ヒアシンスハウス
旧浦和市郊外に位置する別所沼公園の一角に、立原道造(1914-39)が設計しながら建てられることのなかったアトリエ、ヒアシンスハウスが、2004年に建造されました。いまなお根強い人気のある夭折の詩人は、東大建築科在学中に続けて辰野金吾(建築家。東大仏文の最初の日本人教授、辰野隆の父)賞を受賞した多面的な才能の持ち主でした。ハウス内におられるボランティア(たぶん)の方によると、訪問客は建築家希望の若い人が多いそうです。 しかし寂寥が風のように 私の眼の裏にうづたかく灰色の雲を積んで行く やがてすべては諦めという絵のなかで 私を拒み 私の魂はひびわれるであろう ―― 立原道造 「初冬」昨年2月開設の拙ブログ、おかげさまで昨日PVが累計30000を数えました。ありがとうございます、どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。