのたまわれ、あまりのショックに,買わず、友人にメールで泣きついたという、曰く付きの品だ。同友人に「買うべきか否か、大いに迷っておる」とメールした。・・・・・以下はその返信。TITLE:言って欲しいんか?今半額以下の値段←腹が出てる状態でキツイなら買っておけ。今は入らずとも、『目の前の人参作戦』を遂行し、是が非でも痩せてみせるのだ。見事穿けるようになったら、次は『モデル歩き』を会得せよ。したらば、第3の任務を命ずる。目指す敵は、あのバカ店員だ。パンツをすらりと着こなし、流れる様なモデル歩きでキャツを翻弄し、『穿けてますが、ナニカーッみーたーいーなー?』『穿けてますが、パンツの裾引きずってますみーたーいーなー?』『裃的ーッみーたーいーなー?で、独りコントを繰り広げキャツを笑いの渦に引き込み、二度と浮き上がって来られぬ様に仕留めるのだ。尚、失敗は許されない。モンローウォークの失敗、あまつさえ台詞を咬む事など以ての外。『脆く壊れやすいガラスの仮面』を装着し、観客を魅了する演技でモデルになりきり、あのバカ店員に『お、恐ろしい子・・・』と言わしめたら任務は成功だ。心して任務に取り掛かるように。健闘を祈る!腹は出ておらず、腰が張ってキツイのであれば・・・アキラメロン(AA省略)・・・激励しているのであろう。 イヤホント。orz全く、歯に衣着せぬヤツである。いや、私は、結構返信の内容は想像していたのだ。 ・・・だ、断じて強がりではない。否、未だに未練がましく「半額以下なんだから買っちゃおうかな♪」等と考えている自分に鉄槌が欲しかったというか。・・・なんというか、・・・その。・・・・・・=上のメールに対しての私の返信=TITLE:轟沈―――前略ありがとう。期待以上の破壊力、ワタシのガラスのハートを木っ端微塵、再度試着する勇気を、ドメスト並に根こそぎにしてくれたそうよ。その毒舌を待ってたのよーっムダな夢は捨てるわ!(*°▽°ノノ゛☆・・・アタイ、ヒトとして、ダメになりつつある・・・・・・・。orzパンツは諦めた。 綺麗さっぱりと。