ぷちまる *petit○*

[📗 よみもの] カテゴリの記事

全662件 (662件中 1-50件目)

1 2 3 4 5 6 ... 14 >

• 

  『人はどう老いるのか』久坂部 羊

  自分の老いだけでなく、身近な高齢者への接し方のヒントにもなる一冊。人はどう老いるのか　医者はホントは知っている 楽な老い方 苦しむ老い方 （講談社現代新書） [ 久坂部 羊 ]​◆内容紹介（出版社より）◆「老い」と「死」は誰にとっても初体験。われわれは例外なく「初心者」である。慌てふためかないためには、老いの現実を予習することだ。多くの死を看取ってきた医師で小説家の医師が、楽に老いるコツを本音で語る。安易な老い方本ではわからないアドバイスが満載。第一章　老いの不思議世界第二章　手強い認知症高齢者たち第三章　認知症にだけはなりたくない人へ第四章　医療幻想は不幸のもと第五章　新しいがんの対処法第六章　「死」を先取りして考える第七章　甘い誘惑の罠第八章　これからどう老いればいいのか

  2024年10月22日

  コメント(0)

• 

  『善医の罪』久坂部 羊

  実際の事件を題材にした　医師、患者、家族のリアルな苦悩と葛藤臨終を巡る、医療現場と司法の大きな乖離ーー。治療の見込みがなくなった後、現代日本で穏やかな死を迎えることはできるのか？​善医の罪 （文春文庫） [ 久坂部 羊 ]​◆内容紹介（出版社より）◆彼女は善意の名医か、患者を殺した悪魔かーー。クモ膜下出血で意識不明の重体で運ばれてきた、横川達男。彼の手術の執刀医の白石ルネは、これ以上の延命治療は難しいと、本人の意志もあり治療を中止することを決意する。横川の苦しむ様子に耐えられなくなった家族は同意し、白石は横川を尊厳死に導いた。数年後、白石が記したカルテと、立ち会った看護師のメモが食い違っていることが告発される。そのメモによると、白石は患者に筋弛緩剤を静脈注射したというのだ。事態は病院中を巻き込んだ大問題になり、やがてマスコミがかぎつけることに。白石を名医だと感謝していた横川の遺族は考えを変え、彼女を告訴することにした。一体どこで歯車がくるってしまったのか。外科医に鬱屈を抱える麻酔科医、保身にはしる先輩外科医、女性としてルネに劣等感を感じる看護師。様々な立場の者たちの思惑が重なり合い、事態は思わぬ方向へと転がることにーー。現役医師が圧倒的なリアリティで描いた、スリリングな医療小説。

  2024年10月19日

  コメント(1)

• 

  『小箱』小川洋子

  小箱 [ 小川洋子 ]【内容紹介】小さなガラスの箱には亡くなった子どもの魂が、ひっそり生きて成長している。箱の番人、息子を亡くした従姉、歌声でしか会話できないバリトンさん、竪琴をつくる歯科医……「おくりびと」たちの喪失世界を静謐に愛おしく描く傑作。亡くなった子供が死後に結婚できるように、婚礼の様子を描いて寺に奉納する－。そんな「ムカサリ絵馬」の風習に興味を持ち、東北地方の寺を取材したのが、本作の出発点だったそうです。「死んだ子がいつまでも現世とつながりを持ち、結婚して一人前になってほしいと願う。とても奥行きのある悲しみで、親の愛はそこまで届くんですよね」こちらは、表紙の絵が同じだけど、違う本。​【中古】 魔法の国の旅人 (1982年) (ハヤカワ文庫 FT)

  2024年10月10日

  コメント(1)

• 

  『やくそく』成田雅子

  【本日の一冊】​やくそく【電子書籍】[ 成田雅子 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）忘れないで欲しいこと。ピアノも、テーブルも、そして家さえも、あなたがきづかないと、なにもかもなくなってしまう…。あなたにとっては小さな約束。でも、それはとても大きなことだった…。「心」を描く、成田雅子のファンタジー。気にかけなくなったものは ないのと同じ。やくそくを信じて待ち続ける猫のよも。“ぼくもなくなっちゃうのかな”よもの心細さが痛いほどわかる。帰ってきたゆうじさんをみて泣き出すよも。なにもないところで静かにつりをする二人。すべてが元に戻ってハッピーエンドかと思いきや、よものため息がまた切ない。人間はこりないのだ。絵本なんだけれども、大人に読んで欲しい一冊。あなたが気にかけなくなったもの、忘れてしまったやくそく、それは大切な何かなのかも。涙が出た。初見の時より心に響く。私も よもと同じ。なくなりそうな空間にいる。そして、あなたは なくなったことにも気づかないかもしれない。約束はきっと果たされないだろう…

  2022年12月17日

  コメント(2)

• 

  東京タワー オカンとボクと、時々、オトン [ リリー・フランキー ]

  ​東京タワー オカンとボクと、時々、オトン （新潮文庫　新潮文庫） [ リリー・フランキー ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人ー。四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。「東京でまた一緒に住もうか？」。ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来るー。大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。本の整理中に再読。　何度読んでも心を揺さぶられる作品です。【本文より】当たり前になれると思っていたその「当たり前」が、自分には起こらないことがある。誰にでも起きている「当たり前」。いらないと思っている人にでも届けられる「当たり前」が、自分には叶わないことがある。　（中略）かつて当たり前だったことが、当たり前ではなくなった時。平凡につまずいた時。人は手を合わせて、祈るのだろう。今の自分と重なって、一層泣けました。映像化されたのも観てみたいな。​​​　​​　　​​​

  2021年04月28日

  コメント(0)

• 

  ご長寿猫がくれた、しあわせな日々-28の奇跡の物語 [ ケニア・ドイ ]

  バーゲン本で購入。​【バーゲン本】ご長寿猫がくれた、しあわせな日々-28の奇跡の物語 [ ケニア・ドイ ]​商品説明猫の長生きを願う、すべてのご家族の方々へー猫好きに圧倒的な支持を得ている、フェリシモ猫部の人気Web連載「猫又トリップ」から、15歳以上のご長寿猫とその家族が奏でる28の物語をお届けします。　猫たちへ感謝の気持ちをこめてーご長寿猫たちの物語が興味深く、猫ちゃんたちの写真に癒されました。そして飼い主さんと一緒の写真からはたっぷりの愛情と信頼関係が伝わってきます。かつて自分も猫と暮らしていたことがありましたが、今は人間のお世話だけでいっぱいいっぱいの状態。また猫たちと一緒に暮らせたらいいなぁ…猫であっても人間であってもご長寿はありがたいものです。ご長寿のあなたも、一緒にいる私も、しあわせ。≪ 君といつまでも一緒に暮らしたい ≫ ですよね。「ご長寿猫になる育て方」も掲載されています。※この本の印税の一部は「フェリシモわんにゃん基金」として犬猫の保護活動などに活用されるそうです。定価商品はこちら​ご長寿猫がくれた、しあわせな日々 28の奇跡の物語 [ ケニア・ドイ ]​

  2021年04月27日

  コメント(0)

• 

  『春、戻る』瀬尾まいこ

  ​春、戻る （集英社文庫(日本)） [ 瀬尾 まいこ ]​【内容情報】（出版社より）結婚準備を進める私の前に、見ず知らずの「兄」と名乗る男の子が現れる。最初は戸惑うけれど、距離が縮まるうちに、私はその正体を思い出す。封印していた過去の挫折経験とともに。(解説/江南亜美子)瀬尾まいこ氏の本には悪い人が出てこない。と、わたしは思っている。そして、かならず心をやわらげてくれる。≪今を精一杯生きる全ての人に贈るハートフルストーリー≫

  2021年04月26日

  コメント(0)

• 

  流転の歌人　柳原白蓮ー紡がれた短歌とその生涯 [ 馬場　あき子　他 ]

  ​【バーゲン本】流転の歌人　柳原白蓮ー紡がれた短歌とその生涯 [ 馬場　あき子　他 ]​連続テレビ小説「花子とアン」葉山蓮子のモデル、歌人・柳原白蓮。第一章は「激動の前半生から清福の晩年まで」第二章は馬場あき子氏が選んだ秀歌100余首第三章は林真理子氏と東直子氏との対談、という構成でコラムでは「大正女流歌人の横顔」として九条武子・原阿佐緒をとりあげています。写真も多く掲載され、短歌とともに白蓮の生涯にふれられる一冊です。大空に夜も日もあらず自らの心を閉ぢて守る淋しさ

  2021年03月13日

  コメント(0)

• 

  「お迎え」されて人は逝く 終末期医療と看取りのいま [ 奥野　滋子 ]

  ​「お迎え」されて人は逝く 終末期医療と看取りのいま （ポプラ新書　66） [ 奥野　滋子 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）死は、けして敗北ではありません。人生を、医療任せにしてはいけません。「亡き母が手を握ってくれた」「夫と愛用車でドライブに行った」-これまで幻覚・せん妄として治療対象であった「お迎え」現象が、死生に向き合う貴重な過程として医療現場で注目されている。死を恐れ、痛みとたたかう患者に何ができるのか、緩和ケア医として２５００人を看取った医師が終末期医療のあり方、死との向き合い方を問いかける。私も、先に旅立った親しい人にお迎えされて逝きたい。

  2021年02月18日

  コメント(0)

• 

  『いま、死んでもいいように』小池龍之介

  ​いま、死んでもいいように 執着を手放す36の智慧 （幻冬舎文庫） [ 小池龍之介 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）「自分らしく生きなければ」「健康でなければ」「老いてなお盛んでなければ」-現代人がいかに誤った思い込みで自分を苦しめているかを、ブッダの言葉をひもときながら説き明かす。自分が“いま、ここ”にいること、自分が“いま、ここ”でしていることだけに集中し、清々しく満ち足りた幸せを手にするための、心の持ち方、暮らし方。さまざまなものに、執着している自分の心を解放できたらなぁ、という思いで購入しました。本一冊読んだくらいでは、そううまくはいきません。なかなか執着を手放せないでいます。【人生は生まれた瞬間から死ぬときまで、思い通りにならないもの】ですね。

  2021年02月07日

  コメント(0)

• 

  『凶悪　ある死刑囚の告発』 新潮45編集部

  「上申書殺人事件」を捜査に導いたドキュメント！凶悪 ある死刑囚の告発 [ 新潮45編集部 ]価格：1320円（税込、送料無料) (2021/1/24時点)楽天で購入【内容情報】（「BOOK」データベースより）「他にも人を殺しています。警察は把握していません」。死刑判決を受けた男が、獄中で衝撃の自白を始めた。被害者は複数人、首謀者はまだ娑婆にいるーはたして、奴の話は本当なのか！？闇に葬られた殺人をよみがえらせ、警察も動かした衝撃の取材記。【目次】（「BOOK」データベースより）第１章　独房からの手紙／第２章　サイは投げられた／第３章　“先生”ＶＳ殺人犯／第４章　驚愕の証言／第５章　“じいさん”の素性／第６章　“カーテン屋”を知る女／第７章　そして、矢は放たれた／第８章　スポットライトを浴びた死刑囚／第９章　第四の殺害計画／第１０章　消せない死臭／第１１章　闇に射しこむ光​​　​​​​

  2021年01月24日

  コメント(0)

• 

  『このあたりの人たち』　川上弘美

  ​このあたりの人たち （文春文庫） [ 川上 弘美 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）そこには、大統領もいて、小学校も地下シェルターもＮＨＫもある。町の誰も行くことのない「スナック愛」、六人家族ばかりが住む団地の呪い、どうしても銅像になりたかった小学生。川上弘美が丹精込めて創りあげた、不穏で、温かな場所。どこにでもあるようで、どこにもない“このあたり”へようこそ。【目次】（「BOOK」データベースより）ひみつ／にわとり地獄／おばあちゃん／事務室／のうみそ／演歌歌手／校長先生／スナック愛／不良／長屋／八郎番／呪文／影じじい／六人団地／ライバル／妖精／埋め部／バナナ／蝿の王／野球ゲーム／拷問／バス釣り／グルッポー／運動会／果実／白い鳩≪どこにでもありそうな懐かしい場所なのに、この世のどこよりも果てしなく遠い≫このあたり。最初の「ひみつ」からもうすっかり引き込まれていました。≪著者が丹精こめてつくりあげた、不穏で、温かな場所≫は、不思議が不思議のままで心地好い、そんな世界だ。近藤聡乃さんのイラストがまたいい。今いる場所に疲れたら、もう一度〈このあたり〉に迷い込んでみたい。

  2021年01月22日

  コメント(0)

• 

  『誘拐』　五十嵐貴久

  誘拐 [ 五十嵐貴久 ]価格：1650円（税込、送料無料) (2021/1/22時点)楽天で購入【内容情報】（「BOOK」データベースより）韓国大統領来日ー。歴史的な条約締結を控え、全警察力が大統領警護に集まる中、事件は起きた。少女誘拐ー。全く痕跡を残さない犯人に、大混乱に陥る警視庁。謎が臆測を呼び、臆測は疑念に変わる。ベストセラー『交渉人』の興奮再び！稀代のエンターテイナーが贈る超驚の警察小説。以前読んだ『リカ』は、いまひとつだったけど、これは読みごたえがある一冊でした本書は星野警部シリーズの第一弾にあたるらしいので、第二弾『贖い』も読んでみたい。​　​​　​​​　​​​

  2021年01月22日

  コメント(0)

• 

  『薔薇忌』皆川博子

  ​薔薇忌 （実業之日本社文庫） [ 皆川博子 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）舞台に秘められた男女の謎ー妖しく華やかな幻想ミステリー。降りしきる薔薇の花びらに埋もれて死ぬことを夢見た劇団員（「薔薇忌」）、濃密な淫夢に日常を侵される歌舞伎小道具屋の娘（「紅地獄」）、スター歌手の再起に賭ける芸能プロデューサー（「化鳥」）…舞台芸能に生きる男女が織りなす世界を、幻想的な筆致で描いた珠玉の短編集。著者の独創性を世に知らしめた柴田錬三郎賞受賞作。新たに書き下ろした「あとがき」を収録。【目次】（「BOOK」データベースより）薔薇忌／祷鬼／紅地獄／桔梗合戦／化粧坂／化鳥／翡翠忌日本推理作家協会賞受賞作家傑作短編集１【金沢にて】に収録されている『春怨』で初めて著者の作品を読みました。興味深かったので、他の作品も読んでみようと思い、柴田錬三郎賞受賞作の本書を購入。本書は≪舞台芸能に生きる男女が織りなす世界を、幻想的な筆致で≫描いていて、どれも妖しく美しく恐ろしい。人の心の闇を見せられたような、そんな怖さが滲んでくる作品でした。

  2020年12月29日

  コメント(0)

• 

  『金沢にて』阿刀田高 ほか

  ​金沢にて （双葉文庫　日本推理作家協会賞受賞作家傑作短編集　1）​【内容情報】（「BOOK」データベースより）加賀友禅についての資料を集めに金沢を訪れた男が、かつてこの地を一緒に旅し、翻弄された女性に思いを馳せる（「鳥瞰図」）。金沢で食品会社を興した男が、過去の行状を知る仲間との関係を断つべく殺害を企てる（「晴のち雨天」）など、歴史ある日本推理作家協会賞を受賞し、ミステリー界が誇る作家六名による、古都金沢を舞台にした珠玉作短編集シリーズ第一弾。【目次】（「BOOK」データベースより）鳥瞰図（阿刀田高）／晴のち雨天（鮎川哲也）／等々力座殺人事件（戸板康二）／春怨（皆川博子）／友禅とピエロ（辻真先）／スーパー特急「かがやき」の殺意（西村京太郎）まあまあ楽しめた一冊です。戸板康二氏は本書で初めて読みました。『等々力座殺人事件』がおもしろかったので、他の作品を読んでみようかと楽天ブックスで検索したところ「注文できない商品」ばかりで残念。皆川博子氏『春怨』も興味深かったので、他の作品を物色中です。マラソン中にどれかポチりたい。​​​​​​​​​​​​​​​​​

  2020年11月09日

  コメント(0)

• 

  『妖異 』 綾辻行人　ほか

  ​日本推理作家協会賞受賞作家　傑作短編集（4）　妖異 [ 綾辻行人 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）妻が旅行で不在のあいだ、実家に戻った作家が、犬の散歩の際に訪れた河原で、のっぺらぼうの奇妙な人形を拾う（「人形」）。小さな箱を携え、エーゲ海の船旅に参加した男が、いけすかないアベックの殺害を企てる（「エーゲ海の殺人」）など、歴史ある日本推理作家協会賞を受賞し、ミステリー界が誇る作家六名による、奇異で妖しい物語を収録した珠玉作短編集シリーズ第四弾。【目次】（「BOOK」データベースより）人形（綾辻行人）／エーゲ海の殺人（石川喬司）／魔法街（大下宇陀児）／零人（大坪砂男）／ギズモ（加納一朗）／ソロモンの桃（香山滋）シリーズ第五弾を読んだので、このシリーズを読んでみようかと思い本書を購入。綾辻行人氏以外の作家さんの作品は初めてで、自分では選んで読む事はなさそうなので、そういう点ではよかったかな、と。

  2020年11月03日

  コメント(0)

• 

  『幻異』京極夏彦 ほか

  ​日本推理作家協会賞受賞作家　傑作短編集（5）　幻異 [ 京極夏彦 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）同居の老人の奇行に悩まされ追い詰められた主婦が、一線を越えた末に信じがたい事実を知ることになる（「厭な老人」）。静かな部屋で時を告げる古い鳩啼時計には、遠く離れた恋人との悲劇の結末が隠されていた（「鳩啼時計」）など、歴史ある日本推理作家協会賞を受賞し、ミステリー界が誇る作家六名による、幻想と怪奇に彩られた物語を収録した珠玉作短編集シリーズ第五弾。【目次】厭な老人（京極夏彦）／鳩啼時計（小松左京）／琴中怪音（中島らも）／眠床鬼（日影丈吉）／雪女（山田風太郎）／断頭台（山村正夫）京極夏彦氏の作品が収録されているので購入しました。ぅあぁ　思いっきり読後感がどんよりする、タイトル通りの厭な老人の話…。京極作品は ちょっと期待した感じと違いましたが、他、読んだことのない作家さんの作品も読めてよかったです。

  2020年11月01日

  コメント(0)

• 

  『口笛の上手な白雪姫』 小川 洋子

  ​口笛の上手な白雪姫 （幻冬舎文庫） [ 小川 洋子 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）「大事にしてやらなくちゃ、赤ん坊は。いくら用心したって、しすぎることはない」。公衆浴場の脱衣場ではたらく小母さんは、身なりに構わず、おまけに不愛想。けれど他の誰にも真似できない多彩な口笛で、赤ん坊には愛されたー。表題作をはじめ、偏愛と孤独を友とし生きる人々を描く。一筋の歩みがもたらす奇跡と恩寵が胸を打つ、全８話。たぶん、今私が求めていた世界。それがここ、小川ワールド。哀しく切なく静かに流れる物語が心に沁みる。さあ、自分の世界に戻ろうか…

  2020年10月21日

  コメント(0)

• 

  考えない練習 （小学館文庫） [ 小池 龍之介 ]

  ​考えない練習 （小学館文庫） [ 小池 龍之介 ]​「イライラ」「不安」は、練習で直せる。考えすぎて、悩みがつきない私たちに必要なものは、もっと「五感」を大切にする生活。それは決して難しいことではなく、ちょっとしたコツの習得で可能になる。ここではその方法（練習）を気鋭の僧侶が余すことなく語りかける。極めて実践的と評判の心のトレーニングで、不安のない日常を手にしよう。さらに、脳研究者・池谷裕二さんとの「脳と心の不思議な関係」と題した対談も収録。単行本は発売と同時に、新聞、雑誌、テレビなど数々のメディアで絶賛され、累計三十万部を突破する。ついに待望の文庫化で、完全保存版誕生。仏教の世界観を元に自らを律する方法がわかりやすく書かれています。こういう本に書かれた事を実践しようとしてもその通りになんかできないんだけど…、と思う方は「あとがき」から読まれるといいかもしれません。この本に相応しい読み方のヒントが得られると思います。【「こんなこと考えちゃう自分なんだね、しようがないよね」と受容してやる寛容さを心がけるのが、コツです。（あとがき）】というように。第３章の脳研究者・池谷裕二さんとの対談も興味深く読みました。

  2020年03月29日

  コメント(0)

• 

  最果てアーケード （講談社文庫） [ 小川 洋子 ]

  ■商品名：最果てアーケード （講談社文庫） [ 小川 洋子 ]■レビュアー：hamutan ※投稿時■レビュー内容「わたし」の「お父さん」に対する愛情が苦しいほどに伝わってきた。『私が尾行しているのは、死んだ父だった』『もしかしたらお父さんが生きるはずだったかもしれない人生は、こんなにも魅力的なのだ。そう思うだけで私は幸せだった。お父さんの不運を、こうして誰かが補ってくれている、…』勲章店のあたりからおやっと思う記述があり、そのことに気づくと切なくてたまらなくなる。生と死のあわい。『光は私を素通り… もっと詳しく見る

  2020年03月13日

  コメント(0)

• 

  あなたの不幸は蜜の味 イヤミス傑作選 （PHP文芸文庫） [ 宮部 みゆき ]

  ■商品名：あなたの不幸は蜜の味 イヤミス傑作選 （PHP文芸文庫） [ 宮部 みゆき ]■レビュアー：hamutan ※投稿時■レビュー内容先に『あなたに謎と幸福を』を読んで、本書が同時発行されたと知って購入。前者は「ハートウォーミング・ミステリー」を集めたアンソロジーで、本書はその対極。怖いもの見たさ、のような気持ちで後味の悪さを承知で読みました。既読のものもありましたが、久しぶりなので再読。物語でよかった…とある意味ほっとする読後感でした。 もっと詳しく見る

  2020年02月21日

  コメント(0)

• 

  いちばん長い夜に （新潮文庫） [ 乃南アサ ]

  ■商品名：いちばん長い夜に （新潮文庫） [ 乃南アサ ]■レビュアー：hamutan ※投稿時■レビュー内容連作短編小説『マエ持ち女二人組』シリーズ完結編。「いちばん長い夜」は、あの日だった。著者の実体験を“ほぼ忠実に、芭子の体験したこととしてこの物語に盛り込んである”という。あの日をからめた事で、こういう終わり方になったのだろうけれど、前２作の雰囲気のまま完結してほしかったような気もする。あの日を体験したらそれを書かないという選択はなかったのかもしれない。でも、それは別の作品で伝える、とい… もっと詳しく見る

  2020年02月21日

  コメント(0)

• 

  我らが隣人の犯罪 （文春文庫） [ 宮部みゆき ]

  ■商品名：我らが隣人の犯罪 （文春文庫） [ 宮部みゆき ]■レビュアー：hamutan ※投稿時■レビュー内容短編なので移動や待ちの時間つぶしに読もうかな〜、という気持ちで購入したのですが、いや、これがおもしろかったです。北村薫氏の解説もうんうん、と肯きながら読んでしまいました。まさに≪宮部みゆきは、桐の箪笥≫ですね。 もっと詳しく見る

  2020年01月31日

  コメント(0)

• 

  人魚の眠る家 （幻冬舎文庫） [ 東野圭吾 ]

  ■商品名：人魚の眠る家 （幻冬舎文庫） [ 東野圭吾 ]■レビュアー：hamutan ※投稿時■レビュー内容重いテーマを扱っているのでいろいろと考えさせられます。脳死・臓器提供・延命治療など、人それぞれの捉え方があるかと思いますが、実際にその立場になると選択することすら苦痛ではないでしょうか。そしてどちらを選んでも後悔がつきまとう。。。読んでいて苦しい感じはさけられないものの、読み応え十分な内容で、最後は救いがある。映画も観ましたが、原作を読むことをおすすめします。 もっと詳しく見る

  2020年01月23日

  コメント(0)

• 

  トワイライト・シャッフル （新潮文庫） [ 乙川 優三郎 ]

  ■商品名：トワイライト・シャッフル （新潮文庫） [ 乙川 優三郎 ]■レビュアー：hamutan ※投稿時■レビュー内容乙川 優三郎 さんの作品は初めて読みました。ラジオで紹介しているのを聞いて気になっていたのが本書。丁寧な描写から浮かび上がる情景は、かつて自分が見たかのような錯覚を起こすよう。著者の他の作品も読んでみたいと思います。 もっと詳しく見る

  2019年12月16日

  コメント(0)

• 

  『あなたに謎と幸福を』

  ■商品名：あなたに謎と幸福を ハートフル・ミステリー傑作選 （PHP文芸文庫） [ 宮部 みゆき ]■レビュアー：hamutan ※投稿時■レビュー内容「割り切れないチョコレート」「ドルシネアにようこそ」がよかったです。他３作は≪読んで癒される、だけど心に深く響く≫という商品情報から期待したほど「ほっこり」とした読後感は得られませんでしたが、まあ楽しめました。 もっと詳しく見る本書と同時に刊行された逆方向のアンソロジーの方がおもしろそう…「幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」【アンナ・カレーニナ】トルストイ（光文社古典新訳文庫・望月哲男訳）・本書解説より​あなたの不幸は蜜の味 イヤミス傑作選 （PHP文芸文庫） [ 宮部 みゆき ]​

  2019年08月30日

  コメント(0)

• 

  『眩』　朝井 まかて

  【内容情報】（出版社より）あたしは絵師だ。筆さえ握れば、どこでだって生きていける──。北斎の娘・お栄は、偉大な父の背中を追い、絵の道を志す。好きでもない夫との別れ、病に倒れた父の看病、厄介な甥の尻拭い、そして兄弟子・善次郎へのままならぬ恋情。日々に翻弄され、己の才に歯がゆさを覚えながらも、彼女は自分だけの光と影を見出していく。「江戸のレンブラント」こと葛飾応為、絵に命を燃やした熱き生涯。■商品名：眩 （新潮文庫） [ 朝井 まかて ]■レビュアー：hamutan ※投稿時■レビュー内容北斎の娘お栄（応為）が主人公。お栄の人物像がとても魅力的に思えた。北斎やその周りの人物の描写もおもしろい。読み終えてから、表紙の『吉原格子先の図』で「應」・「為」・「榮」の隠し落款を探してみた。是非、生で観てみたい。作中で触れていた『三曲合奏図』もいつか生で観てみたいが、ボストン美術館所蔵…。 もっと詳しく見る

  2019年08月23日

  コメント(0)

• 

  『ザ・富士山 対決！北斎vs．広重』 赤坂治績

  ■商品名：ザ・富士山 対決！北斎vs．広重 [ 赤坂治績 ]■レビュアー：hamutan ※投稿時■レビュー内容朝井まかて著「眩」（北斎の娘が主人公）を読んでいた時にどこかでこの本の紹介をみて、北斎関連でなんとなく気になっていました。近くの書店においてなかったので、こちらで購入。これより大きい判だとよかったな、と思います。内容的には期待したものとは違いましたが、まあまあ楽しめました。 もっと詳しく見る

  2019年07月19日

  コメント(0)

• 

  『猫語のノート』　 ポール・ギャリコ

  ​猫語のノート （ちくま文庫） [ ポール・ギャリコ ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）本書は「猫による猫のための人間の取扱説明書」であるところの『猫語の教科書』の、１０年後に書かれた姉妹篇。今度は、猫による詩集（写真付き）。あの誇り高き猫たちが日頃思っていること、思わずつぶやいてしまったことが、詩となって人間に語りかけてくる。ギャリコが惚れ込んだ写真家・西川治による「その瞬間」の猫たちの姿とともに、彼らたちの世界を存分に楽しめる。【目次】（「BOOK」データベースより）高貴な猫をたたえる歌（あがめよ、猫を！／チョウチョ、だいすき／所有宣言／夜の見張り／子猫でいるのも、ラクじゃない　ほか）／子猫のための子守歌（こもりうた／走れよ、子猫／どうしよう／ベッドはダメよ／マタタビ踊り　ほか）■レビュー内容『猫語の教科書』の姉妹編、 “猫による詩集”。たくさんの写真付きでますます猫の虜になってしまいます。 ◆ 人間たちよ、心半分の愛をありがたく、 受けとりなさい。 心のすべてで愛したりすると、 おまえたちは必ず裏切るではないか！ （あがめよ、猫を！より） ◆いきなり、やられました。。。 もっと詳しく見る

  2019年06月14日

  コメント(0)

• 

  『書楼弔堂 破暁』　京極夏彦

  ​文庫版 書楼弔堂 破暁 （集英社文庫(日本)） [ 京極 夏彦 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）明治二十年代の半ば。雑木林と荒れ地ばかりの東京の外れで日々無為に過ごしていた高遠は、異様な書舗と巡りあう。本は墓のようなものだという主人が営む店の名は、書楼弔堂。古今東西の書物が集められたその店を、最後の浮世絵師月岡芳年や書生時代の泉鏡花など、迷える者たちが己のための一冊を求め“探書”に訪れる。変わりゆく時代の相克の中で本と人の繋がりを編み直す新シリーズ、第一弾！【目次】臨終／発心／方便／贖罪／闕如／未完

  2019年05月30日

  コメント(0)

• 

  『星々の舟』　村山由佳

  ​星々の舟 （文春文庫） [ 村山 由佳 ]​■内容紹介■ 禁断の恋に悩む兄妹、他人の恋人ばかりを好きになってしまう末妹、居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷痕を抱えて……。愛とは、家族とはなにか。別々に瞬きながらも見えない線で繋がる星座のように、家族は、「家」という舟に乗って無限の海を渡っていく。心震える感動の短篇連作小説集、第129回直木賞受賞作。

  2019年05月25日

  コメント(2)

• 

  『猫語の教科書』　ポール・ギャリコ

  ネコ好き必読の書​猫語の教科書 （ちくま文庫） [ ポール・ギャリコ ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）ある日、編集者のもとへ不思議な原稿が届けられた。文字と記号がいりまじった、暗号のような文章。“£ＹＥ　ＳＵＫ＠ＮＴ　ＭＵＷＯＱ”相談を受けたポール・ギャリコは、それを解読してもっと驚くはめになる。原稿はなんと、猫の手になる、全国の猫のためのマニュアルだった。「快適な生活を確保するために、人間をどうしつけるか」ひょっとしてうちの猫も？描き下ろしマンガ（大島弓子）も収録。【目次】（「BOOK」データベースより）人間の家をのっとる方法／人間ってどういう生き物？／猫の持ち物、猫の居場所／獣医にかかるとき／おいしいものを食べるには／食卓でのおすそわけ／魅惑の表情をつくる／ドアをどうする？／クリスマスのおたのしみ／旅行におともするコツ〔ほか〕

  2019年04月18日

  コメント(0)

• 

  『魔女の笑窪』　大沢在昌

  ​魔女の笑窪 （文春文庫） [ 大沢 在昌 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）男の真の姿を見抜くという特異な能力を用いて裏社会でコンサルタントをする一匹狼の女、水原。その能力は、通称「地獄島」での過酷で忌まわしい経験から得たものであり、彼女はそこから掟破りの島抜けをして東京へ流れてきたのだ。その水原に、島の秘密を守るため、殺しのプロ「地獄島の番人」が迫り来るー。慈悲なき街・東京を舞台に、身の毛もよだつ逃亡劇が始まった。

  2019年03月07日

  コメント(0)

• 

  『LOVERS』 恋愛アンソロジー

  ​LOVERS 恋愛アンソロジー （祥伝社文庫） [ 安達千夏 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）あなたは今、恋してますか？初恋、片想い、結婚前提の恋、不倫の恋、そして理想の恋…。男女の心は揺れ、迷い、動く。時代の空気を鋭敏に感じ取る９人の作家が、恋人たちの現在を描いた、珠玉の恋愛アンソロジー。出会ったその時から、言葉もいらずに始まる恋。恋ともわからないまま続く恋。北国の大地で、冬の訪れとともに終わりを告げる恋。同級生との淡い恋。美しい男との甘美な恋。初恋の男性にふたたび思いを寄せる恋。そして、焦るような気持ちで男を待つ、不倫の恋ーーさまざまな関係の中で揺れ動く男女を、九人の作家が描く珠玉の恋愛アンソロジー。【目次】（「BOOK」データベースより）ほんものの白い鳩（江国香織）／横倒し厳禁（川上弘美）／キャメルのコートを私に（谷村志穂）／ウェイト・オア・ノット（安達千夏）／七夕の春（島村洋子）／聖セバスティアヌスの掌（下川香苗）／水の匣（倉本由布）／旅猫（横森理香）／プラチナ・リング（唯川恵）

  2019年02月21日

  コメント(0)

• 

  『虚ろな十字架』 東野圭吾

  ​虚ろな十字架 [ 東野圭吾 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより） 中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、すぐに犯人・町村が出頭する。中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。一方、町村の娘婿である仁科史也は、離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていたー。

  2019年02月17日

  コメント(0)

• 

  『ロスト・シンボル』ダン・ブラウン

  ​​​　『ダ・ヴィンチ・コード』のラングドンシリーズ第三弾！【内容情報】（「BOOK」データベースより）世界最大の秘密結社、フリーメイソン。その最高位である歴史学者のピーター・ソロモンに代理で基調講演を頼まれたラングドンは、ワシントンＤＣへと向かう。しかし会場であるはずの連邦議会議事堂の“ロタンダ”でラングドンを待ち受けていたのは、ピーターの切断された右手首だった！そこには第一の暗号が。ピーターからあるものを託されたラングドンは、ＣＩＡ保安局局長から、国家の安全保障に関わる暗号解読を依頼されるが。​​【内容情報】（「BOOK」データベースより）フリーメイソンの最高位、ピーター・ソロモンを人質に取ったマラークと名乗る謎の男は、“古の神秘”に至る門を解き放てとラングドンに命じた。いっぽうピーターの妹・キャサリンは、研究所に侵入した暴漢に襲われる。ソロモン家の血塗られた過去、代々受け継がれた石のお守りの秘密。ピーターを救うには暗号を解読するしかない！アメリカ建国の祖が首都・ワシントンＤＣにちりばめた象徴に、ラングドンが立ち向かう。​【内容情報】（「BOOK」データベースより）国家の安全保障のため拉致犯の要求に従うよう、ＣＩＡ保安局局長サトウに迫られたラングドンは、暗号に導かれ、連邦議会議事堂の地下室へと赴く。伝説のピラミッドの存在を目の当たりにし、刻限ぎりぎりに隠された暗号を見抜いたキャサリンとラングドンだが、その身には拉致犯・マラークの魔の手が迫っていた！絶体絶命の危機の中、建国以来護られてきた「人類最大の至宝」がいま明らかになるー。人間、宗教、科学を巡る衝撃作。

  2019年01月06日

  コメント(0)

• 

  『ノエル ーa story of storiesー』 道尾秀介

  ​ノエル a　story　of　stories （新潮文庫） [ 道尾秀介 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の圭介。妹の誕生に複雑な思いを抱きつつ、主人公と会話するように童話の続きを書き始める小学生の莉子。妻に先立たれ、生きる意味を見失いながらボランティアで読み聞かせをする元教師の与沢。三人が紡いだ自分だけの“物語”は、哀しい現実を飛び越えてゆくー。最高の技巧に驚嘆必至、傑作長編ミステリー。

  2018年12月01日

  コメント(0)

• 

  『月の裏側 』 恩田 陸

  ​月の裏側 （幻冬舎文庫） [ 恩田陸 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも？事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは“人間もどき”の存在に気づく…。

  2018年11月27日

  コメント(0)

• 

  『クローズド・ノート』　雫井 脩介

  ​クローズド・ノート （角川文庫） [ 雫井脩介 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより） 堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。そんななか、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。興味本位でそのノートを手にする香恵。閉じられたノートが開かれたとき、彼女の平凡な日常は大きく変わりはじめるのだったー。

  2018年11月16日

  コメント(0)

• 

  『また次の春へ』 重松 清

  ​また次の春へ （文春文庫） [ 重松清 ]​【内容情報】（出版社より）喪われた人、傷ついた土地。「あの日」の涙を抱いて生きる私たちの物語集。「俺、高校に受かったら、本とか読もうっと」。幼馴染みの慎也は無事合格したのに、卒業式の午後、浜で行方不明になった。分厚い小説を貸してあげていたのに、読めないままだったかな。彼のお母さんは、まだ息子の部屋を片付けられずにいる（「しおり」）。突然の喪失を前に、迷いながら、泣きながら、一歩を踏み出す私たちの物語集。【目次】（「BOOK」データベースより）トン汁／おまじない／しおり／記念日／帰郷／五百羅漢／また次の春へ

  2018年11月14日

  コメント(0)

• 

  『柩の中の猫』　小池 真理子

  ​柩の中の猫 （集英社文庫） [ 小池真理子 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）１９５５年、２０歳の雅代は、美大で油絵を教える川久保悟郎の家に、娘の桃子の家庭教師を条件に住み込むことになる。モダンな明るさに満ちたその家に母親の存在はなく、孤独な少女の心には飼い猫のララだけが入れるのだった。緊張をはらみつつも表面は平穏な日々。均衡を破ったのは悟郎の恋人の登場だったー。３０年の時を経て語られる悲劇的な事件の真相。心理の綾を精緻に紡ぐサスペンス長編。 切なくて、残酷。

  2018年11月11日

  コメント(0)

• 

  『サイン会はいかが？ 成風堂書店事件メモ』 大崎 梢

  成風堂シリーズ第三弾本屋さんが舞台のミステリ小説。　軽快なテンポで読みやすいです。​サイン会はいかが？ 成風堂書店事件メモ （創元推理文庫） [ 大崎梢 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）「ファンの正体を見破れる店員のいる店で、サイン会を開きたい」-若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に名乗りを上げた成風堂だが…。駅ビルの六階にある書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵のコンビが、書店に持ち込まれるさまざまな謎に取り組んでいく。表題作を含む五編を収録した人気の本格書店ミステリ、シリーズ第三弾。【目次】（「BOOK」データベースより）取り寄せトラップ／君と語る永遠／バイト金森くんの告白／サイン会はいかが？／ヤギさんの忘れものシリーズ第一弾。既読。​配達あかずきん 成風堂書店事件メモ （創元推理文庫） [ 大崎梢 ]​シリーズ第二弾。 こちらは長編。既読。​晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ出張編 （創元推理文庫） [ 大崎梢 ]​シリーズ第四弾も文庫化されていますが、こちらは〈出版社営業・井辻智紀の業務日誌〉シリーズとのクロスオーバー作品になっているらしいので、そちらのシリーズを先に読んでから読みたいと思います。　​ようこそ授賞式の夕べに 成風堂書店事件メモ（邂逅編） （創元推理文庫） [ 大崎梢 ]​〈出版社営業・井辻智紀の業務日誌〉シリーズ　　　​​​　​​

  2018年11月02日

  コメント(0)

• 

  『律子慕情』 小池 真理子

  ​　　　　　　　　　　　　　律子慕情 （集英社文庫(日本)） [ 小池 真理子 ]​​【内容情報】（出版社より）優しかった叔父、中学時代の友人、淡い恋心を抱いた妹の家庭教師、恋人の兄……律子とかかわり、世を去った人たち。死者と感応するちからをもつ少女の魂の軌跡を描く切ない連作集。【内容情報】（「BOOK」データベースより）いくつもの懐かしく、暖かな記憶の断片に囲まれながら、人は果てしない時間の中を、静かに死に向かって泳ぎ続ける。万華鏡のように甦る、過ぎし日の風景。昭和の年月の中で、幾つかの身近な死が、少女・律子の前を通りすぎていった。人と人の交わりの切なさ、魂の美しさを柔らかな心に残して…。連鎖する果てしない時間、優しい心の記憶が甦る愛と死と命の物語。【目次】（「BOOK」データベースより）恋慕／猫橋／花車／天使／流星／慕情

  2018年11月01日

  コメント(0)

• 

  『覘き小平次』『数えずの井戸』　京極夏彦

  ​覘き小平次 （中公文庫） [ 京極夏彦 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）小平次は、いつも微昏がりに居る。そして、両の眼を確乎りと明けている…。死んだように生きる幽霊役者小平次と生き乍ら死を望む女お塚は、押入襖の隙間からの目筋とこの上ない嫌悪とで繋がり続けるー山東京伝の名作怪談「復讐奇談安積沼」を現代に甦らせた山本周五郎賞受賞作。巷説百物語シリーズの「四珠の徳次郎」「事触れの治平」が登場しています。​数えずの井戸 （角川文庫） [ 京極夏彦 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）不器用さゆえか奉公先を幾度も追われた末、旗本青山家に雇われた美しい娘、菊。何かが欠けているような焦燥感に追われ続ける青山家当主、播磨。冷たく暗い井戸の縁で、彼らは凄惨な事件に巻き込まれる。以来、菊の亡霊は夜な夜な井戸より涌き出でて、一枚二枚と皿を数える。皿は必ずー欠けている。足りぬから。欠けているから。永遠に満たされぬから。無間地獄にとらわれた菊の哀しき真実を静謐な筆致で語り直す、傑作怪談！巷説百物語シリーズの「又市」「徳次郎」が登場。上２作と『嗤う伊右衛門』で【江戸怪談シリーズ】というらしい。既読。　こちらにも「又市」登場。　​嗤う伊右衛門 （角川文庫） [ 京極夏彦 ]​

  2018年10月29日

  コメント(0)

• 

  『物語のおわり』 湊かなえ

  ​物語のおわり （文庫） [ 湊かなえ ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発…様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。その旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。そして本当の結末とは。あなたの「今」を動かす、力強い物語。【目次】（「BOOK」データベースより）空の彼方／過去へ未来へ／花咲く丘／ワインディング・ロード／時を超えて／湖上の花火／街の灯り／旅路の果て

  2018年10月26日

  コメント(0)

• 

  『夏を拾いに』 森 浩美

  ​夏を拾いに【電子書籍】[ 森浩美 ]​昭和46年、関東北部。40年前の少年が持っていた“ワクワク”を、父が回想して息子に語り継ぐ物語。「お父さんがお前と同じ商学粘性のとき、３人の友だちと町の不発弾探しをしてな…」。世の中の急速な移ろいの中で、大人にさしかかって、成長した夏。　「いつか僕なりのスタンド・バイ・ミーを書きたかった」（著者あとがき）。宝物のような友情、家族の絆。　現代人が原点に立ち返る共有装置を込めた、ノスタルジック感動長編。わたしにも拾いに行ける夏があったのだろうか・・・

  2018年10月19日

  コメント(2)

• 

  『残り全部バケーション』 伊坂幸太郎

  ​残り全部バケーション （集英社文庫） [ 伊坂幸太郎 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）当たり屋、強請りはお手のもの。あくどい仕事で生計を立てる岡田と溝口。ある日、岡田が先輩の溝口に足を洗いたいと打ち明けたところ、条件として“適当な携帯番号の相手と友達になること”を提示される。デタラメな番号で繋がった相手は離婚寸前の男。かくして岡田は解散間際の一家と共にドライブをすることにー。その出会いは偶然か、必然か。裏切りと友情で結ばれる裏稼業コンビの物語。【目次】（「BOOK」データベースより）残り全部バケーション／タキオン作戦／検問／小さな兵隊／飛べても８分あ～、これぞ伊坂ワールド！　張り巡らされた伏線が回収されていくのが心地好い♪

  2018年10月17日

  コメント(2)

• 

  《古手屋喜十為事覚えシリーズ》 宇江佐真理

  ​​​　　古手屋喜十為事覚え （新潮文庫） [ 宇江佐真理 ]【内容情報】（「BOOK」データベースより）お江戸は浅草のはずれ、田原町で小さな古着屋を営む喜十。恋女房のおそめと二人、子がいないことを除けば日々の暮らしには不満はないーはずだったのに、何の因果か、たまりにたまったツケの取り立てのため、北町奉行所隠密廻り同心・上遠野平蔵の探索の手助けをする破目になる。人のぬくもりが心にしみて、思わずホロリと泣けてくる、人情捕物帳の新シリーズ、いよいよスタート！雪まろげ 古手屋喜十為事覚え （新潮文庫） [ 宇江佐真理 ]​【内容情報】（「BOOK」データベースより）浅草は田原町で小さな古着屋を営む喜十は、北町奉行所隠密廻り同心の上遠野のお勤めの手助けで、東奔西走する毎日。店先に捨てられていた赤ん坊の捨吉を養子にした喜十の前に、捨吉のきょうだいが姿を現した。上遠野は、その四人の子どもも引き取ってしまえと無茶を言うが…。日々の暮らしの些細なことに、人生のほんとうが見えてくる。はらり涙の、心やすらぐ連作人情捕物帳六編。【目次】（「BOOK」データベースより）落ち葉踏み締める／雪まろげ／紅唐桟／こぎん／鬼／再びの秋「髪結い伊三次」シリーズ くらいに続きそうな感じだったのに、残念…捨吉の成長がみたかった。宇江佐さんの中では成長した捨吉の姿がすでに描かれていたんだろうなぁ…

  2018年10月16日

  コメント(0)

• 

  『七つの会議』 池井戸潤

  ​七つの会議 （集英社文庫） [ 池井戸潤 ]【内容情報】（「BOOK」データベースより）きっかけはパワハラだった！トップセールスマンのエリート課長を社内委員会に訴えたのは、歳上の部下だった。そして役員会が下した不可解な人事。いったい二人の間に何があったのか。今、会社で何が起きているのか。事態の収拾を命じられた原島は、親会社と取引先を巻き込んだ大掛かりな会社の秘密に迫る。ありふれた中堅メーカーを舞台に繰り広げられる迫真の物語。傑作クライム・ノベル。【目次】（「BOOK」データベースより）居眠り八角／ねじ六奮戦記／コトブキ退社／経理屋稼業／社内政治家／偽ライオン／御前会議／最終議案事業の目的として有効な定義はただ一つである。それは、顧客を創造することである。　ピーター・ドラッカー『マネジメント』​​​

  2018年10月15日

  コメント(2)

• 

  『心に太陽を持て』　編者　山本 有三

  ​心に太陽を持て改版 （新潮文庫） [ 山本有三 ]​人間はどう生きるべきか？　あなたの胸に残り続ける感動の逸話集。勇気を失うな。くちびるに歌を持て。心に太陽を持て―。　人生を切り開いていく全ての人が、いま読んでおくべき21の物語。人間はどう生きるべきかを、やさしく問いかけ、爽やかな感動を与える世界の逸話集。電磁誘導の法則を発見した大科学者ファラデーの少年時代を語る「製本屋の小僧さん」、自分自身がお金に困りながらも、貧しい人、不幸な人のために一生を捧げた働きものの洗濯女の話「キティの一生」。ほかに、自然とたたかって有史以来の大事業をなし遂げた人の物語や、動物の話など21編を収録。

  2018年10月14日

  コメント(0)

全662件 (662件中 1-50件目)

1 2 3 4 5 6 ... 14 >