カテゴリ:旅
またまた地方への旅(24~26日)でした。BAR巡りが中心だった先々週の札幌、小樽とは違って、今回は仕事中心です。
行き先は石川県の金沢、輪島。輪島と言えば、3月25日に起きた能登半島地震で大きな被害を受けた記憶も新しいところです。その1カ月にあたる現場も訪れてきました。 輪島の様子は次回に触れるとして、初日(24日)の金沢での夜には、楽しい出会いがいくつもありました。 金沢は僕が20代の前半、約5年間仕事をし、暮らした忘れられない街です。楽しい思い出、苦い思い出…いろんな思い出が詰まった街。そんな金沢ですが、実は、訪れるのは約10年ぶりです。 夕方、仕事を終えた僕は通称「ひがし」または「東の郭(くるわ)」と言われる地区へ急ぎました。そこの元お茶屋を改装した素敵な料理屋さん(「螢屋」=写真左=という名でした)で、約束の女性・Sさんは待ってくれていました。 25年ぶりの再会でした。Sさんは昔、仕事でとてもお世話になった方です。美しくて上品で、聡明で、人柄も素晴らしくて、欠点を探すのが難しいような女性でした(写真右=Sさんんと僕)。 歳は僕より一回りほど上の方なのですが、感性が若いせいか、話していてもあまり歳の差は感じませんでした(でも、残念ながら初めて出会った時点でSさんは人妻でした…(笑))。 金沢を離れた後も、ずっと年賀状等のやりとりは続いていました。英語が堪能なSさんは、ライフワークでもある外国人に日本語や日本の文化を教える活動をずっと続けてきました。 僕は「いつかまた会いたいなぁ」とずっと密かに思い続けてきました。そして、能登半島地震が起こった直後、自宅や家族に被害がなかったかどうかを尋ねた僕のメール(いつかもらった手紙にメールアドレスがありました)に、Sさんはすぐ返事をくれました。 「金沢に来る機会があるなら、ぜひ少しの時間でも会いたい」と。そして、今回の再会が実現しました。四半世紀ぶりだから、お互い当然、経年変化はあります。 しかしSさんの場合は、「美しく年輪を重ねた」という表現がぴったりのような方でした(写真左=螢屋の内部。意表を突くガラス張りの廊下が面白い)。 「再会なんて望まずに、昔(出会った時)のイメージ(記憶)のまま抱いていてくれる方がいいのかもしれないとも思ったけれど、それでもやはり会って良かった…」と言ってくれました。その思いは、僕もまったく同じでした。 「螢屋」で美味しい料理と地酒をいただきながら約3時間余、僕とSさんは25年の空白を埋めるようにいろんな、積もる話をしました。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎます。近いうちの再会を約束して、僕はさびしい気持ちを押し殺しながらお別れしました。 この後、泊まるホテルのある香林坊、片町エリア(金沢最大の歓楽街です)へ引き返し、ささやかなBAR巡りに戻った僕ですが、それは輪島の報告も併せて、次回に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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