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2006.02.23
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カテゴリ:歯科技工
今日は職場から書いています。
今週、2回目の泊まりです。
でも後輩のなおっち君は2日連続の宿泊です。
いつもはこれほど忙しくないのですが、今月は尋常ではありません。
忙しいからといって、クオリティは下げたくないので・・・

忙しいという漢字は、心を亡くすと書きます。
人工臓器を製作する技工士としては、忙しくても補綴物を製作する上での心だけは亡くさないように言い聞かせています。

確かに辛いのですが、思い起こしてみると何もできなかった新卒の頃の辛さと比べると、仕事ができるのは虹色の人生なのかもしれない・・・そう思います。

私の勤務する医院では、一人の技工士が手がけた症例は最初から最後まで行います。
ですから基本的には人に頼ることはできないと思ってやってきました。
折れない心を作るため、信じれる自分を創るため、自分自身とプライベートを削り、11年間、トレーニングと仕事をしてきました。
時には虚勢を張りつつも強がり、誤解されることを覚悟で強い自分を創りあげようと必死でした。

補綴物は全てハンドメイドですから、手で創造するものには心が宿り、気が入ると本気で思っています。
しかし、なかなか同じ技工士間には伝わらないようです・・・

今、一緒に泊まっているなおっち君は熱いものを持っていますよ!

ところで、私が技工士になろうとした理由は、「私を産んでくれる為に歯を失った母の歯を作るため」でした。

昔は栄養事情のせいか、出産で歯を失うことがあったと聞いていましたが、最近、専門誌でアメリカの調べが掲載されており、今でもその傾向があるのだと認識を新たにしました。
何故か歯科医院に勤務しながら、そのような話は全く聞かないのが不思議ですが・・・

「私を産んでくれるために失った歯なら、私が作ろう」と思い、もともと医療系の仕事を希望していたこと、美術が得意だったことで選んだ技工士の道です。
幸いにも母の歯を作ることはできましたが、あまりチェックをしていないので、時々不安になります。
母も私が作ったものだからと我慢していなければ良いのですが・・・
でも上顎に関しては特殊な装置を使用し、通常ならば口蓋という部分を覆わなければ落ちてきてしまうのを、覆うことなく小さくすることには成功しています。

こうして考えると、技工士になっていろいろなものと戦ってきたことは幸せな虹色の人生と言えるのかなぁと考えています。

ブログを始めたのは、同業種間の繋がりも勿論ですが、患者様となる少しでも多くの方々に補綴物がどのようにつくられ、どのような人間が想いを込め製作しているのか情報提供したかったからです。
歯科関係のホームページは沢山ありますが、補綴物を製作する技工士がもっと突っ込んだ話を提供して、患者様の判断材料を増やすことができると思ったからです。
まぁ、そんなに堅苦しく考えてはいませんが。
それにしても、ブログを始めて良かったです。
いろいろな方々と知り合うことができ、皆さん(個人名はだせませんが) ありがとうございます。
夜中だからか、疲れているからなのか、素直にお礼が言いたくなったのです。
ブログを始めるきっかけになった なおっち君 ありがとう。

ということで、今日は 「虹色の天然歯」の画像を載せます。



支離滅裂な文章でしたが、これにて仕事に、戻ります。





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Last updated  2012.03.11 12:37:35
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