現在、韓国の平昌（ピョンチャン）で開催されている
冬季オリンピックのフィギュアスケート女子シングルで

　宮原知子さん ４位、坂本花織さん ６位、

メダルこそ逃したものの２枠の出場で二人とも入賞。
本当によく頑張りました。
オリンピックでありがちな、緊張から大きく崩れる
ということもなく、二人とも堂々と滑りきりました。

２人のロシア人、金メダルのアリーナ・ザギトワと
銀メダルのエフゲーニャ・メドベージェワは、もう
別格としましょう。

ザギトワのフリーの得点は
156.65点（技術点81.62点、演技構成点75.03点）、
ＳＰが 82.92 でフリーと合わせて 239.57 。

メドベージェワのフリーの得点は
156.65点（技術点79.18点、演技構成点77.47点）、
ＳＰが 81.61 でフリーと合わせて 238.26 。

二人ともフリーはナント同点で、ＳＰでの差 1.31が
そのままメダルの色を分けたという凄い結果です。
知子ちゃんはＳＰ＋フリーで 222.38 で自己ベスト
なのですが、とてもじゃないこの二人には追い付かない
という結果でした。

ならばせめて知子ちゃんが銅メダルをと思ったのですが、
カナダのオズモンドもフリーで得点を落とすことのない
演技で、オズモンドが銅メダルを確保しました。


オリンピックという大舞台で自己ベストを更新し、やったーって気分で
いっぱいの知子ちゃんと濱田コーチ。
田村コーチも一緒に喜んでくれたらいいのに、歓喜の表現は控えめです。

坂本花織ちゃんはＳＰ５位通過でフリーもほぼミスなく
イキイキと滑りきったのですが、残念ながらイタリアの
コストナーに逆転されて６位になりました。


まずまずの得点で納得の花織ちゃんとコーチたち。
でも緊張から大崩れすることなく、よく頑張ったと思います。

コストナーはＳＰ 73.15 で、フリーが139.29点でその
内訳は技術点63.64点、演技構成点75.65点。

花織ちゃんはＳＰ 73.18 で、フリーが136.53点でその
内訳は技術点68.42点、演技構成点68.11点。

つまりコストナーと花織ちゃんはＳＰではほぼ差がなく、
フリーで花織ちゃんは、技術点ではコストナーを 4.78
上回ったものの、演技構成点で 7.54 差をつけられたと
いうことになります。

全日本選手権で見たときから、花織ちゃんのイキのいい
演技は面白いとは思ったのですが、世界で戦うためにも
これからは演技の部分が課題でしょうね。

今回の知子ちゃんのフリー得点は146.44点で、内訳は
技術点75.20点、演技構成点71.24点です。
なので花織ちゃんは技術と演技の両方で知子ちゃんにも
追い付いていないので、これから頑張って欲しいです。
花織ちゃん、まだ１７歳だからね。


知子ちゃんの今季のフリーは歌劇『蝶々夫人』。
演技終盤のレイバックスピンがとても綺麗で好きです。


今季の前半は怪我で苦しんだけど、よく復活しました。
そして練習を積み重ねた結果が五輪の舞台で「ミス・パーフェクト」でした。


花織ちゃんの演技後のリプレイです。
別アングルからアップになってて、背景のブルーの壁と花織ちゃんの
衣装の赤の対比がとても綺麗です。


花織ちゃんの演技は、ついスピードに乗ったイキのいいジャンプに目が
いってしまいますが、スピンやステップでも高いレベルをとってます。
まだ１７歳です。
次のオリンピック目指して、技術も表現も磨いて、頑張れ！