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December 18, 2018
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カテゴリ:気になるTV番組
2018年NHK大河ドラマ 『西郷どん』
最終回の部分的な感想の前半です。

前日に放送された「最終回直前スペシャル」で、主演の
鈴木亮平さんが「とにかく明るい戦いになる」と言って
らして、いったいどんな感じになるのかと思った最終回。

鹿児島で西郷隆盛たちが立てこもり激しい戦場となった
城山と、城下で陣を張る政府軍の首脳部と、大久保利通
(瑛太さん)がいる東京の、3つの場面が入れ替わりに
出てきてなんとも不思議な感じがしました。

そしてたしかに、戦って死ぬために鹿児島に戻ってきた
西郷軍の皆は、政府軍を相手にもうひと暴れしてやる!
と意気揚々と勢いよく戦いに臨んでいきました。

また城山での戦闘シーンは、政府軍側では近代化された
銃や大砲での激しい攻撃があり、西郷軍側では特に桐野
利秋役の大野拓朗さんの目の覚めるような殺陣もあって、
ドラマの前半も後半も実に迫力がありました。

それは大久保の東京での華やかな世界とは全く異なり、
場面の対比がとても印象的でした。

「新しい時代が大きなうねりとなって押し寄せてきた時、
どうしてもその波に乗りきれない人がいるものです。
父・西郷隆盛はあの大きな体で、熱い心で御一新から取り
残された侍たちを、抱き締め、のみ込み、連れ去りました。」


ナレーションであり西郷菊次郎役の西田敏行さんのセリフが、
この最終回の全てを物語っていたと思います。


明治10年(1877)8月17日、西郷隆盛(鈴木亮平さん)と生死を共にする
と決めた者たちは政府軍の追撃が迫る中、俵野(宮崎県延岡市)の本陣を出て、
故郷の鹿児島に向けて出立しました。




「1日 西郷に接すれば1日の愛が生じ、3日接すれば3日の愛が生じる。
 親愛の情は日々募り、もはや去ることはできない。
 ただただ、生死を共にしたいのだ。」
~西郷隆盛に従った者の言葉より。
政府軍の見張りをかいくぐりながら、西郷軍は可愛岳~三田井~小林~横川と、
鹿児島を目指してひたすら山中を進んでいきました。



延岡を発って14日、山中を約450km歩いて西郷軍はついに桜島が目の前に
ある故郷・鹿児島の城山にたどり着きました。
しかし眼下に広がるのは、城下に我が物顔で居座る政府軍でした。
「おはんらと、もうひと暴れしよう」--西郷の言葉に皆は士気が上がりました。



「ここはおいたちの庭じゃぁ!たやすく負けるわけにはいかんどー!」
西郷軍は城山に砦を築いて政府軍とやり合い、政府の監視下にある私学校を襲い、
故郷の鹿児島ではつらつと戦いました。
しかし政府軍の圧倒的な攻撃力に加え、陸と海から駆けつけた大軍にも包囲され、
西郷軍は山の上へと退却していきました。



一方、片足を失って延岡に残った菊次郎(今井悠貴さん)は、政府高官である
叔父の西郷従道(錦戸 亮さん)に保護され、母の糸(黒木華さん)と熊吉
(塚地武雅さん)ともに鹿児島の家に帰ってきました。
家族にどんな顔を向けたらいいのかわからない菊次郎に「胸を張れ!おはんは
立派な薩摩隼人じゃ!」--川口雪蓬(石橋蓮司さん)の言葉が心に響きます。



しかし息子の宗介が兄・隆盛に付いていったと知った琴(桜庭ななみさん)は
弟の信吾(西郷従道)に、すぐに戦を止めるよう半狂乱になって訴えました。
「小兵衛を討って、今度は兄さぁまで討つつもりか?!私は許さん!」
雪蓬は「菊次郎が帰ってこれたのは信吾のおかげじゃ!」と琴をなだめますが、
琴は怒りのままに信吾を激しく非難しました。



自分の力ではこの戦を止めることなんてできず、信吾は自分にぶつける姉の
激しい怒りをただ受け止めるしかありませんでした。
家族に一礼して西郷家を去る信吾を糸が追いかけ、「信吾さぁもお覚悟の上で
政府軍にとどまることを選んだのだから、胸を張って、自分のお役目を全うして
くいやんせ」と信吾に言葉を送りました。



西郷軍は政府軍の猛攻により城山の山中に潜んでいました。
西郷が城山に籠って20日余り、ここまで生き残った者は372人でした。
明るい曲が聴きたいという西郷のリクエストで村田新八がアコーディオンで
「ラ・マルセイエーズ」を演奏すると、皆は気分転換になったのか手拍子や
歌や踊りで笑って盛り上がっていました。(曲と歌が合わないのがいい・笑)



その頃、東京の大久保利通(瑛太さん)は、自身の長年の夢であった、日本の
産業発展につながる内国勧業博覧会が始まる時を待っていました。



その時ふと、吉之助(西郷隆盛)から託されたまま机の奥にしまってあった
あの “Cangoxina(鹿児島)” の紙を見つけました。
そして幼き頃の思い出とともに、吉之助が自分に「世界に負けん日本国をつくって
くいやい」と託した言葉も思い出しました。



そして鹿児島の政府軍本営では、西郷軍の包囲が完成して9日たつ、今こそ総攻撃を
仕掛けるべき!、山県卿は何をためらう、という意見が飛び交っていました。
しかし山県有朋(村上新悟さん)には「ここにおる者で西郷さんの厚意にあずか
らんかった者がおるか?」という思いがあり、簡単に決断できなかったのです。



山県の思いを受け、川路利良(泉澤祐希さん)は「ならば使者を遣わし降伏を
呼びかけましょう。条件は西郷先生以下、隊長連中の自裁」と。
彼らに賊軍として戦死ではなくせめて名誉の死を、さらに友である桐野利秋の
死を意味していました。
そしてそのような話し合いがされていたとき、東京の大久保から電信で・・・



鹿児島の政府軍に命令が下されました。
「明朝4時、総攻撃を開始する。ただし本日夕刻5時までに降伏すれば、賊・
西郷隆盛の命は助ける」。
このような情けは受けられんと言う西郷に、桐野利秋(大野拓朗さん)以下
城山に来た者たちは皆、西郷に「先生だけは生きてほしい」と必死に訴えました。



その頃、東京の上野では内国勧業博覧会が開催されていました。


鹿児島に命令を下した大久保は、博覧会で欧米の要人を接待していました。
鹿児島での内乱を案ずるゲストに大久保は「もうすぐ戦は終わる、いや、日本から
戦そのものがなくなる」と自信を持って答えます。
そして西郷軍が降伏するのを期待して時計が5時になるのを待っていました。



降伏までの刻限が迫り、城山にいる西郷軍の皆だけでなく、政府軍にいる弟の
信吾も西郷が下す決断を待っていました。
そして西郷は「この国から戦をなくすためにも自分は死ななければならない、
自分が死ねば日本国中の士族たちはようやく別の生き方を見つけようとする、
自分の死と共に新しい日本が生まれる」
と皆に語ります。
村田新八(堀井新太さん)も「吉之助さぁがおはんらだけを死なすわけがない」と。
新八の言葉に「そんとおりじゃ」と、西郷は使者の文を破り捨てました。



降伏の刻限が過ぎ、大久保は西郷が降伏を拒否したことを知ります。
明日の朝、政府軍の総攻撃によって西郷を死なすことになると悟った大久保は
呆然自失となり、側近が「ご挨拶を」と呼び掛ける声も耳に入りませんでした。



ゲストの大きな拍手に迎えられて壇上に立った大久保です。
しかし挨拶の言葉を述べながらも、明日命が絶たれてしまう西郷のことが胸を
よぎり、涙が浮かんできます。
「侍によってつくられてきた日本は今、大きく変わろうとして・・」
自分がこれまで西郷と共に歩んできた様々なことが思い出され、演説ができなく
なって途中で退席してしまいました。



一方、明朝の総攻撃を受けて全員死ぬことになる西郷軍ですが、なぜか誰も
悲壮感はなく、食事をしながら陽気に笑っていました。
西郷はここまで自分に付いてきてくれた皆をねぎらい、そして侍じゃなくても
今や十分な戦力となった政府軍の者たちを讃えました。
「桜島を眺めながら死ねるここは最高の死に場所じゃあ!薩摩武士の本懐!」
桐野や辺見や宗介が口々にそう言って盛り上がり、また新八はフランス女性との
密かな恋を語り、この世での最後の夜を共に分かち合いました。
(博覧会で流れていた音楽(ヘンデル作曲;『見よ、勇者は帰る』)がそのまま
流れていて、晴れの舞台なのに悲しみをこらえきれない大久保と、夜が開ければ
死ぬのに晴れ晴れとした者たちが同じ音楽で対比され、面白い演出でした)



そして政府軍の総攻撃が始まる朝の4時となり、西郷軍は戦に不要なものを
焼き捨てました。(新八のつぶやきは「 mon amour.(私の愛しい人よ)」です)。
出陣にあたり西郷は「よかか!、おはんらが侍の最後を務めるんじゃ。日本の
誇りじゃ!」と皆に最後の檄を飛ばし、皆も「おおーっ!」とそれに応えました。






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Last updated  December 19, 2018 09:26:25 AM


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