2007/11/10(土)21:48
キャブスVSキングス
キャブスVSキングスの一戦は序盤から“荒れた”試合になった。
といっても、別に乱闘とかそういうのじゃない。
両チームPGが不在でゲームをコントロールできず、雑な試合になってしまった。
この試合目だったのはなんと言っても23番。
キングスのケビン・マーティンとキャブスのレブロン・ジェームズ。
新Kマートは、この試合46分の出場とほぼ出っ放し。
シュート成功はさほど多くなかった(FG7/17)が、キレのあるペネトレイトで
ディフェンスを崩し、ファウルを貰いFT17/18で得点を稼いだ。
キングスは他にもサーモンズ、ガルシアといった能力の高い選手が
個人技を中心に点を重ねた。
レブロンは44分出場とこちらもフル回転。
今日のレブロンはほぼ完璧なパフォーマンスを見せたと言って良いと思う。
アンセルフィッシュなのが特徴でもあるレブロンは、この日も控えめすぎるくらいのプレー。
ディフェンスを引き付け、パスを出すがチームメイトはなかなか決められない。
もう少し決めてくれていれば、ちょっとは楽な展開になったと思う。
チームの一員としてのプレーを優先するレブロンだが、終盤の大事な場面で存在感を発揮。
強烈なブロックに、ペネトレイトとタイムリーなプレーを決める。
特にドライブで二人抜き去り、ムーアに激突しながら決めた3点プレーは圧巻だった。
試合は93-91でキャブスが接戦を制した。
キングスはこの試合35本(33本成功)のフリースローを放ったが
同点を狙った最後のプレーでマーティンがファウルを受けたかに見えたが取ってもらえず、
その後残り3秒からの仕切り直しのプレーではレブロンの好守に阻まれ勝利はならず。
ジャッジに泣く結果になった。
勝ったキャブスだが強さは感じなかった。
レブロンの凄さばかりが目立った感じで、チームとしては弱さの方が目に付く。
やはりレブロンの負担が大きすぎるのが問題で、ゲームメークぐらいは他の選手がしたい。
キングスは点を取れる選手はいるが、PGの穴が大きい。
今日の試合はディフェンスの粘りと積極的なドライブで接戦に持ち込んだが
ディフェンスの硬いチームとの対戦となると、こうはいかないと思う。
PG不在の影響はスタッツに見て取れます。
アシスト数がキャブスが14、キングスにいたっては7しかなかった。
キングスはビビーの復帰が待たれる。
キャブスは新PGを獲得したいところ。もちろんヒューズの復帰も。