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ITTETSU GALLERY:もう一つの成田一徹(41)~(50)
バー・シーンを描いた切り絵で有名な成田一徹(1949~2012)ですが、実は、バー以外をテーマにした幅広いジャンルの切り絵も、数多く手掛けています。花、鳥、動物、職人の仕事、街の風景、庶民の暮らし、歴史、時代物(江戸情緒など)、歴史上の人物、伝統行事・習俗、生まれ故郷の神戸、小説やエッセイの挿絵、切り絵教則本のためのお手本等々。 今回、バー・シーンとは一味違った「一徹アート」の魅力を、一人でも多くの皆さんに知ってもらいたいと願って、膨大な作品群のなかから、厳選した逸品を1点ずつ紹介していこうと思います(※一部、バー関係をテーマにした作品も含まれますが、ご了承ください)。 ※絵の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします。 ![]() (41)見世出し(お座敷デビュー)(1990年代後半) ![]() (42)毬栗(いがぐり)(1990年代前半) ※毎日新聞「休刊日のお知らせチラシ」用の挿絵。一徹氏は1993〜95年の3カ年、「季節」をテーマにした切り絵を、この「休刊日チラシ」のために制作した。 ![]() (43)北大路 魯山人(1988年) ※極めて珍しい一徹氏の油絵。山城新伍、宍戸開、岩井半四郎ら出演、津川雅彦・演出の舞台「幻・魯山人」のPRポスターのために制作された。 ![]() (44)愛の語らい(2005年頃) ※連載小説(またはエッセイ)の挿絵のために制作。 ![]() (45)酔い湯だな(1992年)※切り絵に手彩色 ![]() (46)江戸情緒:道灌山(どうかんやま)(2005年頃) ※歌川広重の浮世絵「東都名所 道灌山虫聞之図」を下敷きにした絵(道灌山は、現在の荒川区西日暮里4丁目にある台地。江戸時代は「虫聞き」や月見の名所だった)。 ![]() (47)酔いつぶれた男(1981年) ※色鉛筆とクレヨンに手彩色(プロデビュー前、バー空間の表現手法を模索していた頃の作品。真上から見下ろす大胆な構図が面白い)。 ![]() (48)クラシック・ファッションのための習作<B>(1990年代前半) ※第18回目で紹介した<A>とほぼ同じ時期に制作されたと思われます。 ![]() (49)順風満帆(2005年頃) ※原画は、神戸のバー「ル・バトウ(Le Bateau)」=神戸市中央区中山手通1-16-12 東門ヴィレッジ2F=店内の壁に飾られています。 ![]() (50)なまはげ(2000年頃) ※絵の制作時期については正確に分からないものも多く、一部は「推定」であることをお含みおきください。 【Office Ittetsuからのお願い】成田一徹が残したバー以外のジャンルの切り絵について、近い将来「作品集」の刊行を計画しております。もしこの企画に乗ってくださる出版社がございましたら、arkwez@gmail.com までご連絡ください。 ・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
Last updated
2020/12/06 10:21:45 AM
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