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Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2020/04/01
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Bar UKマスターの怒りのつぶやきです。

 コロナウイルスの感染は、国内でも拡大・拡散が止まりません。小池東京都知事による「バーなどへの出入り自粛要請」まで出され、案の定、大阪の知事も追随して同じようなこと会見で発言しました。両者とも「出入り自粛を」という表現で客側に責任を押し付けていますが、結局は外食産業に、とくにバー業界に「客を入れるな。ただし、後の責任はとらんから…ね」と言ってるのに等しいです。

 一番腹が立つのは、ガールズバーやキャバクラと、(隣席での密接な接客・接待などしない)オーセンティックバーを一緒くたにしていることです。自治体トップの発言の影響力は想像以上に大きいのです。実態に合った、正確かつ適切な表現が出来ない人間は、そもそも首長になるべきではありません。バーUKは、営業停止命令が出ない限り、店は閉めませんので、悪しからず。

 今回のコロナ禍、様々な業界・業態の経営に大きな影響を与えていますが、とくに深刻なのが、ホテル・旅館業、観光・旅行関連業、航空業界、イベント関連業、スポーツジム関連業、貸館業、ブライダル関連業、音楽・舞台アーチスト等ではないでしょうか。ここに挙げた業界・業種は、どこも収入が通常より7〜9割減といいます。

 政府や自治体の皆さん、こうした業界とそこで働く人たちへの支援は急を要します。何も手を打たなければ2〜3カ月で危機的な状態に陥るでしょう。倒産、廃業、閉店が相次ぎ、失業者、自己破産者が溢れるという事態にならないように、出来る支援をすぐにでも始めてあげてください。

 政府・自民党内では、商品券給付のほかお肉券、お魚券とか、旅行券とか呆れた案もあれこれ出ているそうですが、ほんと情け無いです。もう、空いた口が塞がりません。お肉券、お魚券、旅行券なんて、特定業界だけが潤う施策ではありませんか。まったく意味不明です(そもそも、「外出を自粛しろ」と言いながら旅行券なんて、矛盾するでしょ?!)。

 飲食業界ももちろん苦しいです。しかし、私たちは店を開けて営業活動が続けられるだけまだマシです(欧米諸国のように、飲食店にまで閉鎖命令が出ていない現状が、ほんと有難いです)。私たちは自助努力で工夫して、我慢して、出来るだけ頑張ります。今は、営業活動が出来ず、収入の道が断たれている業界の人たちを優先的に助けてあげてください。どうかお願いします!

 その後のニュースを見ていると、政府もようやく(所得制限などの条件付きですが)現金給付での支援策を検討し始めたようです。それは良い方向だと思いますが、とにかく大事なのは「最短でいつから給付できるのか」です。

 くどいようですが、仕事が激減した人たちやリストラで収入が途絶えた困窮家庭が今苦しんでいるのは、家賃、光熱費、教育費、医療費など現金でなければ払えない類いのものです。そうした世帯が切実に求めているのは、現金給付や所得補填です(政治家や高級官僚の皆さん、商品券や旅行券で家賃が払えますか? 加えて言えば、納税猶予や社会保険料の減免も必要だと思いますよ!)。

 「現金で渡すとみんな貯金してしまい消費につながらない」と言ってる金持ちボンボンで育ったアホ大臣がいましたが、困窮家庭に貯金に回す余裕などありません。現金を給付すれば、必ずそれは生きたお金として世の中で動きます。とにかく一日でも早く支給してあげてほしいです。スピード感が大事です。ここできちんと対応しなければ、百年の恨みを買いますよ、政治家や高級官僚の皆さん!

 愚策である商品券案にしても、最短でも支給は5月末だといいます。何度も言いますが、今の状況があと2カ月も続いたら、きっと間に合いません。倒産、廃業、失業、自己破産が相次いでから商品券を配っても、何の意味があるのでしょうか? 支援は急を要するのです。それまでは「自己責任で、自助努力で乗り切ってください」ということなんですか?

 まったくもって、庶民の厳しい現状や切実な願いを理解できない政府をいただく私たちは、ただ不幸と言うしかない(まぁ、そんな政治家を選挙で選んだのも有権者ですから、結局は、自業自得ということなんでしょうが…)。

 それにしても、政府(首相や官房長官、厚労相ら)や各都道府県の知事も、人が集まるイベント開催の自粛要請はあれこれ言うのに、なぜか、パチンコ屋の営業については一切何も言いませんね。パチンコ業界は相変わらず、自粛要請もされず、普通に営業を続けています。この業界だけが例外扱いされていることに、個人的にはすごく違和感があります。密閉・濃厚接触・多人数の空間はダメと言いながら、なぜなんでしょうね? ライブハウスの経営者たちはもっと怒るべきです!

 29日朝のTBS「サンデーモーニング」では、「パチンコ屋は営業してていいんですか?」という話題に触れていました。もちろん、番組に出てた専門家は「(密閉、密接、密集の)3条件がそろってるし、台に付いてるハンドルだっていろんな人が触れてるし、私なら行きませんよ」と言って、遠回しな表現で批判してました。

 もうそろそろいい加減に、誰かがパチンコ屋の営業自粛についてもちゃんと言わないといけないと思います(業界団体が警察官僚の天下り先になっているのは有名な話ですが、与党だけでなく、野党もあまり問題にしないから、どっちの側もこの業界からたくさん献金もらってるからなんでしょうかねぇ…)。

 私は、一人のバー経営者として、自分の店を感染源にしない、そして、飲食業界すべてに営業自粛要請が出るような事態は避けたいと願っています。なので今後も、自分の店では出来る限りのことをやっていきたいと思っています。すでに、以下の5つのことを実践しています。

 1. 入店時には、携帯スプレーで手の消毒をさせて頂いています(店内にはアルコール・ティッシュも常備していて自由にお使い頂けます)。

 2.ドアノブやカウンターの上などお客様が触れる機会が多い箇所は、定期的に消毒しています。

 3. 在店中にも必要ならば、こまめにせっけんでの手洗いをお願いしています。

 4. 席は余裕がある限り、離れて座って頂くように配慮しています(2人連れ、3人連れの場合は無理ですが…)。

 5. 出入口のドアは、営業中も換気のため、締め切らず少し開けた状態にしています。

 皆さまのご理解、ご協力を何卒宜しくお願い致します。





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Last updated  2021/06/21 08:38:19 AM
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うらんかんろ

うらんかんろ

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汪(ワン)@ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

Free Space

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