最近、メディアや役所の傲慢に対して、すぐにキレやすくなっているワシです。
イーグルスの配線という機会を利用して、 「出身地の、限りなく"クロ"に近い事象」 を取り上げて、 「ワシの心の中に渦巻く怒り」 を沈めたいと思います。 時系列で取り上げていきます。 が、その前に。 ワシが、4月7日の帰宅時ブログで書いた内容を少しだけ引用。 ちなみに、ワシの生まれ育った街が、突然 「市街中心部にLRT(大雑把に言えば、路面電車の21世紀版)計画」 をぶち上げましたが、 「月曜日に新聞記事として取り上げられる役所のネタ」 は 「役所関連の、何かの不都合を隠すため」 だったりするので、久々に 「社会派ワシ」 を復活させるべく、ネットなどで関連記事などを追いかけたいと思います。 我が家は、「三重県蔑視の中日新聞」が嫌いという理由以外に、ある理由から朝日新聞を購読し続けているのですが、朝日新聞には4月7日月曜日に掲載された(東海3県向けの)この記事は、元々、この日付のニュースだったのです。 (中日新聞からの引用です) 四日市市中心部に路面電車を 駅周辺の活性化目指す 2008年2月27日 四日市市は26日、中心市街地の活性化策として、JR四日市駅と市立四日市病院を結ぶ次世代型路面電車(LRT)の導入を目指す構想を明らかにした。同日の市議会一般質問で、塚田博都市整備部長は「(両施設を)将来的にはLRTでつないでいきたい」と意欲を示した。 構想では、同市本町のJR四日市駅前を起点に西側に延びる幅約70メートルの都市計画道路・四日市中央線(中央通り)にレールを敷設。市役所前や近鉄四日市駅前を経て同病院までの2・2キロを結ぶ。 構想は、財政難などを理由に2008年中をめどに内容の見直しを進めているJR四日市駅周辺活性化事業の一環として浮上。この区間は既に路線バスが走っているが、市都市計画課は「LRTは環境にも優しく、乗客の大量輸送も可能。中心市街地の新たな魅力になる」と意義を説明する。 ただ、レールを敷く中央通りは、同病院付近の約400メートルの区間が未着工。市はこの区間について13年度までの事業着手を目指しているが、道路建設予定地には住宅や店舗が立ち並び、用地買収には難航も予想される。同課は「LRTはまだ都市整備部内で議論している段階で、長期的な構想。年内に方向性を示したい」としている。 LRTは、道路から直接乗り降りができ、電車の床も低いため高齢者や障害者も利用しやすく、排ガスを出さないことなどから、欧州を中心に導入が進んでいる。国内では富山市で06年4月に開業、新しい公共交通機関として注目を集めている。 (大森準) 何と、朝日新聞が東海3県向けに報じたニュースは、 「1ヶ月以上前に、役所が明らかにした構想」 だったのです。 ちなみに、この4月7日月曜日というのは、次の「事件予備軍」に相応しいニュースを報じるには、ある意味「都合の良いタイミング」だったのかも知れません。 それでは、3月15日に報じられたニュースです。 (引用元から記事が消えていたので、googleのキャッシュから引用しました) 現在位置:asahi.com>社会>事件・事故> 記事 観光汽船譲渡先 所在地は国交省職員宅 2008年03月15日17時05分 中部空港―四日市航路を運営するセラヴィ観光汽船(三重県四日市市)が、国土交通省中部運輸局に航路の譲渡譲受認可を申請したことが、14日明らかになった。譲渡先に挙がっているのは株式会社「YAL」(同市笹川3丁目、井上峯夫代表取締役)。登記上の所在地は同市に出向経験がある国交省中部地方整備局の課長の自宅になっている。井上氏は「手続き的なところがわからなかったので課長に手伝ってもらった。課長の妻も取締役に加わっている」と話している。 航路の譲渡譲受認可申請が出されたことは、14日に開かれた四日市市議会予算特別委員会で明らかにされた。申請は、10日付で出ている。 同航路は06年4月に就航。同市は航路開設の際に4億円を投じてターミナル整備を行ったほか、新年度予算案ではターミナルの桟橋や駐車場の維持管理費などに約7000万円を計上するなど、多額の公費が投入されている。 しかし、初年度約17万4000人だった利用者が今年度は15万8000人に落ち込む見込みになるなど利用者数の減少に加え、原油高などで不振が続いている。セラヴィが同市に出した報告の文書などによると、航路継続のためにスポンサー企業を探したが見つからず、新会社へ航路を譲渡することにしたと説明している。 譲渡先のYALは、この文書に記載されており、登記簿などによると、2月13日に設立され、資本金は1000万円。 井上氏によると、同市内で自らが経営する建設会社が、ターミナル整備の下請け工事を請け負った縁でセラヴィの幹部と知り合い、これまでも燃料費の援助などをしていたという。 井上氏は「せっかくできた航路が止まったら困ると思い、知人らと新会社設立を考えた。手続き的なところがわからなかったので、(中部地方整備局の)課長に手伝ってもらった」という。課長が今後、経営参画するかどうかについては、「ほかの役員と話さないとわからない」と述べた。 課長は14日現在、同整備局に在職している。05年4月から07年3月末まで同市に出向し、港湾整備などの仕事に携わっていた。 そして、4月7日月曜日の後、12日の記事です。 「実績ない」疑問も セラヴィ譲渡 2008年04月12日 航路譲渡の認可書を示すYALの井上峯夫社長=四日市市諏訪町2丁目の市総合会館 ◇◆YALに正式認可 具体策示さず◆◇ 中部空港―四日市航路の譲渡問題で11日、株式会社「YAL」がセラヴィ観光汽船(四日市市)から航路を引き継ぐことを中部運輸局が正式に認可した。15日から運航を始めるYALの井上峯夫社長(64)は四日市市で記者会見し、「航路の安全を図りたい」と述べた。同市も歓迎の意向を表明したが、議会などから「ノウハウのない素人が、公共交通機関を本当に担えるのか」という疑問の声も上がっている。(相原亮、姫野直行) YALは役員3人が会見に臨み、「航路を周知して開拓していきたい」「地元なので和を大切にし、サービスを攻めの形でいきたい」などと述べたが、利用者増への取り組みについては具体的な案は示さず、1隻しかない船が使用できなくなった場合の代替策も、井上社長は「第一に考える」と述べただけだった。 同社は当初、同市に出向経験がある国交省中部地方整備局の前課長の自宅を所在地として登記、妻が取締役に就いていたことが発覚。登記を移し、前課長の妻は取締役を辞任するなど、譲渡前から様々な問題が指摘された。 関係者によると、原油高などの影響で業績改善の兆しが見えないセラヴィ観光汽船は、年明けから複数の企業に事業の引き継ぎを打診していたという。だが、結局は船の運航実績のないYALが引き継ぐことになった。市幹部は「本当は実績のある会社に引き継いでほしかったが、この原油高でどこも手を挙げる状況ではなく、仕方がない」と本音を漏らす。 伊勢市がセラヴィ側と進めていた中部空港―伊勢航路は、4月の就航直前の2月になって事業が頓挫。四日市航路も就航継続ができなくなれば、井上哲夫市長の責任問題に発展しかねず、ある市幹部は「何としても航路を絶やしてはならん。わらにもすがる思いだった」と話す。 05年2月の中部空港開港の前、四日市市は県が募集した海上アクセス事業に、津市や松阪市などとともに応募したが「電車などと競合するため」として選ばれなかった。ある市議は「津や松阪と違い、船で空港に行かなければならない理由はない。市の見通しは甘かったのではないか」と指摘する。 YALの経営陣に対し、3月の市議会で「素人ができるなら、(市が)直営でやればいい」などの発言も出ていた。これに対し、YALの井上社長は「詳しい人に一人加わって頂く」と述べた。 航路存続のためなら 「手段を選ばなかった」 というところでしょうか。 しかし、よくもここまで 「厚顔無恥」 で居られるのか。 かつて、30数年住んでいたので薄々分かってましたが、客観的に見られるようになっても、やはり 「厚顔無恥の連中が集まる街」 です。 維持するのに苦労する航路を、 「街のメンツのため」 だけに残すのであれば、それこそ 「税金という名で負担をせざるを得ない住民が一番困る」 展開になります。 さらに、 「航路維持のために、市役所へ出向経験のある役人まで利用する」 となると、 「行政の介在が全く無かった」 とは 「自信を持っては言えない筈」 です。 これで、朝日新聞が4月7日に 「1ヶ月以上前のニュース」 を掲載した理由が見えてくるはずです。 ワシの解釈は、 「路面電車を敷設しようとする街が、航路を維持できる利用者すら居なくて大丈夫か?」 です。 なお、 「10年ほど前までは、JR駅と近鉄駅を通るバス路線の利用者だった」 ワシの意見としては、 「こんな場所にLRTを作って、何人利用するんだ?」 です。 当時、1時間に6~8本のバスが、郊外から近鉄駅を通り、JR駅まで運行されていましたが、ハッキリ言って 「昼間は、運転士休憩場所(JR駅)への空気輸送」 でした。 朝夕は港湾関係者などで「それなり」に乗ってましたが、夕方以降は、再び 「近鉄駅から郊外へと向かうバスの回送状態」 でした。 マンションが林立しているわけでもなく、バスを利用すれば目的地に直接向かえるわけでもなく。 露骨な「ドーナツ化現象」が進む街で、 「ある程度は定住人口が必要な乗り物」 が必要なのか? 30年以上も延長できない道路の 「延長工事の口実」 として利用しているんじゃないかと、勘繰りたくなります。 ワシは、愛知県に移住するまでの間に、生まれ育った街の 「限りなく"クロ"に近いグレー」 の話を、耳にタコが出来るほどに聞いてきました。 ブログで書けないような事も聞いた事があります。 いい加減に 「メンツだけを気にして、後先考えず、手段も選ばない行動」 は止めましょう。 メンツを気にするが故に最悪の展開となったのが、かつての 「四日市ぜんそく」 でしょう。 公害対策で真っ先に悪者として取り上げたのが、 「石炭を燃やし、空に黒煙を上げていた」陶磁器生産者ですから。 21世紀の現在の日本の原型 「権力が弱い者いじめをする」 が、ここにあるかのようです。 ↑そういう街の文化で生まれ育って、現在国の中枢で働いていたとすれば、当然か!? こういう街に育ったからこそ、 「権力を横暴に用いる」 連中が気に食わないワシです。 あと 「作り上げられた格差を維持するための思想を持つ者・集団」 も気に食わないですね。 遅くなりましたが、ワシが朝日新聞を購読している理由は、 「そういう行政に対して、迎合しない報道姿勢(他社との相対比較)」 でしょう。 ↑引っ越して、「役所の広報同然の地方欄を作る、愛知県の朝日の記者の腰抜けぶり」に閉口しましたが 最後に、メンツしか考えない連中を糾弾することを書いた後ですが、民間人が考えた 「四日市名物とんてき(豚肉のステーキ)」 は、中日新聞などから睨まれることになろうが、 「(東海地方では、)四日市が発祥!」 と主張します。 ↑「とんてき」を「名古屋発祥の、新たな名古屋メシ」に加える動きがあるらしいため。味噌カツのカツと同じノリで作ってもらったら困ります 「役所や権力が、市民のアイデンティティを作る時代は終わった!」 この言葉を、権力志向な人々にお送りいたしまして、しばし寝ることにいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月16日 03時36分54秒
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