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カテゴリ:歯科技工
いろいろと書きたいことはありますので、可能な限り更新していきたいと思います。 前回の『林 直樹先生講習会レポート』について、ご質問を頂いていたので、お答えしたいと思います。 ジルコニア クラウンの無数の白線の表現について、『表面ステインですか?』との御質問がありましたが、 あの表現は『内部ステイン』と『表面ステイン』の両方を併用しています。 私が敬愛する世界的セラミストの青嶋 仁先生も御自身の講演でレクチャ-されるのですが、 『白班や白濁といった表現は、内部ステインと表面ステインを併用することでより立体的に見え、深みもでる。』 ということです。 ただ、その表現は内部ステインをメインにしています。 歯をセラミックで製作する場合、その表面の艶や滑沢さも歯列に調和させる上で重要な要素になります。 その場合、セラミックを製作する上で最終的に行う艶焼きという行程だけでなく、実際に技工士が研磨をし、周りの歯の質感に合わせるようにします。 人の歯が長年ブラッシングにより磨かれたり、食物の採取や会話時に口唇(口腔粘膜)とこすれることにより形成される質感を、技工士が研磨という作業により、時間を早回ししてあげるという感覚でしょうか。 表面ステインですと、研磨という作業により消えてしまうことかあります。 ですから、内部ステインをメインとし、表面ステインは効果的に、少量に留めるべきでしょう。 私の実習ステップですが、 『内部ステイン』の状態の画像をupしておきます。 皆様、本年も何卒宜しくお願い致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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