ピアノ♪カフェへようこそ

もう、半月以上前の事、我が家の近くの電柱に、猫ちゃん探していますとポスターが！

♪迷子の迷子の仔猫ちゃん、あなたのお家はどこですか？♪
なんて、童謡がありましたが、ポスターを見ると、仔猫というより、堂々とした体躯の威厳のある大きな猫でした。

猫というのは時々家出するらしい。
私の友人の飼い猫が行方不明になり、さんざん手を尽くして探したが、あきらめて、思い出になりかけた頃、リビングのガラス戸を叩く音、カーテンを開けたらボロッちい毛並みの猫がー
「もう、嬉しいというよりビックリして腰ぬかしそうになったわ」
無事ご帰還あそばしたそうだ。

ジャズピアニストの山下洋輔さんは大の猫好きだそうだ、ある日愛猫が家出して、さんざん探し回って、ふとご自宅近くの神社にお参りしたら、その日のうちに猫が帰ってきたーというエピソードを雑誌に書いたら、猫返し神社としていちやく全国的に有名になったそうだ。
その顛末が書かれた本がある。


この神社、実は私の母校のわりと近くみたいだ。
そういえば、山下さんもこちらの卒業生だし、教鞭をとっているという話は風の噂で聞いた。
名前は、阿豆佐味天神社・立川水天宮というなまえだそうである。

あまりに問い合わせが多かったので、神社の宮司さんが山下さんにコンタクトをとって、猫返し神社としてアピールしたら、愛猫家を中心に人気になり、猫を探している人の聖地的な存在になり、「ただいま猫」なる石像までできたそうだ。


神社のHPの画像を拝借しました。

しかし、立川水天宮といったら、安産の神様・お犬様を祀っているのでないのーと素朴な疑問がおこるのだが、このあたりは、昔、養蚕農家が多く蚕の神様を合祀していて、蚕ー葉っぱを食べるネズミが天敵ーネズミの天敵＝猫だからいいんでないのという、風が吹けば桶屋が儲かる方式で縁起になったそうだ。

大昔の懐かしい記憶を思い出した、あの辺、なんかゆったりしているというかぬるーい感じだったんですよねえ、結構好きだったなあ。

ところで、我が家近くのポスターが撤去されているのを昨日発見した。
よかったよかったと言いたいところだが、今日来た生徒さんは違う場所にまだポスターが貼ってあったという。うーん、謎です。
まだまだ続くトピなのかも。