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テーマ:愛犬のいる生活(75323)
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当店は10年以上も営業しています。
そこで御ひいきにしていただいているお客さんのち問題はワンちゃんたちの老齢化です。 当店は自宅まで行ってシャンプーをするので利便性もよいサービスなのですが、作業でも問題がおこります。 寝たきりの大型犬です。 何しろグレートピレニーズなどは60kg越え。 もはや大人の体重です。 60kgとなれば2人がかりで行いますが、30kgぐらいであれば1人で作業します。 コツを覚えればほどほどに時間をかければまあまあ納得の行くシャンプーが行えます。 しかし、経験のないお客さんに大きな問題が起こるんです。 それは床擦れです。 ほぼ100% 前、後ろ脚の付け根あたりの皮がむけて、骨が見えるほどに痛むのです。 5,6年前は床擦れする前に亡くなってしまうことがほとんどでした。 しかし、ここのところ病気でないワンちゃんたちの寝たきりになると命を落とす原因が経験的にわかってたので、アドバイスを行うと、長い間寝たきりのまま元気でいるワンちゃんたちが増えてきました。 そうすると今度は 「床擦れ」 の問題が発生することになるのです。 しかし、この「床擦れ」も解決策が見えてきました。 まずはご覧ください。 3か月前の床擦れの黒ラブちゃんです。骨が見えていました。 昨日の状況です もはや皮でふさがれています。 すばらしい回復ぶりです。 では どうやって治ったのか? 解決策 1.横になる布団 常に横になっている布団を柔らかいものにする。例えば毛布を3重、4重に折りたたみ敷いておくのです。そうすると圧力が一極に集中することが緩和され床擦れを起こしにくくなります。 それでも床擦れが起こります。その場合 2.傷にあてるガーゼ?を湿式のものにする 子供のころ、転んで傷を作ってしまった場合、赤チンを塗って乾かせば早く治ると教えられたのです。しかし、実はそれは誤り。現代医学では細菌性でもない限り、傷は乾かさず、傷口からにじみ出る体液で湿らせて自己細胞の回復力で再生するというのが最新の考え方なのだそうです。 そこでお勧めのガーゼ? 創傷ケア 病院で使用されています 【◇】 スミス・アンド・ネフュー MELOLIN メロリン 非固着性ドレッシング 【10cm×10cm】 (10枚入) ツルハドラッグ 傷口にくっつかない扱いやすいガーゼ?です。 取り扱い説明書 ここのお客さんの具体的に実例としては、シャンプーの後にイソジンジェル(動物病院で処方)を傷口に塗って先のメロリンを張ります。 そして、1日か2日貼ったままにすることです。こまめに替えないことです。 こまめに替えると再生中の皮膚の回復力をおとしてしまうのです。 本来は殺菌系のイソジンを使わず、水洗いのまま貼るのが効果的なのだそうですが、体力のない衰えた体では自らの免疫作用の限界にも個体差があるため、最初だけ消毒液で綺麗にして行っています。それでも3か月でここまで回復します。 すばらしいことです。 ぜひ「床擦れ」でお悩みの方はお試しください。 そして、寝たきりのワンちゃん達に起こる危険な症状について次回にお話しします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
mie1969 さん
こんばんは このような対応は獣医さんですら、アドバイスできないようです。 あるお客さんの努力で見つけた対応です。 寿命が延びることに対応する飼い主さんの経験はまだまだ少ないんですよね。 (2016年11月25日 00時03分49秒) |
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