セレンディピティ遙かなる古代の人々の物語日本は、従来より純血な統一民族という認識があり、明治からは、更に強化された伏しがあります。 軍の元に御し易いからです。 今の軟弱な日本人を思うと、その頃の背骨がピシッと通った日本人の凛々しさを 否定し難いものがあります。 しかし、軍国に戻りたいとは思いません。 さて、日本は、それよりも、もっとスケールの大きな民族のコラボレーションで、 素晴らしい文明と高度な技術を持った人々が行き交ったステージだったのです。 小説でも描けない壮大なドラマがユーラシア大陸の西から東に駆け抜け、 日本で、繰り広げられた最終章もミステリアス。 その全ての足跡を魔法のように消し、塗り替えられた歴史に3000年余り 魔法から覚めない私たち。 それはそれでいいのかもしれない。 寝た子を起こすとか、歴史を暴くとかは好まないし本意ではない。 遥かなる古代の人々の描いてきたユーラシアのあるいは海路の旅を思う時、 心がとっても広く大きくなって、それがノンフィクションだということに 勇気ずけられるのです。 彼らは、何度も敗れ苦難に遭いながら、七転び八起きを実践するかのように 消えたかと思うと、どこかで国を建て復活しています。 その強靭な人々が私達のルーツだと思うと前向きになれる気がするのです。 |