キノコとボケナス
『〇●堆肥で堆肥を一袋、300円で売ってるよ。』
と言うのは、圃場でうちの家畜達の糞尿処理を担当している方。
『でもあの堆肥におが屑が入っているから、畑にキノコが生えて、話に何ねぇって話だぞ。』
私『え?畑にキノコが生えるんですか?なんで?』
『木があるからだよ。』
私『え?木があるから生えるって、だから"木の子"なんですか?』
『そうだよ~。木につく菌から出来るんだ。
キノコが生えるとそちらに栄養分が取られて、作物がうまく育たないのだ。』
私『菌糸のほうがは細菌よりも高等微生物だから、栄養分とっちゃうんですねぇ~!』
『そうだよ。キノコの語源はそうなんだよ。』
私『しらなかった~』
『他にも似たようなので、"ボケナス"ってあるだろ?』
私『ええ、よく"こ~のボケナスがっ!"なんて言われます…』
『日の当たりが良くなかったりして、ナスの綺麗な紫がぼけることがあるだろ?』
私『え、まさか、色の出来が悪いから"ボケナス"なんですか?』
『そーだよ、売り物にならない。』
私『え~、まじですかぁ?
でも色づきが悪い作物、林檎やトマトなんかあっても、
"ボケ林檎"や"ボケトマト"何て言わないですよねぇ。』
『だなぁ、はっは~』
な~んてやりとりありました。
おしまい☆彡