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大東亜戦争は聖戦ではない

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2005.10.27
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テーマ:戦争反対(1064)
カテゴリ:戦争と平和
3.仮面を被ったヒットラー
近衛文麿
 尾崎秀実のように、近衛内閣の周辺には異様なほど多くの共産主義者がいました。
側近・ブレーンの多くが後にスパイ容疑で逮捕されています。
このようなスパイに囲まれた近衛文麿は不幸?いいえ。そうではありません。
実は、彼も共産主義者だったのです。

 近衛文麿は東京帝大(哲学科)をわざわざ中退し、京都帝大(法科)へ入りなおしていますが、その理由は近衛自身が述懐しているように、『貧乏物語』の著者として有名なあの当代随一の共産主義者河上肇(京大助教授、共産党員、懲役5年の実刑)のもとで学びたかったからであった。それほどまでに近衛は共産主義に傾倒していたのである。(p72)
引用元:大東亜戦争と「開戦責任」
また、就任早々、治安維持法や刑事犯罪で服役中の共産党員や二・二六事件の革新将校の大赦工作をしています。

 しかし、戦後、近衛文麿の評価は「戦争反対」だったが、軍部に押し切られてしまった優柔不断の宰相ということになっています。逆に共産主義に反対していたことにもなっています。
それは、「近衛上奏文」というものが彼の本心だったという前提です。しかしそれが本心だったという証拠は何もありません。
政治家とは嘘をつかないものでしょうか?ましてや共産主義に反対のような顔をして周りに共産主義者を侍らせていた近衛です。
(敗戦間際に)「近衛上奏文」なるものを出したから、戦争反対だったというのは早計に過ぎます。これこそがあの戦争をわからなくさせているのです。
近衛の言葉を疑うことで、あの戦争の真相が見えてきます。

政治家の本心は言葉ではなく、行動から見るものです。
近衛は、言葉どおりの行動をしていたのか否か。


この年表を見てください。
大東亜戦争序盤年表 ~開戦への道~(サイト内)

 そもそも、盧溝橋事件というのは、死者が一人もいない、小さな武力衝突・小競り合いです。
この時の軍の主流派は、派兵を強硬に反対しています。(p77)
そして、「停戦合意の見込み大」との電報が届いているのに、あえてそれを無視して
「北支派兵声明」を大々的に発表しています。
停戦交渉中にわざわざそのような発表をするのも妙ですが、
停戦が合意に至った後に、「北支派兵声明」の発表を何事も無かったように続けています。
戦争拡大に反対なら、発表を取り消すのが、普通です。

 近衛は、後に「絶対に承認していない」「絶対に支持していない」「軍の独走」などと言っていますが、明らかな“大嘘”です。
そして、軍が強く要求したわけでもないのに、矢継ぎ早に戦争のための莫大な予算をつけています。
これは、軍は常々予算不足を理由に不拡大方針を主張してきたので、それを抑えて戦争を助長するためと考えられます。

 さらに、翌年 1月11日の御前会議で「支那事変処理根本方針」が決定しましたが、
近衛は、それを急いで打ち消すように、和平交渉の打ち切り、「国民政府を対手とせず」という“挑発宣言”を発表しています。近衛は、他にも「南京政府断固膺懲」(断固たる措置をとる)声明や、「不拡大方針を放棄する」声明を発表しています。

 このような近衛の行動を見れば、彼の意図は明らかです。
日本と中国国民党政権が戦い、消耗すれば、漁夫の利を得るのは、ソ連と当時弱小だった中国共産党です。
そのため、日本を不毛の戦いに引きずり込んでいった。

日本でその役割を中心になって果たしたのが近衛文麿なのです。
ドイツには、ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)のヒトラーがいましたが、
日本には、大政翼賛会の近衛文麿がいて、国民党政府・米英と戦争せざるを得ない状況にしたのです。
※どのような経緯で米英との戦争が不可避になっていったかは、中川氏の著書をご覧ください。

 ちなみに、近衛文麿の次女細川温子(細川護熙の母)の結婚式の前夜の宴、文麿がヒットラーに扮した仮装ではしゃいでいたことは有名です。(p113)

参考文献:大東亜戦争と「開戦責任」

つづく


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Last updated  2006.08.24 01:10:13
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