2007/08/16(木)12:20
チリは粗大ゴミより大きい(2)
歌でいえば、要するに「音痴」なんだと思います。
何の歌かわからない、とまではいかなくても、
予測のつかない音痴な歌を延々と聞かされたら、
うんざりしますよね。
歌っている本人が「なりきって」歌っていればなおさら。
自分だって歌に絶対の自信があるわけじゃないし、
相手がどう音痴かを具体的に指摘するのは難しい。
けど、やっぱり何か言いたい。
そんなとき、歌詞の間違いなら「○○を××と間違った」と指摘できるので、
歌詞を間違った「ように聞こえた」だけでも耳ざとく指摘してしまう。
そんな感じなのではないかと思うのです。
プロの歌手がたまに歌詞を間違ったりしたら、
「珍しいものをみた」って感じで、
聴いている方はむしろ喜んだりするのにね。
今回の記事は、
「ウイルス-ネットワーク障害辞典」
がヒントになりました。
「日本語のシステムに甚大な被害を及ぼすウイルスのほか、
巷や翻訳書、翻訳者の訳文のなかに見つけた『ネットワークに異常のある』」
言葉が集められています。
40数ページほどのものですが、
私の場合、10ページも見ないうちに本当に気分が悪くなってきて、
いったん閉じました(^^;。
それがちょうど、時期を同じくして行ったいつもの居酒屋で、
はじめてみる客のカラオケを延々と聴かされたときの感じと同じだったので、
「あぁ、これだ」と思ったわけです。
そのお客は、20代後半ぐらいで茶髪のスーツ姿。
二人で交互に歌ってたのですが、
どっちもめっちゃかっこつけて歌ってるのに、
「その歌、そういう歌じゃないでしょ!」って思うぐらい
音ズレまくり。
ほかに誰も歌わないから二人の独壇場で、
「この二人を止めるには、私が歌うしかない!」と真剣に思ったほどでした(笑)。
(歌いませんでしたけど)
話がそれましたが…。
まして、お金を払って手にした翻訳で、
こんな感じの日本語を延々と読まされたら…、
クレームをつけるクライアントの気持ちがわかる気がしました。
そりゃたまらんよな、みたいな。
「ウイルス-ネットワーク障害辞典」は、
トライアリストの会報という形をとっていますが、
この号は一般の方も購入できるそうです。
自分の言葉がウイルスで汚染されていないか、
ネットワーク障害を起こしていないか確認するのによさそうですので、
興味がおありの方はぜひ。
(数に限りがあるそうです)
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