カテゴリ:【News Magazine】馬耳東風
保守本流の球団が、ついに不敗神話を崩壊させた形の今日の試合。
皮肉にも、失点の場面だけ、仕事帰りの家電量販店で見てしまった。 まるで、 「飛び込み自殺の瞬間を見てしまった」 かのように。 今年の保守本流の球団のマークって、 「為政者が前回の衆議院選挙で大勝した際の、ナンバーワン・ポーズ」 だったんですね。 さすが、 「為政者の政権復帰により、我が世の春を謳歌する親会社の体質」 を表しているというか、何というか。 保守回帰により、笑う人間よりも 「国のために泣け、働け」 と要求される市民が多い昨今。 とあるアイドルグループでさえ、 「働こう、働こう」 と歌い、春の園遊会でしたっけ?エンペラーとお会いする事が出来てましたね。 「自助努力」 の世界では、一般市民は 「エンターテイメントを楽しむ余裕などなくなります」 これを知っていての、保守本流なのでしょうか。 「外野席が閑古鳥(というか、親会社が発行する新聞を配達する店がタダ券をバラ撒いて)でも、年間席が売り切れれば経営が成り立つ」 のならば、それこそ、 「一般市民のプロ野球ファンなど不要」 でしょう。 「自助努力で勝ち組になった人間だけ、新聞購読者だけで、プロ野球を楽しんでください」 です。 昨年の日本シリーズで、すでにプロ野球の限界を悟っていましたが、これでV9以来の日本一連覇となったら、一般市民の楽しみの場は、プロ野球に求められなくなってしまいます。 なぜなら、 「権力志向の連中が支配する存在に対して、憧れも尊敬も抱けない」 からです。 プロスポーツなどのエンターテイメントが、まだ市民の側にあるのか。それとも、権力者の意となる存在に落ちぶれてしまうのか。 正直言って、今年の日本シリーズこそ、 「1989年の日本シリーズ以降、日本が間違った方向に進んだ過ちを正す数少ないチャンス」 と思っていたのですが、やはり、 「人の役に立たなくても、カネを費やした者のために物事は動く」 のでしょうか...。 冷害に襲われたら不作が目に見えている、東北のコメ作りを知っているはずなのに、 「減反政策の終了」 を目論む為政者。 「岩手の権力者が絡む政党に票を入れて、オレたちを政権から撃ち落としたオトシマエ」 のような感覚なのでしょうね、為政者にとっては。 同じように、イーグルスも、保守本流の球団に刃向かった災いとして、 「今年のファイターズのように、来年は低迷を強いられる」 のか...。 この国は、どう考えても 「保守の国」 です。 プロ野球でも、今までの価値観を覆すような存在の球団は、思うように日本シリーズでは勝てない印象があります。 ある意味、極端な言い方をすれば、 「挑戦者には神の御加護は存在しない」 のでしょう。 ゆえに、 「保守本流の球団に、己の野球理論をたたき込んだ人間を送り込んだ老人により、神の子と名付けられた投手」 も、土をつけられることとなったのでしょう。 まぁ、ある意味 「神の子1人で勝ったイーグルス」 と呼ばれる事がなくなっただけでも、救われているかも知れません。 イーグルスというチームの力で、11月3日日曜日に球団初の日本一を決めましょう。 東北に限らず 「割りを食う地域、割りを食う人間が存在する事により、物事がうまくいく社会」 は、正常な世界ではない事は明らかですから。 夢や希望を抱くのも「自助努力」となってしまった現代ですが。 プロ野球ぐらいは革命を起こしましょう。 未来のプロ野球選手を目指す子供たちを増やすためにも。 そして、プロ野球に代表されるエンターテイメントが、権力者や為政者の都合に左右されない、独立した存在として、人々に夢と希望を与えられる存在となるためにも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年11月02日 22時38分23秒
コメント(0) | コメントを書く
[【News Magazine】馬耳東風] カテゴリの最新記事
|