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Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2025/03/25
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雑誌「TOYRO BUSINESS(トイロ ビジネス)」からの転載
   連載コラム【愉しみは酒の数だけ…第10回】
  オーセンティック・バーとワインの関係

私のバーは主にウイスキーを提供している。お客様の要望に応じて、カクテル・バーにもなるが、ワイン専門のバーではない。だから、ワインをしっかり飲みたくて来るという人はほとんどない。

しかし、それでもワインをご所望という方のために、白(ブドウの品種=ソーヴィニョン・ブラン)、赤(同=カベルネ・ソーヴィニョン)、スパークリングを各1種類ずつは常備し、気軽に味わってほしいので、いずれもリーズナブルな銘柄を選んでいる。

お客様の中には、ウイスキーもカクテルもワインも同じくらい好きだという人はいる。そうした方々には、例えば、ウイスキー好きの方には、ワイン樽で熟成されたシングルモルトをあれこれ提案している。

一口にウイスキー熟成用のワイン樽と言っても、最近は、赤でもフランス、イタリア、カリフォルニアなどの産地別の樽、白だと甘口のソーテルヌ、辛口のシャルドネなど様々な樽が熟成に使われており、樽違いで飲み比べすると結構面白い。

そして、ワイン・カクテルが飲みたいという方には、白ワインベースなら、キール(+カシス・リキュール)、スプリッツァー(+ソーダ)、オペレーター(+ジンジャー・エール)、赤ワインベースなら、カーディナル(+カシス・リキュール)、キティ(+ジンジャー・エール)、アメリカン・レモネード(+レモン・ジュース)、スパークリングならベリーニ(+ピーチ・ジュース)、ミモザ(+オレンジ・ジュース)とかをおすすめしたい。

ワイン・バーでは、ワイン・カクテルはなかなか注文しづらいだろうが、オーセンティック・バーなら気軽に頼めるはずだ。冬場ならとくにホット・ワインがおすすめ。クローブやシナモン、ナツメグなどのスパイス類を入れると美味しさが増す。クリスマス・シーズンには、甘味を強調したグリュー・ワインというドリンクをホットで頂くのも人気だ。

さらに、ワイン周辺のお酒としては、シェリー、ポートワイン、マディラ・ワインなど「酒精強化ワイン」と呼ばれるジャンルがある。普段あまり飲まない、こうした珍しいお酒をじっくり味わえるのもオーセンティック・バーの魅力だ。

ただし、ワインについては中途半端な知識しかない私は、ワイン好きのお客様にはいつも、「(ワインを)本格的に楽しみたいのなら、オーセンティック・バーよりもワイン専門のバーへ、できればソムリエの方がいるお店へ行きましょう」と、躊躇なくおすすめしている。ワイン・バーでは、専門知識の豊富なマスターが、貴方の素朴な疑問にも、きっと嫌がらずに答えてくれるはずだから。







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Last updated  2025/03/26 10:00:02 AM
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うらんかんろ

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kopn0822@ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン)@ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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