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二十年くらい前に行ったことがあるが、長崎寄りにある佐賀県の名湯だ。 せっかく近くまで行くのだから帰りに温泉に入りたいと、同行者の分までぬかりなくタオルを持参していった。 そういうところは、かなーり計画的で準備のいい私なのです。 で、夕方になり、撮影できることもなくなったので帰宅前に温泉にレッツラGO! 銭湯より安い400円で入れる日帰り温泉施設に行った。 ぬるっと柔らかい、だけど熱めな、なんともいいお湯です。 熱湯とぬる湯の浴槽があったけれども、ぬる湯も40度越えだからそんなにぬるくない。 そもそもお風呂に長く入るのは苦手なので、同行者と45分後に休憩所で集合となっていながら30分後には脱衣所脱出、、、しようとしかけたとき、ふと先ほどまで女性が座っていた長椅子のところに100円玉が置かれているのが目に止まった。 脱衣所には数人、人がいたけど、その100円には誰も気づいてない。 それになにより、脱衣所から出ようとしているほぼ私の動線上に、その100円玉はあった。 そこで私は思った。 「あ、これでジュースが飲める、ラッキー!」 が、すぐに思い直す。 顔こそ見てないが、ついさっきそこに座っていた女性の服装はなんとなく覚えてる。 きっとあの人の忘れ物に違いない、と。 忘れた人がわかっていてネコババするのは、ラッキーとはちょっと違う…。 なんか、気が晴れない。 かといって、 これを拾って番台に届けたところで、私には漠然と落とし主がわかってるのに、それがその人に戻る訳もないと思うとなんだか、その100円玉を見つけてしまったことにむしょうに腹が立って来た。 で、結果、その100円玉には近づかず、拾わないことにした。 脱衣所にはまだ数人ひとがいるし、誰が落としたか気づいてないこの中の誰かが拾えばいいや、と思ったのだ。 で、休憩所に向かう途中、自販機が目に入る。 リンゴ酢100円。 飲もうかどうしようか悩みながら、休憩エリアの椅子に近づいていくと、先ほどの100円の持ち主と思われる服装のご婦人がいらっしゃる。 あー、もう、何やってんだか、と思いながら、急いで脱衣所に戻って先ほどの100円を拾いにいき、そのご婦人に「これ、脱衣所にお忘れでしたよ」と返した。あー、これでなんだかスッキリした!と、思ってたら、 そのご婦人が、リンゴ酢を自分の分と私の分とを買ってきて、くださった。 あー、なんか昔話みたいだなーと思った次第。 結果、欲しいものをいい気分で頂くという。まさに道徳的な出来事でした。 で、長崎からたまに旦那様といらっしゃるというそのおばさまと世間話。 長崎には、ふくの湯って日帰りのお風呂がある情報をゲット。 ふと、長崎の方はおしゃべり好きだという、私の勝手な持論が思い出される。 おばさまのプレゼンにより、この週末で終わりだったランタンフェスタ、来年こそは行こうと思った次第でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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