カテゴリ:グルメ
我が家のお気に入りのお寿司屋さんの中でも、「ベスト1」の評価を受けているのが北新地の「無鮨・石和川」(むうずし・いわがわ)=写真左=である。
その「石和川」に久しぶりにお邪魔し、「むうさん」こと、店主の村田さんの絶品の握りを心ゆくまで堪能してきた。 このお店を気に入っている理由はいろいろある。まず、ネタの良さ、そして変わったネタを置いているということ(「おしながき」にはない“隠し球”がいつも出てくるのが嬉しい)。 そして、研究熱心な「むうさん」がいつも新作の創作寿しを披露して、味わわせてくれること。むうさんの関心は中華や洋食にも及び、和の王道を行く「鮨」という一品を自由自在に操ってくれる(写真右=生アナゴ。塩味だけで十分甘~い!) 最後に、これが最大の理由かもしれないが、その気さくな人柄とサービス精神。トークもギャグも絶妙で、しゃべり出したら止まらない(写真左=いつも必ず頼むのが、この「珍味の五種盛り」。全てむうさんの手作り。左から、タイのウロコ素揚げ、イカの干物、甘エビ干物、赤貝のヒモ、タコの肝佃煮)。 そして、時々「今実験中やから、これサービス!」と言って、様々な酒のアテを試食させてくれる。この日も、「タマゴの佃煮」なるものを味わえた(写真右=マグロの血合いの炙り。肉がとろけるように旨い!)。 さて、この日味わった美味しい寿しのラインナップは、生アナゴ、シマアジ、サヨリ、マグロの血合いの炙り、鳥貝、赤貝、煮ハマグリ(写真左=崩れやすいので直接手のひらに乗せてくれました)、生ハモ、マグロのづけ、甘エビ、イワシ…。 そして、創作手巻きの「パセリ&お新香&ゴマ」(写真右=これがほんまに旨い! 比較的簡単に出来そうだから、今度家で挑戦してみよっーと)や、「サーモンの中華風」。後者はさらしタマネギを少し乗せ、ゴマだれで味わうが、なるほど!というお味。これも家でやってみる価値あり!! さらに、むうさんが「まだ試作中やけど…」と言いながら、握ってくれた大トロのルイベ(写真右下)、青ノリの煮こごり。大トロは梅肉とスダチでいただくが、これがまた涙ものの旨さ!(写真左=今が旬の生ハモの握りも味わえます!)。 気になるのがお値段だろうが、この日は連れ合いと娘と3人で行った。飲み助の娘がこの日は体調不良ということであまり酒量が上がらなかったこともあるが、1人15カンくらいずついただいて、僕と連れ合いの2人は散々飲んで、お勘定はしめて3万1千円也。 北新地の他の高級寿司店なら、おそらくは2~3万円は下らないであろう、新鮮で、手の込んだネタをいただいてこのお値段である。何という良心的な価格!(だから、年に一度や二度くらいは許される贅沢?)。正直言って、あまり他人に教えたくない店の一つである。 むうさん、ほんとにいつも「いい仕事」をしてくれて、美味しい「入魂の握り」を有難う! これからもよろしくお願いしますね。 【無鮨・石和川】大阪市北区堂島1-3-33 電話6347-5525 午前11時半~1時半、午後5時~11時ごろ 日祝休 カウンター10席だけのお店なので夜は予約必須です。 【追記】「無鮨・石和川」は現在は「無鮨・むらた」と店名が変わっていますが、店主の村田さんは変わらず、美味しい鮨を握ってくれています。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[グルメ] カテゴリの最新記事
お寿司の中華風というのは面白いですよね。
うちの会社の中国人社員は、来日した当初はナマモノに恐怖心さえ抱くみたいだけど、慣れてくるとみんな間違いなく大ファンになりますね。 何だかお腹が空いてきましたー★ (2006/09/09 07:27:10 PM)
読ませてもらっただけで、どれほど美味なのかが
とても伝わってきます。 特に生の鱧・穴子は魅力的です! 身事態の甘味が充分に感じられて絶品でしょうね~ それと、鯛の鱗の素揚げは興味津々です。 常に色々な新作を考えていらっしゃるご主人様に 敬服です。 いつか、必ず尋ねてみます。 (2006/09/10 05:49:54 AM)
見てるだけで涎が出そうです!
マグロの炙り、画面に思わず手が行ってしまいましたよ。。 目から鱗。。。「そんな奴おれへんやろ」って言われそうですけど(笑) 高級寿司店、最近ご無沙汰です。 最近の寿司屋さんはカウンタが固定されてるんですね(笑) (2006/09/10 07:57:21 AM)
武則天さん、こんばんはー。
>お寿司の中華風というのは面白いですよね。うちの会社の中国人社員は、来日した当初はナマモノに恐怖心さえ抱くみたいだけど、慣れてくるとみんな間違いなく大ファンになりますね。何だかお腹が空いてきましたー★ 中華でもタイを刺身で食べる習慣はあるみたいだから、この中華風のサーモン寿司、中国から来た人でもきっと気に入ると思いますよ。ぜひ勧めてあげてください。 (2006/09/11 12:11:46 AM)
B・G(^ ^)さん、こんばんはー。
>読ませてもらっただけで、どれほど美味なのかがとても伝わってきます。特に生の鱧・穴子は魅力的です! 身自体の甘味が充分に感じられて絶品でしょうね~。それと、鯛の鱗の素揚げは興味津々です。常に色々な新作を考えていらっしゃるご主人様に敬服です。いつか、必ず訪ねてみます。 生のハモ&アナゴは最高ですよ。身そのものが十分甘味を持っていて、塩を振っただけで、噛めば噛むほど、旨みがにじみ出てきます。ぜひ一度お試しを! それからタイの鱗の素揚げも、ほんとに美味しいですよ。塩を少し振って食べれば、日本酒が進みます! 切り身を買ってきたとき、鱗を捨てずに試してみてください。 (2006/09/11 12:17:00 AM)
きんちゃん、こんばんはー。
>見てるだけで涎が出そうです! マグロの炙り、画面に思わず手が行ってしまいましたよ。。目から鱗。。。「そんな奴おれへんやろ」って言われそうですけど(笑) 高級寿司店、最近ご無沙汰です。最近の寿司屋さんはカウンタが固定されてるんですね(笑) 回転寿司のレベルも最近は上がってきましたねー。僕も時々お世話になりますよ(笑)。でも、店主とネタについて、いろいろとお話しながら握ってもらうのもいいもんです。マグロの赤身は僕は嫌いなんですが、この血合いの炙りは最高に旨かったです。高級牛肉みたいな食感でした。 (2006/09/11 12:25:15 AM)
私はお寿司屋さんに行くと、大抵何品か肴になるお料理をいただきます。どちらかと言うとお鮨は仕上げに摘まむ感じなんです。だからこのようなお料理として楽しめるお寿司屋さんは大好きです。機会があれば一度行ってみたいものであります。
(2006/09/11 03:54:11 PM)
あとむこばるとさん、こんばんはー。
>私はお寿司屋さんに行くと、大抵何品か肴になるお料理をいただきます。どちらかと言うとお鮨は仕上げに摘まむ感じなんです。だからこのようなお料理として楽しめるお寿司屋さんは大好きです。機会があれば一度行ってみたいものであります。 なるほど、寿司屋での食べ方が「通」ですね。僕もそんな大人の食べ方がしてみたい一人ですが、根が卑しいもんで(笑)、いきなり、「握り」から入ってしまいます。いつか、そういう大人の食べ方を好む日が来るかなぁ…(^_^;) (2006/09/12 12:49:58 AM) |
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