テーマ:日本人のルーツ(528)
カテゴリ:歴史
まもなく【天使と悪魔】の映画が封切られます。 主人公は、【ダ・ヴィンチ・コード】と同じく米・ハーバード大学の象徴学者ロバート・ラングドン。 『ダ・ヴィンチ・コード』は、イエス・キリストにまつわる謎がテーマでした。 『天使と悪魔』のテーマは、宗教VS 科学です。 過去にカトリック教会と激しく対立していた【イルミナティ】という秘密結社が、 科学者を弾圧してきた教会、キリスト教に対して復讐をするという陰謀の物語です。 かもしれません。諸説いろいろ、半信半疑ながら【さもありなん】と、思うことしばしば。 イルミナティとは【光を与える、光から来たもの】【啓蒙、開化】を意味するラテン語だそうです。 【イルミネーション】も同じ語源らしい。 ここからは決して教科書には書かれない世界史です。 最初のイルミナティの首都はバビロンです。バビロンはシュメールが滅びたあとバビロンに なりますが、シュメールとつながっていました。 その次はローマです。ローマ帝国は800年くらいに亘って大帝国をつくります。 イルミナティの首都がバビロンからローマに移る、そして、西ローマに滅ぼされると その後のイルミナティの世界首都はヴェネチアに移るのです。ヴェネチアというのは 西ローマが滅びたあと、ローマの貴族がそこに避難して栄えました。そして彼らは十字軍戦争 以降、500~600年に亘ってヴェネチアを世界首都としたのです。ヴェネチアがキリスト教の分裂 を仕向けたあと、大航海時代によって世界がヨーロッパ、地中海、中近東から大西洋、太平洋 という具合に広がっていきます。そこで、世界首都はヴェネチアでは都合が悪いということを 認識して、新しい状況で対応できる世界首都としてロンドンを選んだのです。 ロンドンを彼らの世界首都にするために16世紀、ヘンリー7世の宮廷にエージェントを潜り込ませ ヘンリー8世の時に、ウイリアム・セシル家がヘンリー8世の宮廷で重要な役目を果たします。 このセシル家というのはヴェネチアが送り込んだ工作員です。 その後、エリザベス1世が女王の座につきます。エリザベス1世の時代にはヴェネチアが送り込んだ セシル家は完全にエリザベス女王の腹心になりました。それ以降、現在に至るまでセシル家は 英国権力の重要な地位に就きつづけています。そのようにして、ロンドン・ブリティンを次の彼らの 世界首都に定める作戦が始まったようです。それが完結したのは18世紀です。 英国王室の血統が切れたのでドイツからフリーメーソンの【ハノーバー朝】のジョージ1世が継ぐ ことになるのです。その後、英国の王朝はハノーバー朝がつづき、それ以降ハノーバー朝が できることによって、【イルミナティ】の英国を世界首都にするという作戦は完全に完結しました。 ところで日本人はユダヤ教というものが17世紀の時点で、非常に重要な変化が 生じたということをまったく知らされていません。 2500年前、バビロンの捕囚期に、ユダヤ教のなかにバビロン化された【カバラ主義的異端】が 生まれました。このカバラ主義的異端派はモーゼの10戒を否定し、従ってユダヤ教の本質を 否定して悪を肯定したのです。悪魔たる【ルシファー】を至上の神として崇拝しました。 17、18世紀にサバタイ・ツヴイ、ヤコブ・フランクが生まれて、カバラ主義異端が ユダヤ教そのものを乗っ取ってしまうのです。ここが重要なのですが、そのヤコブ・フランクは 後にロスチャイルド家と関わりをもつのです。ロスチャイルドのユダヤ教とは、このヤコブ・フランク が残したサバタイ派【フランキストのユダヤ教】だったのです。 【ロンドン・シティ】は英国の国家、国王女王、議会、政府の上に存在しています。 そして、ロンドン・シテイというのは独立国であって、英国の王、女王をも支配し独裁体制を しいているらしい。シテイは、独立した政府と独立した警察をもっています。 シティには秘密結社フリーメーソンのロッジが非常にたくさんあります。 シテイの市長は実際はロスチャイルド家が関与し、理事はロスチャイルドその他の大きな 金融勢力の代表が毎年、互選されていきます。シティが重要な勢力として出てくるのは クロムウェルの名誉革命を契機としてです。その次にオランダから英国の国王が出ます。 そして、オランダの国王の下でアムステルダムに根拠地をつくっていたユダヤ商人・金融業者 が多数、ロンドンに入ってくるのです。 ユダヤ人の国際金融業者がつくった【イングランド銀行】という民営による株式会社に オランダから来た英国国王が特権を与えます。イングランド銀行に英国の通貨の独占的な 発行権を与えるということです。この【イングランド銀行】が【ロンドンシテイ】に設立されて以来 非常に重要な役割を果たすようになるのです。アムステルダムに根拠地をつくっていた ユダヤ人の国際金融資本がイングランド銀行を支配していきます。彼らは英国政府に 通貨を貸し出し、利子をプールし、やがて【イングランド銀行】はヨーロッパやイスラム圏や 世界中の主要なユダヤ金融業者の支配化に置かれるのです。 【イングランド銀行】ができていく過程で、英国はたくさんの戦争をしています。その戦争遂行 のためにユダヤ金融業者が英国国王にお金を貸していました。【イングランド銀行】からお金を 借りて英国は戦争をしていました。しかし、そのお金には利子をつけて返さないといけないから 儲かる戦争をするように英国は変貌していくのです。 14世紀半ばヨーロッパはペストによる災禍が起こり、その時に世界の秩序を再建したのは ジャンヌ・ダルクが象徴でした。そしてヨーロッパのキリスト教の下のほうから世界を再建 しようという動きが出てきました。ルイ11世以降は国家は国民の世話をし、教育、保護を する福祉施設をつくるという【国民国家】としてフランスは再建していました。 そのフランスと真逆の金融権力が支配する英国が非常に激しい戦いを起こします。 ナポレオン戦争に至るまで英国とフランスは壮絶な戦争をしています。 世界中で常に勝てる戦争をしていく、即ち戦争を商業化、商品化していったのが、その頃の 英国だったようです。その中心にいたユダヤ金融業者のなかからのし上がってきたのが ロスチャイルド家でした。彼らは1773年に13人のユダヤの主要な実力者を集めて資金を プールし、その資金で世界征服のための行動を開始しようという秘密会議を開きました。 彼らが最初に起こした事件が【フランス革命】であり、米国の【独立戦争】だといわれています。 フランス革命を起こすことによって、ロスチャイルド家は全ヨーロッパに勢力を広げるきっかけ をつくったのです。ロスチャイルドは5人の息子をパリ、ウィーン、ミラノ、フランクフルト、ベルリンに 送ることによって世界支配のための基点をつくりました。ナポレオンの最後の戦争の時に情報操作 をして大暴落させた株を安い時に買い、また売り抜けて巨利をロスチャイルドは手に入れます。 その時以降、イングランド銀行とシテイの支配権をロスチャイルド家が握ったのです。 そして、シテイ中心であった何人かのユダヤ国際金融閥との婚姻関係を結びます。 こうしてロンドンシテイをロスチャイルド家が掌握していきました。 石油業者から大きくなり、アメリカを牛耳っているロックフェラー家はロスチャイルドがもう一つの エージェンシーとして育成したものでした。米国民は感情的にヨーロッパを嫌悪するために ロスチャイルドはロックフェラーをフロントに立てて、自分たちの影を消したのです。 日本の財閥のなかにロスチャイルド系に立つ三井財閥とロックフェラー系に立つ三菱財閥 とがあるといわれています。ロックフェラーというのは石油が中心です。何十年も前から ロックフェラー財閥の金融の管理の中心はロスチャイルドが派遣した人物が代理についています。 ロックフェラーの金融関係のすべてについてはロスチャイルドの目が行き届き、ロスチャイルドの 世界的管理システムのなかでロックフェラーは動いているのです。その世界金融権力の中心は ロンドン・シティです。日本の主要な財閥・銀行も支配されていると考えられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/05/11 07:38:50 AM
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