出張シャンプー　物語

雑種です 　　初めてのワンちゃんです。 　もともと猫の保護活動をしているお客さんですが、たまに犬も・・・なんてことがあるそうです。 　　去年保護してから数年たったコーギーが亡くなって飼い始めた雑種のワンちゃんのシャンプーに行ってきましたが、少し前に家のそばで見つけた雑種を保護したそうです。 　　そのお宅では１匹しか犬を飼えないスペースなので、知り合いに頼んで工事の資材置き場で保護してもらっているのでそのワンちゃんのシャンプーも依頼されました。 　　保護センターにも電話したそうですが、処分されるということで知り合いの伝を使って１か月ぐらい待てば一時預かりをしてくれるということで資材置き場でまっているのだそうです。 　　シャンプーをしてみると一度もシャンプーしたことがないのか？とにかく暴れまわりました。 　　とくにスクラッチャーでブラッシングしようとするとそれはそれは拒絶したのです。 　　保護されて間もないということで、放浪している犬にたまに見られますが、子供などに棒などで追い掛け回されるなどの経験から、道具を武器と認識しているのかもしれません。 　　とにかく安全だと理解してもらわないと毛がそれないので、しっかり押さえて数回ブラッシング。 　　すると諦めたのか、おとなしくなりました。 　　その後もシャンプー、ドライ、苦戦苦戦の連続でした。 　　ママさんが仕事だということで私一人で資材置き場へ返しにいきました。 　　散歩などしているのか心配だったのでお家にいく前にお散歩です。 　公園を一回り・・・・ 　　 　資材置き場へもどして、しばらく撫でていたら手をなめてくれました。 　やっと心をゆるしてくれたかな？・・・・ 　門を閉めて、帰ろうとエンジンをかけると　ワンワンと吠えていました。 　だれもいない資材置き場・・・・ 　なんだか胸が締め付けられる思いですね。 　一時預かりの場所まで私が届ける約束をしています。 　　どうか幸せに暮らせる日が来ますよに！