「べらぼう」面白かったですね、最後のほうに来てミステリータッチになっています。
特に昨日の将軍の父親と能役者をすり替えるところ、おおいにびっくりしました。
今年本屋さんの平積みで結構見たのが、有吉佐和子さんの「青い壺」でしたが、有吉さんといえば重厚な問題作が多いのですが、結構面白いのが多い。
もうだいぶ前ですが、ベストセラーになり映像化もされたのですが、
「和宮様御留」
幕末、皇女和宮様が徳川将軍家に御降嫁されたのは有名な話ですが、実は和宮様は江戸に行くのを拒否して、行ったのは替え玉だったという奇想天外の話です。
下女だったフキという若い娘はいきなり皇女様の身代わりになれと言われ、教養だの作法だのをスパルタ式に叩きこまれます。
必死で覚えるフキですが、もうボロボロ、一番お気の毒だったのが、御不浄に行かせてもらえず、すべてこの立場の方は女官がおまるで処理したようで、薄々事情を察した女官にブチ切れられ、意地悪をされるわ捨て台詞を吐かれるわ、おかげで婚礼行列のさなか、気がふれてしまいます。
そうしたら、御一行様は何と池袋だか板橋の地主の娘を調達するのですね、地主の娘さんですから一応教養は身に着けているというテキトーな理由で、おまけにこの娘さん左手が手首の上からなかったそうですが、恐ろしいことにおさんどんをするわけではないから関係ない!と強行したそうです。
昔テレビで見た関西の芸人さんのギャグを思い出しました。
無茶苦茶でござりまする!!
ところで有吉佐和子さんは阿佐ヶ谷で暮らしていたそうですが、このあたり、当時は大地主さんが多かったそうで、有吉さんは親しくしていた大地主さんの老女さんから、和宮様が偽物だったというのは地主さん界隈では有名な話だったそうですとさんざん聞かされていたそうです。
芝の増上寺に徳川将軍家の墓所があり、二代将軍秀忠公とお江の方のお墓があり、後は歴代将軍のお墓が並び、その他御台様やら側室やらは合祀なのに和宮様は静寛院として独立したお墓に葬られているそうですので、やはり板橋やら池袋の地主様令嬢ではしんどいのではなかろうか。
なにしろ画像などが出回らない時代、結構人は適当で、替え玉とか横行していたのではなかろうか。
真実は藪の中ですね、あと一回、べらぼうはどんな展開を見せるのでしょうか?
楽しみです。