Giardino Capriccioso

2006/03/06(月)22:16

セント・オブ・ウーマン/夢の香り

Cinema! Cinema!(8)

今日はアカデミー賞の発表がありましたね 予想通りな受賞も、少し違った結果も色々あって楽しいデス。 でもアカデミー賞、で思い出す映画の事を今日は少し・・。 「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」 大・大・大好きな映画の一つ。 アル・パチーノが7度目かのノミネートでようやく待望の 主演男優賞を受賞した作品。1992年でした。 盲目の退役軍人のフランク(アル・パチーノ)を 感謝祭の休暇中にアルバイトで世話することになったチャーリー(クリス・オドネル) 地方から全寮制の名門校へ入学したチャーリーは奨学生。 いわゆる「良家の子弟達」が多く通う学校では少しだけ違う存在。 休暇に家には戻らずバイトをして静かに過ごすはずの彼は いけすかない学校長の車に学友がいたずらをしかけているのを 同級生のウィリスと一緒に目撃し、 大きなトラブルに巻き込まれてしまう。 大きな悩みを抱えて過ごすことになったチャーリの感謝祭。 世話をすることになった元・軍人のフランクはとんでもなく気難しい。 それでもおとなしく家で過ごすのかとおもいきや フランクのある「計画」の為になんと彼に付き添いニューヨークへ! あれよあれよというまに フランクのペースで事は進んで行き・・・・・ ・・・・・とまぁ、観ていない方の為にもこのへんで(笑) 世代も境遇も違う二人がお互いの人生の中で大事な選択をせまられた。 2人は旅を共にするうちに心を通わせていき、 いつしかかけがえのない絆が生まれていく・・・・ 観た後は本当に清々しい気分になれる、 とても上質なストーリーです。 (こういう映画を作るハリウッドは好きだなぁ・・と思う) この映画を語るときに必ず アル・パチーノとガヴリエル・アンウォーのタンゴのシーンが 取り上げられるのですが、これはもう溜息ものの名場面だと思う! ぜひご覧になってない方、機会があれば観て下さい♪ ところで本日主演男優賞を受賞した「カポーティ」の フィリップ・シーモア・ホフマンが この「セント・オブ・ウーマン」ではチャーリーの同級生役で 嫌~~な高校生(同級生のウィリス、ね)演じてます(苦笑) あまりイヤな感じで忘れられない、と思ったら 十何年も経って主演男優賞受賞とは・・!やはり実力はあったのねぇ。 しかしわずか数年でスッゴイおっさんになってて驚いたゾ! さてさて、これから日本公開される作品も多いですし この時期に合わせてテレビで放送される過去の受賞作も多いので 映画好きとしてはとても楽しみ アカデミー・ナイトに東洋の片隅から 本日のダークサンレモを全ての映画人に捧ぐ・・(なんちて!)

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