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2009/04/04
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カテゴリ:歴史

高校講座の【世界の地形】で興味深いことが分かりました。

ヒマラヤ山脈は、インドの北側に連なる8千メートル級の高さの大山脈ですが、

そこではなぜか、海の生物の化石が見つかるといいます。

その謎を解く鍵は、ヒマラヤ山脈の成り立ちにありました。

大昔、インド(亜大陸)はプレートの動きと共に、ユーラシア大陸に近づいていきました。

2つの陸に挟まれた海は徐々に狭まり、やがて小さな島が生まれました。

海の底にたまっていた砂や土、生き物の死骸などの堆積物が押し上げられたためです。

その後、インドとユーラシア大陸が衝突し、巨大な山脈が生まれたのです。

これがヒマラヤ山脈です。高山に海の生物の化石があるのはそのためです。

インドが乗ったプレートは、ユーラシア大陸が乗ったプレートにさらに潜り込んでゆき、

ヒマラヤ山脈の北側にあるチベット高原も作りました。

シルクロードのオアシスとも桃源郷とも云われたこの辺りが古代豊かな資源を蓄えていた

理由が分かった気がしました。

鉄は紀元前3500年くらいにメソポタミアで既に使われていたそうです。

紀元前2000年くらいには現トルコのハッティという鉄の国ができて、

そこに東からアーリア族が入ってハッティの製鉄の伝統を拡大して

初めて鉄鉱石を溶かす溶鉱炉で鉄を量産して、ヒッタイト文化をつくったのだそうです。

それ以前は、メソポタミアの鉄は6割が隕鉄でした。隕鉄は炭素を適当に含むので、

溶かしてもう一度打てばいい鋼鉄になったそうです。

青銅よりもつくるのが易しく、メソポタミアでは、そのために鉄は【天の金属】、【天の石】と

呼んでいました。






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最終更新日  2009/04/04 08:18:22 PM
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