2007/07/17(火)11:24
カンニングと参考資料(1)
技術翻訳はカンニングだとか、ものまねだとか言われます。
専門用語はもちろん、
その分野の「言葉遣い」をしなければ、
仲間にも入れてもらえないことはすでに何度か書きました。
(読者オススメのページの記事のなかにもありますので、ぜひ)
つまり技術翻訳では、
その分野のみんなが使っている言葉を使わなければならないわけで、
仕事をしていても当然ながら、
どこかに書いてある言葉をほぼ丸写しすることになることもあります。
また、お仕事を受けたとき、
クライアントから「参考資料」をいただくこともあります。
翻訳対象と同じ分野の文書であったり、
シリーズもので、すでに訳されているものだったり、
特に関係なくても「スタイルをこれに統一してほしい」というものであったりします。
当然ながら、同じ用語やフレーズは基本的に、
資料のものを踏襲することになります。
技術翻訳はカンニングなんです。
つづく。
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