『がらくた』 江國 香織
【本日の一冊】がらくた海外のリゾート地のプライベートビーチから物語は始まる。美しい少女を見つめている美しい中年の女性。少女は美海、15歳。女性は柊子、45歳。やがて東京へ戻った二人を主人公に展開される意表を突く人間関係。官能をかき立て、知性を刺激し、情感を揺り動かす、江國恋愛小説の記念碑的長編の誕生。久しぶりに江國さんの作品を読みました。ああ。江國さんらしい。でも内容的にはあまり好きではないなぁ…それでも恋愛小説としてはおもしろい。(どっちなんだ! )まあ、好みの問題でしょうね。共感できるかどうかとか。いっそのこと もっと弾けてしまうようなそんな展開になってしまった方がよかったのかも。