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カテゴリ:📗 よみもの
【本日の一冊】
海へ 思えば山ばかり見て暮らしてきた。医学生時代の友人に誘われた、海へ行ってみようか。心の病を得て以来、一人で電車に乗るのは十年ぶりである。旧友の海辺の診療所で過ごす五日間の休暇。朝市の老婆に亡き祖母の顔を見、崖下の洞窟でイワシを焼いて少女と語らう。だが、そこにも…。癒し癒されきれぬ人々の心の内を描いた名作。 南木氏の作品は初めて読みました。 これは、私小説…なのでしょうか。 淡々と描かれていながら、人の心をほぐしてくれる力があります。 霧がはれるように、ではなく、ひっそりじわじわと、という感じで。 他の作品も読んでみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月04日 13時01分10秒
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