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ピアノ♪カフェへようこそ

2011.10.31
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カテゴリ:ピアノ雑記帳
以前教育TVでやっていた「スーパーピアノレッスン}という番組を録画したままになっていたのを、去年TVを変えたときについでにVHSからDVDにして、またそのまま約1年放っておいたのを、最近やっとみている。(やれやれ)
で、その中でモーツァルト特集があった。
モーツアルトピアノレッスン.jpg
この中に2曲のロンドがある。ロンドは輪舞曲といい、ひとつのテーマがくるくる手を替え品を替え回旋していく形式の曲なのですが、元々モーツァルトは4曲ロンドを作りましたが、1曲は消息不明、1曲はピアノソナタに組み込まれ、残っているのはK.485ニ長調とK.511イ短調。ところでこの2曲は対照的なのです。ニ長調の方は愛らしく明朗活発といった風情があります、ところがイ短調の方は悲しみ、陰鬱な旋律に彩られている、途中で多少明るい箇所があっても、すぐに暗いほうへ引きずり込まれるような。

モーツアルトを聴く人.jpg
谷川俊太郎さんの詩集で「モーツァルトを聴く人」というのがありますが、この中でタイトルもそのまま「ふたつのロンド」なる詩があります。この2曲の特長がよく現れています。
長調のほうは谷川さんの幸せな子供時代ー子供が笑いながら自分の影法師を追っかけているような旋律と書かれている。
その後色々あり、お母様が老人特有の病に陥るのだが、その状態を短調のほうで表している。

ただ改めて思うのは決して短調のほうも暗く絶望的だけでなく、心の奥深く静かに訴えてくるような感情の吐露というか情感をも感じられる名曲のひとつだと思う。

まだまだ汗ばむ日が続いておりますが、モーツァルトを聴いておりますと気分は「芸術の秋」であります。





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最終更新日  2011.10.31 23:29:29
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