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2018.03.18
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カテゴリ:悪性リンパ腫
悪性リンパ腫について

悪性リンパ腫は血液がんの1つで、白血球の中のリンパ球ががん化したものです。
全身のいずれの場所にも病変が発生する可能性があり、多くの場合は頸部(けいぶ)、 腋窩(えきか)、 鼠径(そけい)などのリンパ節の腫(は)れが起こりますが、消化管、眼窩(がんか:眼球が入っている骨のくぼみ)、肺、脳などリンパ節以外の臓器にも発生することがあります。

血液中には免疫をつかさどる白血球やリンパ球、酸素を運搬する赤血球、出血を止める働きがある血小板などの血液細胞があります。

これらは、骨の内部にある骨髄(こつずい)で血液細胞のもととなる造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)から増殖しながら分化(未熟な細胞が成熟した細胞になること)してつくられます。

造血幹細胞は、骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分かれ、前者から赤血球、血小板、白血球の成分のうち顆粒球(かりゅうきゅう)や単球が産生され、後者から白血球中のB細胞、T細胞、NK細胞などのリンパ球が生産されます。

発症の原因はまだ明らかではありませんが、細胞内の遺伝子に変異が加わり、がん遺伝子が活性化することで発症すると考えられています。

悪性リンパ腫はがん細胞の形態や性質によって70種類以上に細かく分類されていますが、大きくはホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の2つに分類されます。

悪性リンパ腫の原因は明らかではありませんが、細胞内の染色体の異常により、染色体中のがん遺伝子が活性化し、その結果、リンパ系細胞ががん化して発症すると考えられています。

診断時に多くの患者さんは病期がⅢ期、Ⅳ期の進行期であり、さらにそのうち約半数程度は骨髄に浸潤(しんじゅん)のあるⅣ期(stageIV)で診断されています。

病理組織は、リンパ節の中に腫瘍性濾胞(がん細胞がたくさん固まっている球状のもの)が少なくとも1つ見られることが特徴で、通常はリンパ節の中にたくさんの濾胞がふえていきます。

濾胞の中のがん細胞は、細胞表面マーカー検査でCD20、CD10が陽性であり、BCL2遺伝子の発現が高い割合でみられます。

濾胞性リンパ腫は、他のリンパ腫に比べて抗がん剤が効きにくいですが、がん細胞の中の増殖に関わる分子だけを標的とした分子標的薬のリツキシマブを併用することによって治療成績はよくなってきました。

化学療法や放射線治療によってリンパ節が小さくなり、
多くの場合は病変がほとんど消失した状態になります。

しかし、再発の率が高く、完全に治すことは難しい病気です。

これは、低悪性度のリンパ腫が、進行の速い中悪性度以上のリンパ腫に比べると、抗がん剤が効きにくいためです。

進行は緩やかなため、治療や経過観察を行いながら、病気と上手に付き合っていくことが治療の目標になります。

進行期の一般的な治療は、リツキシマブと化学療法の併用療法です。
具体的な薬剤の組み合わせは、
R-CVP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プレドニゾロンの4つの薬剤を投与、3週を1コースとして6~8コース行う)や、R-CHOP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロンの5つの薬剤を投与、3週を1コースとして6~8コース行う)が主に行われています。

B-R療法、
トレアキシン(抗がん剤)点滴とプレドニゾロン錠(ステロイド)副作用で満月顔になる、投薬。
リツキサン(点滴)カロナール錠、ネオマレルミンTR錠、投薬。
を4週を1コースとして6コース行います。

濾胞性リンパ腫は完全に治癒することが困難なため、初回治療の効果があっても、その後高い確率で再発します。

(stageIV)の5年生存率(%)は 54.6% になります。

現在は抗がん剤治療や造血幹細胞移植などの進歩により、悪性度の高いリンパ腫でも治癒が期待できるそうです。

参考:国立がん研究センター、がん対策情報センター






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最終更新日  2018.03.19 17:48:58
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